SNS広告とは?ターゲット別おすすめ媒体と運用のポイントを解説 | クラウドワークス テック(旧クラウドテック)

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スマートフォンの普及により、SNSの存在はより身近になりました。SNSから情報収集する方も多いのではないでしょうか。そんなSNSを使って自社の製品やブランドを宣伝するSNS広告が今注目を浴びています。

この記事では、

  • SNS広告の特徴
  • ターゲット別おすすめの媒体
  • SNS広告のメリット
  • SNS広告の注意点

について解説していきます。SNS広告の運用を検討している方は是非参考にしてください。

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目次

SNS広告とは

SNS広告とは、InstagramやFacebook、LINE、Twitter、YouTube、TikTokといったSNSを利用して行われる広告のことを指します。SNSマーケティングの手法の1つで、SNSユーザーの属性や興味・関心などをもとに適切にターゲティングできることが特徴です。

SNS広告の目的は企業によって異なりますが、運用する代表的な目的として認知拡大が挙げられます。総務省の「令和3年版 情報通信白書」によると、「趣味・娯楽に関する情報を得るメディア」については、動画投稿・共有サイトが最も多く(38.1%)、続いて検索エンジン(37.5%)、テレビ(34.1%)と、全般的にはテレビがよく利用されていますが、インターネットを利用したメディアの利用も多く、利用目的に応じてメディアを使い分けていることが分かりました。SNS広告を利用することで、潜在層を含むより広いユーザーに自社の商品やサービスを知ってもらうことが可能と言えるでしょう。

SNS広告の目的は、認知拡大の他に、顧客の育成やブランド認知の向上、購入意向の向上などがあります。

参照:総務省の「令和3年版 情報通信白書」

代表的なSNS広告と特徴を解説

ここでは代表的なSNS広告と媒体について解説していきます。

Instagram

Instagram広告は、目的やターゲットに応じて広告を配信することができます。視覚的にアプローチすることが得意な媒体なので、アパレルや食品、インテリアなど有形商材に適しているでしょう。Instagram広告は5種類あり、詳細は以下の通りです。

Instagram広告の種類はこちら
  • 写真広告
  • 動画広告
  • カルーセル広告
  • ストーリーズ広告
  • 発見タブ広告

写真広告

ユーザーのタイムラインに表示される静止画広告です。フィード・ストーリーズ・発見タブに配信できます。正方形・縦型・横型のいずれも使用できる汎用性の高いフォーマットで、シンプルな見た目で広告色を抑えることができます。

動画広告

主に、ユーザーのストーリーズフィードに表示されるフルスクリーンの広告です。ストーリーズだけでなく、フィード・発見タブ、そしてリールと、すべての配信面に掲載できる汎用性の高い広告です。強く目を惹きつけたい場合や、動画のほうが魅力を伝えやすい商品・サービスなどに適しています。

カルーセル広告

カルーセル広告は、スワイプによって複数の画像や動画を表示できる広告です。最大10点の画像または動画を掲載できる他、それぞれの画像または動画に異なるリンクを設定することも可能です。フィード・ストーリーズ・発見タブに掲載でき、複数の商品紹介や使い方の説明、またブランドストーリーをより深く知ってもらうのにも効果的です。

ストーリーズ広告

ストーリーズは24時間限定で表示される投稿機能で、フィードへの通常投稿とは別に、より日常的な写真や動画を気軽にシェアするのに使われています。ストーリーズに配信できる広告は、画像・動画・カルーセル広告です。縦長のフルスクリーン表示によって、インパクトや没入感の強い広告を届けることができるでしょう。投稿内にWebサイトへのリンクやアンケートスタンプを設置することもできます。

発見タブ広告

Instagramの発見タブは、キーワード入力によるアカウントやトピックの検索に加えて、まだフォローしていないアカウントの投稿から自動でおすすめが表示される機能です。ユーザーの閲覧履歴や「いいね」などの行動にもとづいてパーソナライズされます。

おすすめの投稿がグリッド表示される「発見ホーム」、タイルから投稿を選択すると表示される「発見フィード」のそれぞれに広告を出すことができます。発見タブ広告は、新しいユーザーやコンテンツへ積極的に興味を広げようとするユーザーにリーチできるという特徴があります。

また、Instagramには以下4つの課金方式があります。

  • インプレッション課金(CPM)
  • クリック課金(CPC)
  • アプリインストール課金(CPI)
  • 動画再生課金(CPV)

このうち基本となるのは、画像や動画の表示回数に応じて料金が発生するインプレッション課金(CPM)です。ただしInstagram広告では、課金方式を無条件に選べるわけではなく、広告の目的によって選択できる課金方式は異なります。

