予期せぬ状況は当たり前!?フリーランスがトラブルに遭わないために気をつけたいこと

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フリーランスになると、会社員時代には他の担当者がいた「営業」「経理」などの業務も自分自身でこなす必要が発生します。現在の業務以外にも担当した部署があったなど、一定以上慣れている人ならいざ知らず、全く未経験の業務であれば、トラブルの元になりがちなのも事実です。今回は、フリーランスの陥りがちなトラブルとその対処法について取り上げていきます。

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目次

トラブル内容の上位は「お金」と「品質」と「納期」

まず、フリーランスがクライアントと揉める原因トップ3には「お金」と「品質」と「納期」があり、それらが複数重なった場合、更に問題が複雑化する傾向にあります。ありがちな失敗例とともに、対処方法を検討してみましょう。

トラブル1:お得意様から紹介されたクライアントだから、となあなあに…

Aさんはフリーランスエンジニアとしては日が浅いものの、以前の人脈からソコソコ継続案件もあり、ひとまず順調な様子です。ある日いつも発注してくれるB商事の主任から、「系列会社Cのシステム開発案件について紹介したい」と依頼がありました。実際に打ち合わせをしてみると、C会社のシステムはB商事が使用しているシステムをコンパクトにした内容でOKということや、B商事からの次回発注までの期間が少々空くため、そのスキマ時間を有効活用できる程度の工程で対応可能だと、Aさん自身もB商事の主任もC会社の担当も納得の発注となった…はずでした。

AさんはB商事の時と同様に契約時、見積書と発注指示書を交わします。3ヵ月で終わる見込みの、自身も何度か経験した開発なので順調に事は進むはずでした。しかし実際に開発が進んでいくと、B商事のシステムを流用した形ではC会社のシステムは上手く稼働できないことがわかりました。再度C会社の担当と打ち合わせをしますが、仕様変更の箇所が想像以上に大きく、実際に開発に必要な工数も当初よりボリュームアップになってしまいます。

それでもなんとか期日までに納品し、とりあえずC会社の担当と追加業務に関しても請求を行おうと試みます。しかし答えは「当初の契約時に出された見積書の分しか支払えない。仕様変更の対応も料金に含まれていると思っていた」。

今までB商事との取引の際には、仕様変更などの対応は追加発注というのが暗黙の了解で有ったため、そもそもC会社に対し「何をもって納品とするか、修正対応などの追加料金はどう発生するか」といった点を説明することがおろそかになっていました。結局Aさんは何度もC会社に掛け合いますが、今後のB商事との関係を考えるとあまり執拗に食い下がることもできず、最終的に追加の工程に関する請求は泣き寝入りとなってしまったのです。

回避方法:契約は毎回きちんと交わそう

上記の例の場合、なんといっても契約書をきちんと交わしていないことが最も問題です。フリーランスの場合、慣れない作業であることから、ついつい後回しにしたり、先方から提示された条件を深く確認せず契約書に判を押してしまったり…というケースが目立ちます。特に先方から提示された契約書には、「追加報酬の支払い条件」などの面でフリーランスが不利になりうる内容が書かれていることも少なくありません。内容はしっかり熟読する必要があります。

また、一度契約したからといって、2回目以降契約作業を適当にしてしまうのもよくありません。これらの油断が大きなトラブルのもとになります。
まずは業務に入る前に、契約書をきちんと交わすクセをつけましょう。
クライアントの決裁期間や納期との兼ね合いにより、契約が同時進行になってしまうケースは細心の注意が必要です。

参照:厚生労働省「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン」

トラブル2:締め切り間際「やっぱり納品できません!」

Dさんはフリーランス1年目。会社勤め時には経験できない案件がたくさん受注できる!と意気揚々としています。最初は思い切って様々な案件にチャレンジしたところ、運よく数件が受注に繋がり、順調に業務をこなしていました。そして半年過ぎた頃、継続案件に加え、大手企業の案件にチャレンジするチャンスが巡ってきます。

チャンス!とばかりにDさんは案件に飛びつきました。しかし、実際に作業を進めてみると、今までの経験では一筋縄ではいかない、難易度の高い案件でした。何度納品してもリジェクトの嵐です。そして最終納期の期日を目前に、別の継続案件の締め切りも重なり、体調不良に見舞われることとなりました。結局大手企業の案件を納品後、入院を余儀なくされ、継続案件には納期の延期を申し出ることとなってしまいました。

回避方法:常に業務のバランスを見直そう

フリーランスのメリットとして「会社勤めの時には携われなかった案件に携われる」という点がよくあげられますが、これには良し悪しがあります。もちろん自分のレベルより高みを目指すことは成長を促す上でも重要です。しかし、いきなり無理をするとどこかで破綻してしまいかねません。また、副業フリーランスでは、本業の繁忙期なども十分に加味して受注量をコントロールすることも必要です。

このようにフリーランスは、セルフマネジメントすることが常に求められます。
チェックポイントとしては次の例があります。

  • レベル:自身の経験と比較して高難易度のものを過度に受注していないか。難易度が高い場合、工数の見積もりは適切か。
  • 業務数:自身の私生活のスケジュールや体調面も含め、業務数は的確か。自分の最低限欲しい収入をキープできる業務ラインを維持できているか。

上記の観点から、自身の業務を見直し、過度な無理をしないことが、安定したフリーランスとして活動できるカギといえるでしょう。

トラブルに遭わないためには「自分を守る」意識が大切

フリーランスで仕事を続けるうえで、全くトラブルに遭わない人は少ないでしょう。そのすべてが理不尽な要求や、報酬未払いになるケースといった不幸なケースとは言えないまでも、クライアントとのちょっとした意識の違いが問題に発展することも多くあります。契約書を交わすのはもちろんのこと、打ち合わせの資料やメールなどは、案件が完全に終わるまで残しておいた方が得策です。

また、クライアントとのトラブルが起きやすい原因の一つとして「『報・連・相』が足りない」こともあげられます。何か起こってから連絡するのではなく、業務の進捗や確認事項の連絡を適宜行うだけでもクライアントの信頼は変わってくるものです。何気ないやり取りから認識の違いが浮き彫りになり、大きなミスを未然に防げる可能性もあります。

最終的に評価されるのは成果物ですが、プロセスをおざなりにしないことも、フリーランスの「自分を守る知恵」として心得ておくとよいでしょう。

最後に、契約前にクライアントを研究することも「自身を守る」ためには必要です。周囲の評判なども参考に「未払いなどのトラブルはなかったか」「案件の進行時にクレイマーになっていないか」「納品物は適切に管理されるのか」などを調査したうえで契約するのがより安心です。見極め方の一つとして「平均以上の値下げ要求」や「短納期の案件」はトラブルの元となりやすいので、より詳細な打ち合わせをすることがおススメです。

参照:フリーランスのトラブルについて解説した記事はこちら

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