現在、たくさんの方がフリーランスとして活躍されており、年代も20代~50代と幅広いです。サラリーマンは、年代によって求められる仕事内容が変わってきますが、それはフリーランスであっても同じです。やはり年代によってクライアントが希望する仕事内容は変わってきます。
この記事では、20代・30代のフリーランスの方のために、フリーランスの現状や将来に向けてのポイントなどを説明していきます。サラリーマンでもそうですが、20代・30代時代にやってきたことが40代・50代で生きてきますので、若いうちにしっかり力をつけておきましょう。
20代・30代フリーランスが思っていること
自由に仕事をしたい
フリーランスになる一番の理由は、自由に仕事ができることでしょう。たいていの企業では、一般社員に仕事の選択権はあまりありませんから、自由に仕事が選べるフリーランスに魅力を感じるようです。中には、公務員からフリーランスに転向される方もいるので、安定的な仕事よりも、自分のやりたい仕事を求めている方が多くなってきたということなのでしょう。
楽しく仕事をしたい
サラリーマン2025人を対象にアンケートをとったところ、85%が「仕事がつまらない」と回答したとの結果が出ています(2014年日刊SPA!調べ)。やはり、自分のやりたい仕事や望んだ仕事に就けるサラリーマンは少ないようです。これは、仕事を辞めたい理由のひとつにもなっています。
その点、フリーランスは自分で仕事を選ぶことができますので、楽しく仕事できる可能性が高まります。もちろん、やりたい仕事だけで生きていけるかは本人次第ですし、つらいことや悲しいこともあります。しかし、サラリーマンと違って、それは自分で選択した結果なのですから、納得がいくのではないでしょうか。
自由な時間に仕事がしたい
フリーランスになると、いつ仕事するのも休むのも自由になります。もちろん、サラリーマンのように有給休暇はありませんから、休んでいる間は無給になります。時間の都合がつきやすいので、平日でも遊んだりイベントに出かけたりできるのがメリットですね。とはいえ、特に自宅で仕事をしている場合は、プライベートとの区別がつきにくくなってしまうので、自分でしっかり仕事をする時間を決めておくことをおすすめします。
参照:厚生労働省「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン」
20代・30代のフリーランスが活躍するためのポイント
年上に好かれる努力をする
フリーランスであっても、一人で仕事をするよりも、誰かと一緒に仕事をすることが多いでしょう。そのため、20代・30代の方は年上の方と仕事をする機会が多くなります。クライアントも仕事上の付き合いとはいえ、やはり付き合いやすい方や好きな方に仕事を受注してもらいたいと考えています。会話や礼儀などで相手に好かれる努力をしましょう。
いろんなスキルを身に付ける
フリーランスでは、できることが多いほど受注できる仕事も増えます。業務外でも積極的に業務に関連するスキルを身につけたり、持っているスキルを更に磨いたりしておきましょう。40代・50代になったときには、20代・30代でどれくらいのスキルを身につけられたかで、フリーランスとして生き残れるかどうか変わってきますので、若いうちにしっかり能力を身につけておきましょう。
20代・30代のフリーランスが将来に向けてやっておくべきこと
人脈を作っておく
フリーランスは、サラリーマンとは違い自分で仕事を見つけなければならないので、人脈作りが大切です。勤めていた時の取引先やセミナー・コミュニティで出会ったパートナーなど、できるだけ人脈を作っておきましょう。それだけ、安定した仕事がもらえる機会が増えますから、収入の安定にもつながります。また、FacebookやTwitter、LinkedInなどのSNSでつながりを持っておくこともおすすめします。
お金の扱い方に慣れておく
サラリーマンの場合、お金の管理やなにに投資するかの判断は、会計の方や役員の方がやってくれます。しかし、フリーランスになると、それらを自分でやっていかなければなりません。毎月の資金繰りをしっかり管理しておかないと、いつの間にか資金が目減りしていたといったことにもなりかねません。特に、銀行などから融資を受けている場合、資金管理は必須です。
いずれにしても、確定申告時に事業収入を申告する必要がありますので、確定申告ソフトを使って毎月の帳簿付けをしっかりしておきましょう。確定申告直前にまとめてやることはお勧めできません。記憶が曖昧になっていますし、毎月の資金繰りがどうなっているかも把握できなくなってしまいます。今の確定申告ソフトは、オンラインサービスもあって、かなり簡単にできるようになっていますので、まずは無料のサービス(freeeやMFクラウドなど)でためしてみると良いでしょう。
将来のビジョンを描いておく
20代・30代のうちに、40代・50代になったときのビジョン(目標)を立てておきましょう。目標があったほうが、モチベーションのアップにもつながりますし、日々の活動の指針としても役立ちます。もちろん、フリーランスとして活動を続けていくうちに、目標が変わってくることもあるでしょうから、常に目標をアップデートしていきましょう。
40代・50代のフリーランスの疑問
プログラマー35歳定年説はほんとうなのか?
おそらくプログラマー35歳定年説がささやかれているのは、一般的に企業勤めのプログラマーは、35歳にもなってくると経験を積んでおり、実際のプログラム作成よりも設計などの上流工程の作業を担当することが多いからだと考えられます。フリーランスは言ってしまえば実力主義なところがありますから、その点は実力が伴っていれば問題無いでしょう。40代・50代になっても、常に新しい技術についていこうとする心構えが必要です。
フリーランスに年齢は関係ある?
フリーランスではあまり年齢が重視されません。むしろ、40代・50代のフリーランスの方のほうが多いので、若い方よりも活躍されています。フリーライターなど、経験が重視される業種では、スキルを持った熟練の方が好まれるでしょう。もちろん、スキル以外にもコミュニケーション能力を求められますので、40代~50代までにスキルとコミュニケーション能力を鍛えておきましょう。なにより、健康でなければいけません。
まとめ
20代・30代の方は若さがあるうちに、いろいろとやっておくことです。将来40代・50代になった時のビジョンを明確にもっていることが望ましいですが、若いうちはなかなか将来のことはよくわからないものです。とはいえ、目標を持っていると日々の考え方にも影響を与えてくれます。まずは、「40代~50代までにどうなっていたいか」を考えて「それを実現するにはどうすればいいか」を考えて日々の活動の指針としましょう。あなたはどんな将来のビジョンを持っていますか?
参照:年代別それぞれのフリーランス事情について解説した記事はこちら
フリーランスになるために必要な知識やスキルアップの方法等、様々なお役立ち情報を発信していきます。
(リモートワーク案件に強いフリーランスエージェント「クラウドワークス テック」を運営)