Googleも採用する「マインドフルネス」をサウナで体験してみよう

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Googleも採用しているマインドフルネス

ここ最近で「マインドフルネス」という言葉が注目を集めるようになりました。マインドフルネスとは現在において起こっている内面的な経験および外的な経験をあるがままにとらえ、結果として衝動的な反応を抑制することを意味します。

無意識に湧き上がってくる過去への後悔や未来への不安に囚われて生産性が低下したり、衝動的な反応を行っていくと、結果として問題解決が先延ばしされ、さらに強いストレスを抱え込んでしまいます。

このような状況を改善するため、今現在に起こっていることをあるがままに受け入れて、目の前の仕事に集中する能力が求められるようになりました。Google の「Search Inside Yourself」と呼ばれる能力開発プログラムにもマインドフルネスが採用されています。

マインドフルネスの開発と言えば「瞑想」をイメージする人も多いかと思いますが、これはマサチューセッツ大学医学大学院教授のジョン・カバット・ジンが曹洞宗の禅をヒントにマインドフルネス瞑想を提唱したという起源によります。正しいマインドフルネス瞑想を行うのには相応の訓練や精神力が必要となりますが、「サウナ浴」を活用することで手軽にマインドフルネスの開発が行えるのではないかと個人的には考えています。

そこで今回は、IT企業におけるサウナ浴の広まりとマインドフルネス瞑想を解説しながら、手軽にマインドフルネスを開発する方法についてご紹介します。

※免責事項
  • 本記事は個人の体験に基づいたストレス対処法であり、医学的根拠に基づく正確性について意見を表明し、保証するものではございません。
  • 飲酒、体調不良、脳や心臓に疾患のある人はサウナへの入浴をお控えください。
  • 本記事によって入浴中に何らかの事故があっても一切の責任を負いません。

IT企業に広がるサウナの熱波

日本においては若いビジネスパーソンを中心にサウナの再ブームを起こっています。AERA dot.において『企業に「サウナ部」が続々と誕生する理由』という記事も報じられていましたが、Retty株式会社や株式会社みんなのウェデングなどのIT企業にもサウナ部が続々と設立されています。Zホールディングス株式会社代表取締役会長の川邊健太郎氏もサウナ専門ムック『Saunner』のインタビューをうけるほどのサウナ愛好家(サウナー)として有名です。

サウナに通う理由は様々ですが、その疲労回復効果は誰もが認めるところでしょう。公益社団法人日本サウナ・スパ協会によれば、サウナには以下の健康効果があるとされています。

・酸素摂取をよくして疲労回復温度刺激でストレス解消
・血管が拡張して血圧低下
・低温サウナは安眠効果
・血行促進で肩こり解消
・減量効果
・自律神経を調節して血管強化
・心臓機能も亢進
・交代浴で自律神経の訓練
・汗腺・皮脂腺も清潔に
・身体を温めるとHSPも増加

またサウナ室のなかでは静かに座るのがマナーです。サウナの本場であるフィンランドでは「サウナでは教会で振る舞うようにしなればならない」と言われており、自身と静かに向き合うことで心の疲れを癒やすこともできます。

参照:公益社団法人「日本サウナ・スパ協会」

マインドフルネス瞑想とサウナ浴

それでは、どのようにしてサウナ浴のなかでマインドフルネス瞑想を行うのでしょうか。そもそもマインドフルネス瞑想とは、以下のステップを用いて今この瞬間に行っている呼吸のみに注意を向け続けるトレーニングです。

  • 眼を閉じて、背筋を伸ばして座る
  • 自分の呼吸に注意を向ける
  • 雑念が湧いて注意がそれる
  • 注意がそれたことに気づく
  • 呼吸に注意を戻して雑念を手放す

自身の呼吸によって起こる身体的変化を客観的に観察しながら、不安や後悔などの雑念を手放す訓練を続けることで、今この瞬間への集中力が高まると言われています。しかしながら、雑然としていてスマートフォンなどの誘惑が多い自宅内で効果的な瞑想をするのはなかなか難しいのが実情です。寺院やヨガスタジオによる瞑想ワークショップが盛況になっているのはその証左でしょう。

