インターネットを介して顧客との接点を獲得するのが一般的になった現在、WEBマーケターの需要が高くなっています。
そのため、WEBマーケターとして活躍している人の中には、フリーランスを目指してスキルアップを図る人が増えているようです。
この記事では、フリーランスのWEBマーケターに求められるスキルや、案件を獲得する方法について解説していきます。
WEBマーケターってどんな仕事?
そもそも、WEBマーケターの仕事とはどんなものでしょうか?
WEBマーケティングの仕事は非常に幅が広く、そのすべてを経験している人は少数派です。
フリーランスとして活躍していくためには、自身のマーケターとしての強みと弱みを明確にしたうえで、活躍するフィールドの選択やスキルアップに必要な経験を明確にする必要があります。
そのため、まず最初にWEBマーケターの仕事内容について、どんなものがあるのか解説していきます。
WEB広告の運用
マーケターの仕事として代表的なものの一つが、「WEB広告の運用」です。
代表的なWEB広告としてはGoogleやYahoo!のリスティング広告(検索広告)が挙げられますが、それ以外にも、SNS広告やYOUTUBE等の動画広告、ディスプレイ広告等、非常に幅広い種類の媒体があります。
媒体ごとにそれぞれ特徴があり、リード獲得を目的とするものや認知度アップに効果的な広告等もあるため、戦略や目的に合わせて適切に運用する必要があります。
人材獲得競争が激化している現在、人材紹介会社や人材派遣会社のマーケターの需要も強く、その場合はIndeedや求人ボックスなどのアグリゲーション型メディアの運用経験が求められるケースもあります。
SEO対策
SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)のことで、検索エンジンの検索結果上位に表示されるようにすることです。
サイトに訪問する人を増やし、WEBサイトの成果向上を目指します。
SEO対策は実質Google対策
StatCounterの調査(2023年2月)によると、日本国内の検索エンジンシェアは以下の通りとなっています。
検索エンジン | シェア |
---|---|
77.59% | |
Yahoo! | 14.56% |
Bing | 6.96% |
その他 | 0.89% |
これを見ると、日本の検索シェアの大半(77.59%)がGoogleとなっていることが分かります。
また、Yahoo!はGoogleのアルゴリズムを採用しているため、GoogleとYahooの検索シェアを合わせると、なんと92.15%にも上ります。
この数字からも分かるように、SEO対策は実質「Google対策」といえます。
SNS運用
SNSは顧客と直接コミュニケーションをとることが出来る重要なマーケティングツールです。
自社の商品やサービス、もしくは社員の日常を発信することで、SNSのフォロワーを増やし、将来の顧客となるようなファンを増やすことが可能となります。
マーケティングに役立つSNSとして、InstagramやTwitter、FacebookやTictok等様々なサービスがあるので、自社の取り扱うサービスによって最適なものを選択して運用しましょう。
メディアの運営
メディアの運営もマーケターの仕事の代表的な仕事のひとつです。
メディア運営といっても、ECサイトや求人サイト、ニュースサイトや自社HPのブログまで様々ですが、フリーランスとして活躍していくマーケターとなるにはPV数や売り上げを伸ばした経験等が有用だといえます。
>フリーランスWEBマーケターに求められるメディア運営経験詳細はコチラ
メディア運営の仕事内容は多岐に渡りますが、ここではメディア運営で求められる代表的な仕事内容について解説していきます。
メディア方針の策定や記事作成のディレクション
メディア運営を行うにあたっては、まずはメディアの運営方針やコンセプトを決める必要があります。
自社メディアの運営方針を決めたうえで、記事の企画立案と執筆者(ライター)の選定と依頼を行うのが一般的な流れとなります。
記事の企画立案(ディレクション)の段階では、記事のテーマやターゲット層を決め、記事のコンセプトやアイデアを出し合います。
その際に、SEO対策やマーケティング戦略に基づいて、どのような記事が需要があるのかを分析し、戦略的に記事のテーマを決めることもあるため、メディア運営にはSEO知識を求められるケースが多くなっています。
