フリーランスで(またはフリーランスと)の結婚を考えていますか?結婚は人生の一大イベントですから、いろいろと心配になることがありますよね。「他の人は何歳ぐらいで結婚しているのだろう?」「年収はどれぐらい必要なのか?」「結婚の際になにか考えておかなければならないことがあるのか?」などです。結婚によって生活環境は大きく変わります。そのため、結婚する前にしっかり考えて準備しておくことが大切です。何も準備せずに結婚してしまうと、思わぬデメリットを招くことになります。注意しておきましょう。
この記事では、
- フリーランスで仕事をしており、これから結婚を考えている方
- フリーランスで仕事をしている人と結婚を考えている方
のために、フリーランスの結婚事情や結婚前に考えておくこと、税金面での話などをお伝えしていきます。幸せな結婚生活を送るためにも、ぜひご一読して結婚の際に役立ててください。
フリーランスの結婚事情
はじめに、フリーランスの結婚事情について年齢と年収の面から見ていきます。お相手との結婚を考える参考にしてみてください。
何歳ぐらいで結婚しているの?
厚生労働省の統計データーによると、平均初婚年齢は2014年(平成26年)時点で、男性が31.1歳、女性が29.4歳と年々晩婚化が急速に進んでいます。これは、結婚に対する意識や経済状況が影響しているものと考えられます。また、付き合い始めてから結婚するまでの平均交際期間も4年以上とどんどん長くなっています。つまり、付き合ってはいてもなかなか結婚しない(できない)のです。
フリーランスに対する明確な統計データーはありませんが、Yahoo!知恵袋で調査したところ20代~30代で結婚を考えるフリーランスの方(またはそのお相手)が多いようです。また、Yahoo!知恵袋で相談するのは女性が多く、男性よりも女性のほうが不安を感じていると考えられます。とはいえ、女性は誰かに悩みを相談する傾向にあるので、その分男性よりも多くなるのは必然かもしれません。
結婚するときの年収はどれぐらい?
こちらもフリーランスに対する明確なデーターはありませんが、20代~30代のフリーランスの平均年収はサラリーマンよりも低い傾向にあります。このため、フリーランスで結婚される方の年収はサラリーマンの平均年収よりも低いことが多いと考えられます。それを裏付けるように、Yahoo!知恵袋での相談の多くが収入面での悩みになっています。「彼の年収が○○○万円だけど大丈夫ですか?」とか「自分の収入が安定しないけど結婚しても大丈夫か?」といった相談ですね。
どれだけの年収が必要になるかは、はっきりいって結婚するお二人の金銭感覚によるところが大きいです。年収300万でも大丈夫だという人もいれば年収600万でも不安だという人もいます。また、夫婦共働きで働くかどうかによってもかなり変わってきます。目安としては夫婦二人子一人だと、月30万もあれば生活していくことができます。つまり、年収400万円前後を基本に考えるとよいでしょう。もちろん、子供がいない状態やお二人の努力によってはもっと少ない収入でも大丈夫なこともあります。今現在の支出を計算してみて、どれぐらいの年収なら大丈夫なのか考えてみましょう。
フリーランスが結婚前に考えておくこと
次に、フリーランスが結婚前に考えておくことを説明していきます。あなたがお相手ならパートナーと一緒に考えておきましょう。
税金のこと
フリーランスの方は、基本的に毎年確定申告をしています。結婚をすると確定申告時の税金の計算に影響があるため、どういった計算をしなければならないか知っておく必要があります。その中でもまず考えなければならないのは扶養控除でしょう。税金面については後ほど詳しく説明します。
今後の収入のこと
ひとりからふたりになると、やはり責任も増します。自分だけでなく相手のことも考えて今後の収入プランを検討しておく必要があります。特に、フリーランスの方は収入が不安定になりがちなので、収入を安定させる方法を考えておくべきでしょう。たとえば、「貯金を毎月○万円しておく」とか、「パートナーにも働いてもらう」などです。結婚はお金でするものではありませんが、収入は生活の要です。しっかり考えておきましょう。
子供のこと
結婚してからでも遅くはないかもしれませんが、子供のことを早めにパートナーと話し合っておきましょう。子供を作るかどうかだけでなく、子供ができた後の収入面の問題はないかなどいろいろと考えなければいけないことがあります。晩婚化が進んでいるということなので、あなたが結婚する年齢(もちろんお相手も)若くはないかもしれません。女性は35歳を過ぎると妊娠しづらくなっていき、最悪の場合不妊治療に頼ることになってしまうかもしれません。そんなことにならないために、しっかりと早めに考えておいてください。
結婚すると税金関係はどう変わる?
最後に、結婚したときに考えなければならない税金や手続きのお話をします。ほっておくと損をすることにもなりかねないのでよく考えておきましょう。
国民健康保険料
フリーランスの方は、通常国民健康保険(国保)に入っています。パートナーが給与所得者(正社員など)でない場合、ふたりとも国保に入ることになり、世帯主に対してまとめて請求が来ます。国保には扶養というものはないので、妻も夫も同じ計算方法が適用されます。とはいえ、収入や資産に応じて増減するため、急に負担が大きくなるわけではありません。この保険料は社会保険料として確定申告で控除できますので忘れずに計算しておきましょう。
配偶者控除
パートナーの年収が38万円以下ならば、「配偶者控除」の対象になります。また、38万円を超えて76万円未満なら「配偶者特別控除」の対象になります。確定申告時には忘れずに申告しましょう。控除の詳細については、下記のリンク先をご覧ください。
事業者名
男性の場合は少ないかもしれませんが、女性の場合は結婚をすると改姓することが多いでしょう。そうなると、フリーランスとしての事業者名も変更するかどうか決めなくてはいけません。かならず本名でないといけないという決まりはないので、旧姓のまま続けることもできます。だたし、報酬の振込先である銀行口座は名義を変更する必要がありますから、振込時にクライアントが戸惑う可能性もあります。使い続けるのであれば、そういったデメリットがあることも頭においてください。
経費
自宅で仕事をしているフリーランスの方は、光熱費やプロバイダ料金などを経費にしている方も多いと思います。経費に計上できれば節税になるので確実にやっておくべきでしょう。結婚をしたらパートナーを「青色申告専従者」にするかどうか考えたほうがよいです。毎月給料としてパートナーに支払いをすれば、その分が経費として計上できる上に生活費に回せるので、かなり節税できることになります。
まとめ
結婚の不安が少しでも和らぎましたか?フリーランスでも結婚している方は多数います。あなただけではないので安心してください。フリーランスに限ったことではありませんが、お互いに理解し合える関係であれば結婚生活はうまくいくと思います。お金だけにとらわれずに、感情も大切にしていきましょう。まずは、結婚した後のことをイメージして、やることを書き出してみてはいかがでしょうか?いろいろと忙しくなりそうですね。あなたはどんなお相手と結婚しますか?
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