Facebook

Facebookには基本的に実名で登録されるといった特徴があり、SNS広告の中でも多くの企業が利用しているSNS広告です。Facebook広告の配信先は Facebookだけでなく、InstagramやFacebookと提携している多種多様なメディアにも配信が可能で、広告の目的や内容に適した利用者をターゲティングして広告を配信します。

Facebook広告の特徴は以下の通りです。

Facebook広告の特徴はこちら
  • 高度なターゲティングオプション
  • コストを抑えた広告配信が可能
  • 多様な広告フォーマット
  • Meta社の媒体などに配信可能

高度なターゲティングオプション

Facebookはユーザーの属性や行動、興味関心に基づいたターゲティングオプションが充実しています。ほかのSNSとは異なり、実名での登録を求められるため、ユーザーの本名はもちろん、年齢や居住地、勤め先など正確なプロフィール情報に基づいて広告を配信できるのが強みです。

また、既存の顧客と属性や行動履歴が似たユーザーをターゲティングできる「類似オーディエンス」という機能を使って、自社商品や自社サービスに関心を持つユーザーにリーチを広げることもできます。

コストを抑えた広告配信が可能

Facebook広告は 1日あたり数百円から配信できるため、初めての方でもリスクを抑えて取り組めるでしょう。最初は少額で広告配信を開始し、効果を確認しながら予算を増額して大きな効果を狙うという運営が可能です。

また、Facebook広告はターゲティングの精度が高く、同じ予算のリスティング広告よりもクリック率が上昇しやすくなることから、リスティング広告に比べてクリック単価も低くなる傾向があります。

多様な広告フォーマット

Facebook広告は、静止画広告や動画広告、カルーセル広告、コレクション広告など、さまざまなフォーマットを利用することができます。目的やクリエイティブに合わせた広告配信が可能です。

Meta社の媒体などに配信可能

Facebook広告は、Meta社(旧Facebook社)が運営するInstagramやMessengerなどさまざまな媒体に配信することが可能です。複数の媒体で広告が表示されることで、Facebookユーザー以外にもアプローチができます。

Twitter(X)

Twitter(X)広告は、Twitterのタイムラインや検索結果に広告を掲載することができるリアルタイムなコンテンツと拡散性が特徴のSNS広告です。Twitter(X)の特徴は以下の通りです。

Twitter(X)広告の特徴はこちら
  • 若年層へアプローチできる
  • 自由度の高いターゲティングが可能
  • 2次拡散が期待できる

若年層へアプローチできる

Twitter(X)のコアユーザーは10代や20代の若年層ユーザーが多いため、若年層と親和性の高い商材やサービスには打ってつけの媒体だと言えます。そのため、若年層をターゲットにしている企業は、Twitter(X)広告を利用するのがおすすめです。

自由度の高いターゲティングが可能

Twitter(X)広告は他の広告と比較して、自由度の高いターゲティングが可能です。ハッシュタグを使った広告や特定のイベントや映画、TV番組に反応したユーザーを狙えるターゲティング、ツイートされたキーワードを元にリーチするユーザーを決めるターゲティングなどさまざまです。

2次拡散が期待できる

Twitte(X)の最大の特徴とでもいえるのが、リツイートによる2次拡散です。リツイートやいいねをすることが可能で、リツイートされた広告は料金がかからないため、拡散すればするほど低コストで情報を拡散することができます。

Twitter(X)広告はクリックやリンク先への遷移、フォロワーの獲得など、事前に指定した目的に応じたアクションが発生したときにのみ課金されます。予算や目的に応じて調整できるため、少額からはじめることも可能です。またリツイートされた先で発生するアクションに対しては課金されないため、拡散すればするほど費用対効果が高くなるのが特徴的です。

TikTok

TikTok広告は若年層ユーザーに届きやすく、いわゆるZ世代に身近な化粧品や食品、アプリゲームなどの広告の配信先として適しているでしょう。TikTok広告の特徴は以下の通りです。

TikTok広告の特徴はこちら
  • 広告の種類が豊富
  • ハッシュタグチャレンジによる2次拡散が期待できる
  • 他の媒体にシェアできる

広告の種類が豊富

TikTok広告には以下の7つの種類があります。

  • Top View
  • 起動画面広告
  • Brand Premium
  • OneDayMax
  • ハッシュタグチャレンジ
  • ブランドエフェクト
  • オンライン運用型広告

それぞれ動画が配信されるタイミングや表示形式が違い、目的やターゲットに応じて細かく配信方法を決めることができます。中でもBrand Premiumは、一般の投稿とほぼ変わらない形式で表示されるため一見して広告とわかりづらく、ユーザーからの拒否感が少ないのが特徴です。基本的に1日あたりの広告費用が100万円を超える中で、予算は1日あたり42万円〜と比較的安価で試すことができます。