記事ライティング
記事執筆は外部のライターに執筆の依頼をする場合と、自社のライターが執筆を行う場合の大きく2パターンがあります。
メディアによっては記事の企画立案を行うディレクターが、記事の執筆も兼任する場合もあるので、案件を探す際には、自身の経験と伸ばしたいスキルなどを軸に考えるのが良いでしょう。
サイト内のアクセス分析
マーケターとしてメディア運営を行う場合は、運営するサイトの分析が外せない業務の一つです。
運営するメディアのアクセス数やアクセス経路、サイトを訪れる際に用いられた検索キーワード等を分析し、より効果的なメディア運営を目指します。
広告やサイト運営費用と利益を計算し、次の戦略を立てるためにも、メディア運営とサイト分析は切り離して考えることが出来ないものになります。
ここでは、Googleが提供している無料のサイト分析ツールについて、代表的なものをご紹介します。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスはその名の通りグーグルが提供するサイト検索ツールで、企業サイトから個人ブログまでありとあらゆるWEBサイトで利用されています。
そのため、フリーランスマーケターとして活動する際には、アナリティクスを用いてサイト内の分析を行うことを求められるケースが多いでしょう。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールも、グーグルが提供する分析ツールの一つです。
これを使用すれば、自社サイトに訪問したユーザーがGoogleで「どんなキーワードを検索して自社サイトを訪問したのか」を知ることが出来ます。
Google検索における表示回数(impression)とクリック数を知ることが出来るので、SEO対策を行う上では必須のツールとなっています。
Googleタグマネージャー
Googleタグマネージャーは、WEBサイト内にタグを設置・管理できるツールです。
これを適切に用いることで、Googleアナリティクスでの計測をより自社に最適化した計測を行うことが可能です。
設定には専門的な知識が求められますが、使いこなすことでより精緻なWEBサイトの分析が可能になります。
参照:Google「タグマネージャー」ラ
フリーランスのWEBマーケターになるには?
Webマーケターがフリーランスとして活躍するために、どのように仕事を見つけ、受注するかが非常に重要となります。
ここでは案件の獲得方法について、代表的なものを解説していきます。
フリーランス特化のエージェントを利用する
フリーランスのマーケターが案件を獲得するオススメの方法の一つが、フリーランス特化のエージェントを利用することです。
エージェントに自身の経験やスキルを登録することで、WEBマーケティングに関する仕事をマッチングしてくれるサービスとなっているので、「自分自身に合う案件がどんなものか分からない」という人にはぴったりのサービスとなっています。
ここでは、フリーランス特化エージェントを利用するメリット・デメリットについて解説します。
メリット①:最適な案件を探すことが可能
フリーランス特化のエージェントでは非常に多くの案件を受注しているため、個人の人脈では獲得が困難な仕事を得ることが可能になります。
また、案件の内容についても細かく把握しており、「どんなスキルが求められる仕事か」を案件ごとに把握しています。
そのため、自身の経歴やスキルや希望を登録することで、最適な仕事を獲得できる可能性が高いのがメリットの一つです。
メリット②:クライアントとの交渉を代行してくれる
フリーランスエージェントに登録することで、個人では困難なクライアントとの契約や報酬などの交渉を代行してくれることもメリットの一つです。
また、支払いトラブルやクレームが発生した場合も、エージェントが対応してくれるので、マーケターが目の前の案件に集中できることもメリットの一つです。
デメリット:セルフブランディングの機会を失う
エージェントを利用することで、自己マーケティングの機会を失う可能性があります。
フリーランスのマーケターであれば、SNSや自身のポートフォリオとなるようなWEBサイトを運営することで、クライアントに自分のスキルや経験をアピールすることが可能です。
しかし、マーケターがエージェントを通して仕事を得る場合には、必ずしもSNSや自身のサイトが必要ではないため、将来的な仕事獲得の機会が減る可能性があります。