これに対してサウナ室で眼を軽く閉じながら熱せられた自分の身体を観察すると、汗をかいて、心拍数があがり、血流が回っていく明確な身体的変化を感じとることができ、そこに意識が向かっている限りは憂鬱な雑念を手放すことができます。サウナ室内にはスマートフォンなどを持ち込むことができませんし、手軽に後悔や不安の思考を減らすことができますが、瞑想効果を高めるためにはテレビがなくて静かな施設を利用するのがオススメです。

10分程度のサウナ浴をしていると「熱い!」「出たい!」といった衝動が芽生えてきますが、その感覚を客観視して無理をしない程度に踏みとどまる訓練も有効です。マインドフルネスでは、情動と行動の分離が重視されます。外部刺激に対して怒りを覚えたり、悲しくなったりすることは避けられませんが、それらに衝動的に反応していては話がこじれるばかりです。発生した情動を「ただの生理現象」としてあるがままに受け入れ、一時停止する訓練によって理性的な行動が行えるようになります。

水風呂と外気浴で「ととのう」

身体が十分に温まったら汗を綺麗に流して、水風呂に入りましょう。冷たい水風呂は滝行のようなものなので雑念を思い浮かべる余裕すらありません。慣れないうちは「冷たい!」「出たい!」といった衝動が芽生えてきますが、その感覚も客観視して少しだけ踏みとどまりましょう。無理は禁物ですが、熱せられた身体によって皮膚の周りの水温が上がり、皮膚感覚も慣れていくため、身体の先端部分から徐々に温かく感じられるようになります。

水風呂の温かさを感じられるようなったら、その感覚を身体全体に広げていくイメージをしてみましょう温かさの広がりをイメージするのは、自律神経の訓練に有効と言われています。水風呂に入る時間は個人差がありますが、サウナ王こと太田広氏によるとサウナ浴5に対して水風呂1が黄金比と言われています。12分のサウナ浴をしたら、2分24秒の水風呂ということですね。

水風呂からでたら身体を拭いて、休憩や水分補給をしながら心拍数を落ち着けてまたサウナ室に戻りましょう。休憩中もマインドフルネス瞑想の機会です。サウナ→水風呂→小休止を繰り返すと血管が伸縮をくり返して脳の中に酸素が送られていき、何度目かの休憩で外気を感じながら眼を閉じてると身体中の感覚が鋭敏になって一種のトランス状態になります。タナカカツキ氏の『漫画版サ道』などで提唱されている「ととのった」と呼ばれる瞬間です。

この感覚は禅の思想における「魔境」と呼ばれる状態に近しいため、好ましくないとされていますが、中毒になってしまうことへの警鐘だと思われます。実際にととのってしまうと自分の中にあった後悔や不安などが大きく低減され、思考がクリアになった自分に気づきます。瞑想と呼吸だけでは魔境に至ることさえ難しいのですが、サウナ浴による急激な身体的変化のなかでは比較的簡単に再現することができます。

サウナで「ととのった」後の食事はおいしい

いかがでしたか、今回は、IT企業におけるサウナ浴の広まりとマインドフルネス瞑想を解説しながら、手軽にマインドフルネスを開発する方法についてご紹介しました。サウナでととのった後の食事はやけにおいしくなるのですが、それはサウナ浴のなかで過去への後悔や未来への不安が少なくなって眼の前の食事に集中できるようになったからだと考えています。

現代のビジネスには様々な情報が錯綜し、完全な正解は存在しません。エンジニアの仕事には、システムの不具合や顧客からのクレームがつきものですが、いちいち苛々したり、落ち込んでいては質の高い仕事はできませんエンジニアとして本当に必要なのは現在の状況をあるがままに受け入れて問題を解決することと、再発を防止することです。

熱いサウナ、冷たい水風呂、外気を感じる休憩といったある種の極限状態を繰り返しながらそれを客観視することがマインドフルネスをアシストします。サウナ浴を楽しみながら、仕事の生産性を高めてみてはいかがでしょうか。ご自身の体調と相談しながら無理をせずにサウナを楽しんでいただけたら幸いです。

参照:やる気がでないフリーランスのためのモチベーションアップ術について解説した記事はこちら

イラスト:ゆずりは さとし

この記事の著者
by 池田仮名
ITエンジニア/ブロガー
個人ブログ「太陽がまぶしかったから」を運営。
Twitter|@bulldra
ブログ|太陽がまぶしかったから
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