フリーランスは身につけるスキルをすべて自分で決めることができます。好きなことを仕事にし、さらにスキルアップして仕事に還元していくなど考えただけでも充実した人生の予感がしますね。
スキルアップの方法は数多くありますが、セミナーへの参加は特におすすめです。セミナーではいわゆる成功者や失敗談を生で聞くことができますし、同じ職種で頑張っている方と直接交流が持てるチャンスもあります。
そこでこの記事ではセミナーに興味のある方のために、セミナーの選び方や参加する際に気をつけたいこと、そしてフリーランスの属性別におすすめしたいセミナーについてお伝えします。
ぜひご覧下さい!
セミナーの選び方〜目的・料金・主催者に注目!
セミナーはあらゆる分野で頻繁に開催されていますから、フリーランスとして何かセミナーに出てみようと思っても何を選んだら良いかわからない状態になることも少なくありません。そこでまずはセミナーの選び方から考えてみましょう。
セミナーに参加する目的をはっきりさせる〜何を持ち帰るか決める
目的がなければセミナーに参加する意味はありません!
せっかくセミナーに参加しても、スキルや知識を持ち帰らなければお金と時間の無駄遣いですよね。そんなことにならないためにまずはセミナーに参加する目的をはっきりさせておきましょう。
参加したいセミナーが見つかったらまずは講師(主催者)をチェック
参加したいセミナーを見つけたら、必ず講師をチェックしましょう。
経歴や現在の所属などをチェックし、著書があればどんな本を書いているのか確認します。
特に著書は得意分野や考え方が表れていることが多く、セミナーへの参加が決まれば著書に目を通しておくこともできます。著書について講師に直接質問できるかも知れません。
セミナー探しについて、例えば確定申告を誤りなく確実にできるようになりたいのであれば、会計セミナー、税務セミナー、経理セミナーといったものを探すことになるでしょう。
そこで講師が税理士であれば確定申告のことを学べる可能性はあるものの、公認会計士や中小企業診断士であれば、確定申告の中でも節税や決算書類の話に重きが置かれたものになる可能性がありますね。
講師の得意分野や属性と自分がセミナーで学びたいことの間に食い違いがないようにしておきましょう。
自分のスキルの幅を広げるセミナーを選ぼう
自己啓発的に仕事にプラスとなる刺激を求めてセミナーに参加する方もいます。これは決して悪いことではありませんが、ただなんとなく知り合いが増えそうだからといった理由でセミナーに参加してしまうと後悔に繋がりかねません。
もしセミナーに参加する目的が曖昧なら、自分のスキルの幅が広がるセミナーを探してみましょう。
付加スキルを探す〜案件の募集要件にカギがある
いわゆる付加スキルとは、HTMLが書けるライター、PHPプログラミングができるSEといった仕事にプラスできるスキルのことです。
フリーエンジニアの募集要項を見ると「ビッグデータ統計処理の経験または治験がある」といった付加的な条件がついていることがあります。
このように仕事の募集要件を見るとさまざまな付加スキルがありますので、これをヒントに自分が欲しいと思えるスキルを探し、関連したセミナーを受講することもおすすめです。
セミナーに出る際の注意点
どんなセミナーでも絶対に名刺を忘れないこと
名刺はとても大切なツールです。受付時に名刺を提出することもありますし、講師の方や他の出席者との連絡先の交換ツールとして名刺は最適です。
もちろん名刺を渡すことが目的ではなく、セミナーから学んでスキルアップすることが目的ではありますが、持っていて損することは絶対にありません。
これからフリーランスを目指す方や会社員の方は個人名刺を作ろう
これからフリーランスを目指す会社員や学生の方は個人名刺を作ることをおすすめします。会社の名刺でも通用しますが、どうしても◯◯会社の××さんといった具合で組織に紐付いた印象を与えてしまいます。
個人名刺であれば現在の所属が何であれ、あなた自身を認知してもらえますから今後の仕事の活動の支障にはなりづらいものですね。
フリーランス別おすすめセミナー
フリーランスのスキルアップに大きく貢献するセミナーにはどのようなものがあるでしょうか?さっそくご紹介します!