そのため、エージェントを利用して案件獲得をする際にも、自分自身の実績やスキルは何か?をいつでも伝えられるように整理しておくことが必要です。
人脈で探す
フリーランスが仕事を受注する際、割合として最も多い経路は実は「人脈」です。
フリーランス白書2022によると、「最も多い仕事獲得経路」は「人脈」が最も多く、65.9%を占めています。
「人脈」に続いて多いのが「過去・現在の取引先」経路での仕事獲得で、58.3%となっています。
これに対して、「最も収入が得られる仕事獲得経路」は「エージェントサービスの利用」が14%となっています。
ただし、マーケターの案件に関していえば、エージェントを利用すること自分自身がこれまでかかわってこなかった業界の仕事を得ることが可能になるため、自身のスキルや可能性を伸ばしたいと考えているひとは、エージェントサービスへの登録も併せて行うのがオススメです。
SNSで探す
「フリーランス白書2022」によると、「自分自身の広告宣伝活動」で仕事を核としている人は26.2%を占めており、クラウドソーシングやSNSを使用して仕事を獲得しているようです。
使用するSNSは様々なものが考えられますが、マーケターと相性の良いものとしてはTwitterやFacebook、動画マーケティングが得意な人であればYoutubeやTikTokを使用するのがオススメです。
フリーランスのWEBマーケターに求められるスキルと経験
WEBマーケティングには複合的な知識や経験を求められることが多く、フリーランスWEBマーケターとして活躍する際には、「特定の知識・経験」が求められているのか、「幅広い包括的なスキル」が求められているのか、案件をしっかり確認する必要があります。
ここでは、フリーランスマーケターに求められる知識を網羅的に解説させていただきますが、全てを経験している必要はありません(「一部しか経験がない」というマーケターも多いのでご安心下さい)。
自分自身はどんな案件なら対応可能で、どういう仕事は未経験なのかをしっかり確認していきましょう!
WEB広告運用の知識と経験
WEBマーケターの仕事内容として代表的なものとして、「WEB広告の運用と改善」が挙げられます。
WEB広告と一口に言っても、目的に合わせて様々な種類があるので、フリーランスとして活躍する前に、自身が得意とする広告媒体を確認しておきましょう。
リスティング広告
リスティング広告はWEB広告の中でも最も代表的なもののひとつで、検索エンジンに入力した検索キーワードに応じて表示される広告のことを指します。
主にGoogleやYahoo,マイクロソフト広告等があり、非常に多くのユーザーにリーチすることが可能な反面、うまく運用しなければCPAが高騰してしまう媒体でもあります。
そのため、自社運用している企業が効果改善のために、フリーランスに依頼するケースが多いです。
そのため、リスティング広告の改善を行ってきた経験があれば、フリーランスとして案件を需¥注しやすいと考えられます。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、主にWEBサイト内の広告枠に表示される画像広告や動画広告のことを指します。
GoogleやYahooの広告枠を使用したものが一般的で、広告主は、自社の商品やサービスを宣伝するために、広告枠を購入し、自社の広告を表示することができます。
ディスプレイ広告を活用することで顧客リードを獲得できるだけでなく、認知の拡大やブランディングにも寄与することが可能になります。
画像や動画のクリエイティブ次第でCVRが大きく変わるため、マーケターの腕の見せ所といえます。
SNS広告
SNS広告とは、FacebookやTwitter、InstagramやTiktokなどのソーシャルメディア上で配信される広告のことです。
SNSには、多数のユーザーが集まっており、ユーザーの属性や行動履歴に基づいて広告を配信することができます。
扱う商材に応じて適切なSNSを選択することで、高い広告効果を得ることが出来るうえ、広告運用を行うSNSの運用を行うことで、相乗効果を狙うことも可能です。
WEBマーケティングを経験してきた人の中でも「SNS広告やSNS運営は未経験」という人も多いため、SNS運用のプロフェッショナルはフリーランス市場でも高い需要があります。
動画広告