ハッシュタグチャレンジによる2次拡散が期待できる

TikTokの広告の1つである「ハッシュタグチャレンジ」は、ユーザーに特定のハッシュタグをつけた投稿を促すものです。広告であると同時にユーザー参加型の企画でもあるため、広告感を出さずに商品やサービスのPRと拡散を狙えるでしょう。

他の媒体にシェアできる

TikTokは、ボタン1つで簡単にTwitter(X)やFacebookに動画をシェアできます。人気の高い動画はTikTok内だけでなく他のSNSにも拡散されるため、普段TikTokを使わないユーザーにも間接的に商品や自社について知ってもらえる可能性が広がります。

SNS広告のメリット

SNS広告を利用するとユーザーへの単純に露出機会が増えるので、手っ取り早く結果を出すならSNS広告を配信するのが得策です。そんなSNS広告のメリットについて詳しく解説していきます。SNS広告のメリットは以下の通りです。

  • 詳細なターゲティングが可能
  • 拡散される可能性がある
  • 高い費用対効果を出しやすい
  • 認知拡大が可能

詳細なターゲティングが可能

SNS広告は詳細かつ高度なターゲティングが可能です。年齢や性別、住んでいる地域や興味関心だけではなく、SNS上での会話やイベント、フォロワーが似ているアカウントをターゲティングできることがメリットです。そのため、ターゲットに的確な広告を届けることができます。

拡散される可能性がある

SNSには「シェア」「リツイート」「いいね」などの拡散機能が備わっているため、2次拡散が期待できます。拡散されることによって、自社の商品やサービスを知らない顧客にも見てもらいやすくなるため、潜在層へのアプローチも可能となるでしょう。

高い費用対効果を出しやすい

SNS広告はリスティング広告と比較するとコストパフォーマンスが高く、少額からでも始められるため、費用対効果を上げやすいというメリットがあります。費用が発生するのはクリックされた時とインプレッション数が一定数になった場合がほとんどのため、予想外の費用が掛からないのも大きなメリットです。

認知拡大が可能

SNS広告を使うことによって多くのユーザーへ認知の拡大が可能になります。「シェア」「リツイート」「いいね」などの機能による拡散で、広告主の配信だけでは届かない層にもアプローチできます。拡散されればされるほど、より多くのユーザーに自社の商品やサービスの認知向上に繋がるのもSNS広告の魅力です。

SNS広告の注意点

SNS広告の運用にはメリットが多くありますが、もちろん注意すべき点もあります。事前に必ず注意するべきポイントを押さえて運用を開始しましょう。SNS広告の注意点は以下の通りです。

  • 炎上の可能性についてチェックする
  • 運用に手間がかかる
  • ターゲットと相性の良いSNS媒体を選ぶ

炎上の可能性についてチェックする

SNS広告を運用する際に最も気をつけたいのが炎上のリスクです。SNSにはさまざまなユーザーが存在するため、どんな情報が炎上するかを予測することが困難であり、コントロールすることは難しいでしょう。

炎上してしまうと、自社のサービスや商品のファンにマイナスイメージを持たれてしまいます。炎上リスクを回避するためには、広告入稿前に入念に内容を精査する、出稿内容のダブルチェックを徹底するなど、炎上リスクを減らす対策が必要となります。事前に炎上の可能性についてチェックしておきましょう。

運用に手間がかかる

SNS広告で実績をあげるためには運用のノウハウが必要です。ターゲティングが不十分だと効果が出るまでに時間がかかるケースもあります。

また、トレンドを把握し分析や改善を繰り返す必要があるため、社内リソースが足りなくなる場合もあります。自社での運用が難しい場合は、知識やノウハウがある専門家や代理店など外部に依頼するのも1つの手段です。

ターゲットと相性の良いSNS媒体を選ぶ

SNSは媒体ごとに特性があります。利用しているユーザーにそれぞれ特徴があるため、目的に合う最適な媒体を選ぶ必要があります。時には複数の媒体をミックスさせたほうがよい場合もあります。ターゲットや目的に相応しくないSNSを選んでしまうと、効果が得られないケースもあるので、ターゲットと相性の良いSNS媒体を選ぶようにしましょう。

まとめ

SNS広告は潜在層にもアプローチができ、認知拡大とブランディングを主な目的として活用できます。SNS広告といっても、各SNSで広告の特徴やユーザー層が異なるため、自社の商品やサービスに適したユーザーがいるSNSを選ぶようにしましょう。

SNS広告は炎上のリスクやリソースの確保など大変な面も多いですが、効果的な広告を配信することで、認知向上やファンの獲得を目指すことが可能です。拡散されれば、実際の広告よりも高い効果を上げる可能性もあり、SNS広告はこれからますます伸びていく広告と言えるでしょう。

企業の認知向上やファンを獲得したい方は、SNS広告を始めてみてはいかがですか?

参照:SNSマーケティングの具体的手法と注意点を解説した記事はこちら

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