ライターへのおすすめセミナー
- SEO
- キャッチコピー
- HTML
- ブログ集客
- パーソナルブランディング
ライターの仕事、特にwebでは検索順位やタイトルと見出しのつけ方で仕事の成果が大きく変わります。制作した記事がGoogleの検索結果で1位をとれば大きな実績となりますし、PVが大きければそれも立派な実績です。
よってSEOの知識やタイトル・見出しのつけ方が学べるキャッチコピーに関係するセミナーはおすすめです。
SEO対策を理解する上でHTMLの理解は必須です。よってHTMLのセミナーなどもおすすめします。
またブログなどを利用してメディアを自分で作ることもできるため、ブログ集客やパーソナルブランディングなども役に立つますよ。
プログラマへのおすすめセミナー
- 興味のある言語のセミナー、勉強会
- アルゴリズム
- アーキテクチャ
- データベース
- ハッカソン
プログラマとして鍛えたいスキルは、データ構造やアルゴリズムの知見、言語仕様の理解度、SEや設計担当者とのコミュニケーションスキルといったものが考えられます。
興味のある新しい言語があれば、セミナーに参加していち早くキャッチアップしたり、アルゴリズムへの知見を深めるために学んだりすることはとても有用です。
またプログラマとしてアーキテクチャやデータベースを勉強すると、俯瞰的な視点でプログラムやモジュールを眺めることができるようになります。設計書レビューもより深い部分まで参加できるようになりますよ。
指示されたものをプログラムに起こすだけのプログラマは徐々に仕事がなくなっていく可能性もあります。しっかり勉強しておきましょう。
ハッカソン〜ソフトウェア関連イベントを楽しむ
ハッカソンのようないわゆるソフトウェア関連イベントに参加するのも面白いでしょう。他のプログラマやエンジニアと協調して作業したり、集中して取り組んだりすると、メインの仕事にフィードバックできる刺激をたくさん受けます。
このようなイベントは定期的に色々な場所で開かれているようですから、ぜひ参加してみてください。
フリーエンジニアへのおすすめセミナー
- クラウドコンピューティングなどの最新技術
- マネジメント
- コーチング
技術は日々進化していますが、クラウドコンピューティングはまだまだ浸透の余地がある技術です。その背景にはクラウドを信用して良いのかわからない、セキュリティに不安を抱く、内容が難しくてわからない、そんな理由で躊躇している経営者やシステム担当者がいます。
エンジニアとして彼らの不安を払拭し、クラウドを利用したビジネス提案ができることは必須ですよね。
もちろん開発環境やテスト環境構築にもクラウドは大活躍します。リモート案件をこなすエンジニアであれば、クラウドコンピューティングがわからなければ仕事にならないこともあるでしょう。
ここではクラウドコンピューティングを例に挙げましたが、イノベーションを起こしかねない最新技術は日々生まれています。関連書籍やホームページ、テック系ニュースなどを常にチェックしておきましょう。キーワードを押さえておくと、セミナーを探しやすくなりますよ。
人と仕事をするならコーチングスキルもおすすめ
フリーエンジニアとして将来の起業やディレクション業務を視野に入れているなら、マネジメントやコーチングスキルを学ぶこともおすすめです。
エンジニアを雇用して教育する可能性もありますし、従業員にやる気を出してもらったり、ディレクション業務で他のエンジニアから相談を受けたりすることもあるでしょう。
いわゆる対人コミュニケーションスキルはエンジニアだからこそ鍛えておきたいものです。
みなさんはどんなフリーランスになりたいですか?
フリーランスである以上、成長の方向は自分で決められます。この記事でご紹介した内容はすべて、セミナーを利用してみなさんの可能性を広げるという視点から書かれました。
ご自身が進みたいと思う方向を見定め、あなた自身を加速するセミナーにぜひ参加してくださいね。スキルアップだけでなく、新しい友人やビジネスパートナーに巡り会えるかも知れませんよ!
実際のフリーランスの案件を見てみよう
最近では「クラウドワークス テック」などのフリーランス専門のエージェントサービスもありますので、まずは実際に募集のあるお仕事の事例をチェックしてみると良いでしょう。
登録をすると、Web上では非公開の案件もご紹介を受けることができます。まずは色々なエージェントサービスへ無料登録するところからスタートしてみましょう。
フリーランスになるために必要な知識やスキルアップの方法等、様々なお役立ち情報を発信していきます。
(リモートワーク案件に強いフリーランスエージェント「クラウドワークス テック」を運営)