動画広告とは、YouTube等の動画共有サイトで視聴される広告のことです。
動画広告は、広告主の商品やサービスを映像でアピールすることができ、視聴者の印象に強く残るため、リード委獲得だけでなくブラン寝具にも向いている媒体といえます。
YOUTUBE等の動画広告には、視聴前広告、視聴中広告、視聴後広告などの形式があり、商材や狙うべきターゲットや獲得したCVによって使い分ける必要があります。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は、ウェブサイトやブログ、SNSなどのメディアを通じて商品やサービスを紹介し、紹介がきっかけで商品やサービスを購入してくれた場合に、紹介者に報酬を支払う広告手法です。
個人ブログから企業メディアまで、様々な媒体を用いてアプローチを行うことが可能で、基本的に成果報酬による広告費用になるため、成果につながらない広告費用を節約できるというメリットがあります。
自社でアフィリエイトの仕組みを持っている企業もありますが、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)に広告主として登録して、運用を行うのが一般的です。
SEO対策の知識と経験
先述したように、SEOとは検索エンジン最適化のことで、フリーランスマーケターにSEO施策が求められる案件もあります。
SEOは広告費用を使用せずに集客するための手段として非常に有用ですが、企業内に専門的な知見を持つ担当者が少ないケースが多く、外部のSEOコンサルタントやフリーランスの活用が一般的です。
ただし、SEOはWEB広告と違ってすぐに結果が出るものではなく、中長期的な視点が必要になります。
そのため、フリーランスとしてSEO対策の案件を受ける際には、以下の2点が重要になります。
- どの数字を成果地点とするのか
- いつまでに、どれくらいの成果を出すのか
ここでは、代表的なSEO施策についてご紹介いたします。
サイト構造の改善によるSEO対策
サイト全体の講座王を最適化することで、検索エンジンからの評価を向上し、検索順位を上昇させることが可能です。
例えば、内部リンクやサイトのパンくず構造の最適化、スマホ対応のスポンジブデザインにすること等が考えられます。
サイトによって課題は様々ですが、競合サイトと比較したうえで自社メディアに足りない部分を改善する必要があります。
記事作成などのSEO対策
自社の顧客になりえるユーザーに向けた役立つ情報を記事にして配信することで、SEOによる集客を行うことも可能です。
ターゲットとして設定すべきキーワードの設定や検索意図に対して最適な記事構造の設計を行い、記事の作成を行うことで検索上位に自社の記事を表示させ、集客につなげることが可能です。
その場合、記事作成のディレクションやライティングの経験があると、SEO対策がよりスムーズに進められるでしょう。
Googleコアアップデートに対する最適化
Googleではユーザーの検索体験向上のために、定期的に検索アルゴリズムのアップデートを行っており、これは「Googleコアアップデート」と呼ばれています。
コアアップデートが起きると検索結果が大幅に変更になるため、SEO担当者やSEOコンサルからは「地殻変動」とも恐れられており、コアアプデ対応がSEOマーケティング担当者に求められる仕事の一つです。
参照:Google検索セントラル「コア アップデートを含む Google アルゴリズム アップデート履歴のリスト」
Googleからのペナルティに対する対策
サイトを運営していると、コンテンツの内容次第でGoogleからペナルティを受けて検索結果に表示されなくなることがあります。
原因としては様々なパターンが考えられますが、多いのはコピーコンテンツとみなされたり不自然なリンクが集まっていたりするケースが多いようです。
ペナルティを受けた際にGoogleサーチコンソール等のツールを用いて原因を特定し、問題を解決してきた経験があれば、フリーランスのSEOコンサルタントとしても十分な経験を積んでいるといえます。
SNS運用の知識と経験
SNS運用を担当するマーケターに求められるのは、SNSプラットフォームの知識だけではなく、SNS運用戦略の立案やコンテンツ作成能力、運用データの分析能力などが求められます。
「PDCAを回して効果改善を続ける」という点では広告運用と同じですが、SNSはユーザーと直接的なやり取りが可能なプラットフォームになるため、注意点もあります。
企業のSNSを運用するうえでの注意点
SNSはユーザーと直接やり取りが可能なツールのため、顧客の声を集めたり、企業のブランディングに向いている反面、トラブルやクレームが起こる可能性があるため、企業は適切なリスク管理を行う必要があります。
また、社員の個人的なSNS利用によって所属企業が炎上した、という事例もあります。
具体的な対策として、社員にSNSの運用方針を周知し、社員がSNS上での発言について十分に注意することや、トラブルが発生した場合には、適切な対応を行うことが必要です。
自社メディアの運営経験
自社のメディア運営を行ってきた人であれば、メディア運営を行っている企業でフリーランスとしての案件を獲得できる可能性が高いです。
ただメディアを運営してきただけではなく、メディア運営を通して成果を上げてきた経験があれば、より評価されるでしょう。
メディアのPV数を伸ばした経験
メディアのPV数(ページビュー数)や売上を伸ばした経験を持っている方は、メディア運営をするうえで非常に評価される経験を持っているといえます。
現在はターゲットに合わせた様々なWEBメディアがありますが、競争が激しく、新たなユーザーを獲得し続ける難易度は年々高くなっています。
そんな中で「PV数を伸ばした経験」「メディアの売上を伸ばした経験」を持っている方は、どんな施策や工夫でPV数を伸ばしたのかを言語化し、それによって自分自身にどんなスキルが身についているのか棚卸をして、案件獲得の際のアピールで伝えられるようにしておきましょう!
CRMを使用したコンテンツ作成の経験
メディア運営に当たっては、サイトの管理を行う「CRM(Contents Management System)」を使用してWEBサイトの構築やコンテンツの作成や記事の入稿を行った経験があると、より案件を獲得しやすいといえます。
フリーランスマーケターを求める案件の内容は様々ですが、直接コンテンツを作成できるマーケターであればどんな案件でも潰しが効くため、CMSを使ったコンテンツ作成は積極的に経験していくのがオススメです。
CMSにはいくつか種類があるので、いくつか代表的なものを紹介していきます。
代表的なCMS①:Wordpress(ワードプレス)
WordPress(ワードプレス)は圧倒的なシェアを誇るCMSで、企業メディアから個人ブログまで様々なサイトで使用されています。基本的に無料で使用できるうえに様々なプラグインやカスタムのための情報も多いため、初心者から中級者まで扱いやすいCMSといえます。
ただし、専門的な知識がなくても使用可能な反面、無料で使用できるオープンソースのCMSのため、セキュリティ対策が難しいというデメリットも持っています。
代表的なCMS②:Dreamweaver
「Dreamweaber」はAdobe社が提供するCMSソフトウェアです。ワードプレスと比較すると、デザインソフトとしての側面が強く、よりデザイン性が高いWEBサイトを構築可能なのが特徴といえます。
デザインの字自由度が高い反面、運用にはHTMLの知識が求められることや、SEO上の設計を自身でしなければならないなど、玄人向けのツールであるといえます。
代表的なCMS③:movable Type等
ワードプレスとの比較としてよく挙げられるのが「Movable Type」です。
Movabletypeはサイト構築時にHTMLを自動生成する「静的出力」を行うため、セキュリティ面が強く、かつ高速表示が可能である点が特徴です。
その反面、デメリットとしては「プラグインが有償のものが多い」「熟知する会社が少ない」などが挙げられます。そのため、「Movable Type」を扱った経験があれば、同CMSを使用する案件を受注できる可能性がグッと上がるため、Movable Typeを使うチャンスがあれば積極的に挑戦するのがオススメです。
フリーランスのWEBマーケターとして必要なスキルを身に着ける方法
最後に、「フリーランスのWEBマーケターとして活躍したい!」と考えている人のために、必要なスキルや経験を得るための方法をお伝えします。
WEBマーケの経験者であれば実績を作る
現在、事業会社やマーケティング会社でWEBマーケターとして勤務している方であれば、とにかく「実績を作る」ことが重要です。
いち担当者として業務をただこなすだけではなく、課題をどう分析し、目標達成のためにどんな施策を打ち、どんな成果を上げたかという数字で表せる成果が重要となります。
具体的には、以下のような例が考えられます。
- WEBサイトを改善数を伸ばした経験
- SEO対策を行い、オーガニック流入数を伸ばした経験
- SNSマーケティングでフォロワー数と売り上げを伸ばした経験
マーケターという仕事は成果が数字で評価されやすい仕事になるので、フリーランスとして活躍するためには何より実績を作ることと、その過程で得られる知識や経験が非常に重要といえます。
WEBマーケティングの仕事が出来る会社へ転職
WEBマーケティング未経験の場合、フリーランスになるにはとにかく経験を積むことが必要になります。方法としては、「現在の会社でマーケティング部門へ異動する」「マーケティン職への求人へ応募する」の2つが考えられます。
転職を行う際には、
- 事業会社のマーケティング部門へ転職
- マーケティング支援をしている会社へ転職
の2種類がありますが、どちらを選ぶかで仕事内容に違いがあるので、自身が伸ばしたいスキルややりたい仕事を明確にしたうえで求人を探すのがオススメです。
スクールに通う
すぐに異動や転職を行うのが難しい場合、マーケティングが学べるスクールに通って知識を身に着けるのがオススメです。
スクールではツールの使用方法や一般的な分析方法、マーケティングのフレームワークを学ぶことが出来ますが、実際に事業のマーケティングを実践できる訳ではないので、フリーランスマーケターになるには出来るだけ早めに実際の現場で経験を積むのがオススメです。
副業として挑戦する
クラウドソーシングやスキルシェアサービスを使用すれば、マーケティング未経験の人であっても、業務の一部を副業として受注することは可能です。
例えば、構成案の決まっている記事のライティングや、SNS運用などが挙げられます、
しかし、これだけではフリーランスとして一本立ちできるマーケターになるのは困難なため、対応可能範囲を広げて専門性を身に着けるためにも、出来るだけ早く現場で経験を積むことが望ましいといえます。
資格を取得する
あまり知られていませんが、WEBマーケティングを行う上で役立つ資格がいくつかありますので、ご紹介させていただきます。
ただし、WEBマーケティングにおいて独占業務を持てるような資格は存在しないため、あくまで「実務に役立つ知識を資格取得を通して得る」という目的で考えるのが良いでしょう。
Googleアナリティクス個人認定資格
Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)は、Googleが提供するオンライン分析ツール「Google Analytics」についての知識と能力を証明する資格です。
上級者向けコースと初級者向けコースがあり、どちらも無料で受験が可能です。合格することで自分自身のGoogleアナリティクスを使用した分析方法の知識レベルを確認することが可能です。
転職や案件の受注に直接役立つ資格ではありませんが、フリーランスを目指す人は自身の実力向上のために、合格を目指すのがオススメです。
参照:Googleヘルプ「Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)のよくある質問」
WEB解析士
WEB解析士は、Webサイトのアクセス解析やマーケティングのためのデータ解析を行うための資格です。
こちらも転職や案件獲得に直結する資格ではありませんが、資格取得を通して得た体系的な知識は現場で活かすことが可能です。
フリーランスのWEBマーケターになる方法まとめ
ここまで長々とフリーランスのWEBマーケターになる方法を書かせていただきましたが、まとめると以下の通りです。
- フリーランスとして活躍するには現場経験必須
- WEBマーケティングの領域は非常に広いが、自身の強みを作るのが大切
- 未経験なら、勉強しつつ経験を積むのがおすすめ
フリーランス案件がどんなものがあるか気になる方は、以下から登録すればクラウドワークスが運営する「クラウドワークス テック」のフリーランス案件が閲覧できるようになります。
様々な企業の案件が閲覧できるので、フリーランスに興味がある人は興味がある人は、まずはご登録ください。
参照:SNSマーケティングの具体的手法と注意点を解説した記事はこちら
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