「いや〜、今日は帰るわ〜」
「ちょっと用事があるのでお先に!」
いつも一緒に行っていた会社帰りの居酒屋の誘いを断るようになったり、急に残業を減らし始めたりしている同僚や先輩、後輩はいませんか?
ひょっとしたら彼らは資格取得を目指して勉強しているのかもしれません。
このように資格を目指すエンジニアは以外と多いことはご存知でしたか?
資格はあなたのスキルの証明になります。ベンダー資格を取っていれば、ネットワークやデータベースのスペシャリストという能力にお墨付きがもらえますよね。これは転職や昇進の際、採用担当者や上司、現場にあまり顔を出さない役員へのアピールにはうってつけです。ITエンジニアならば取得を目指さない手はありません。
この記事ではITエンジニアとして取得したい資格をランキング形式でお伝えします。ぜひご覧ください!
ITエンジニアが取っておきたい資格ランキング!
さて、いよいよランキングです。
筆者調べによる採用担当者の注目度、汎用性や難易度を総合的に考慮した順位としました。つまり下位の資格から取得していくことでスムーズなスキルアップが狙えること、上位ほど難易度が高く強みとして活用できる資格だと思われます。
6位 基本情報技術者試験
こちらの資格はITエンジニアなら誰でも1度は聞いたことのある資格ですね。筆者は新入社員の時に研修を受けて取得しました。言わば、エンジニアとしてスタートを切るための資格といっても良いかもしれません。
未経験からITエンジニアへの転職を考えている方や新卒の学生の方は就職活動前の取得を検討すると良いでしょう。
主催者:IPA情報処理推進機構
試験実施時期:4月・10月第3日曜日予定
受験料:5,700円(税込)
想定勉強期間:スキルレベルにより独学で3ヶ月〜9ヶ月 スクールは6ヶ月目安(学費は10万円程度の見込み)
受験会場:全国各地
合格率:25.8%
参考サイト:IPA情報処理推進機構:基本情報技術者試験(FE)
5位 応用情報技術者試験
続いての資格は応用情報技術者試験です。こちらの資格は基本情報技術者試験の上位に当たる資格のため、続けて受験すると取得がスムーズになると思います。この試験の特徴は「出題範囲が非常に広いこと」が挙げられます。広く勉強する必要があることからとても手ごたえのある試験となりそうですね。
その点から考えても、他のエンジニアと差をつけて一歩前に進むのであればぜひ取得しておきたい資格の一つです。
主催者:IPA情報処理推進機構
試験実施時期:4月・10月第3日曜日予定
受験料:5,700円(税込)
想定勉強期間:スキルレベルにより3ヶ月〜1年 スクールは基本情報技術者レベルで4ヶ月目安(学費は10数万円程度の見込み)
受験会場:全国各地
合格率:21.3%
参考サイト:IPA情報処理推進機構:応用情報技術者試験(AP)
4位 オラクルマスター
オラクルマスターはデータベースに関わるエンジニアなら是非取得しておきたい資格のひとつです。データベースは言うまでもなく、システムの根幹に関わります。処理速度やシステムのレスポンスはもとより、可用性や冗長性は運用効率に直結します。
試験の主催はオラクルですが、オラクル製品のスキル証明だけでなく、データベース設計・運用のスキル証明にもなりますので、データベース分野で活躍したいITエンジニアはぜひ取得したいところです。
オラクルマスター資格は2016年2月現在「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」の4ステージで構成されています。
オラクルの資格試験は細分化されており、例えば「ブロンズ」を取得するのであればSQLの基礎を確認する試験(3試験中1試験選択)の合格と、さらにオラクルと一般的なデータベース知識を問う試験への合格が必要となります。
なかなか大変な道のりに見えますが、これらの試験に合格することでSQLの基礎とオラクルデータベースの全般的なスキルを証明することができます。
主催者:オラクル
試験実施時期:随時実施
受験料:試験によって異なりますが1試験あたり10,000円程度〜です。
想定勉強期間:「11g SQL基礎I [11g SQLI] (1Z0-051) 」「Bronze SQL基礎I [Bronze SQLI] (1Z0-017) 」「12c SQL基礎 [12c SQL] (1Z0-061) 」の場合1ヶ月〜3ヶ月程度
受験会場:全国各地のピアソンVUE公認テストセンターまたはオンライン試験
合格率:非公表
参考サイト:ORACLE UNIVERSITY
3位 シスコ系資格
シスコ系資格はいうまでもなく、あらゆるシステムで利用されているシスコのネットワーク機器を取り扱うスキルの証明です。この資格もオラクルマスター同様にシスコ製品だけではなく、ネットワーク技術のスキル証明となるでしょう。ネットワーク分野を強みにしていきたいITエンジニアには必須の資格だと思います。
シスコ系資格には「エントリー」から「アーキテクト」まで5つのレベルがあるため、今から資格取得を目指す方は「エントリー」レベルから受験するとスムーズにステップアップできるでしょう。
主催者:シスコ
試験実施時期:随時実施
受験料:試験によって異なりますがエントリーレベルの一つCCENTの場合は18,000円です。
想定勉強期間:CCENTの場合独学で1ヶ月〜3ヶ月程度
受験会場:全国各地のピアソンVUE公認テストセンターまたはオンライン試験
合格率:非公表
参考サイト:CISCO|トレーニング&認定
2位 情報セキュリティスペシャリスト試験
オンライン取引やマイナンバーなどセキュリティの重要性は増すばかりですが、その一方犯行の手口の巧妙かもとどまるところを知りません。このような時流から考えると、将来性の観点から、セキュリティ分野を抑えることは他のITエンジニアを大きく引き離すチャンスになります!
主催者:IPA情報処理推進機構
試験実施時期:4月・10月第3日曜日予定
受験料:5,700円(税込)
想定勉強期間:3ヶ月〜6ヶ月
受験会場:全国各地
合格率:15.6%
参考サイト:IPA情報処理推進機構:情報セキュリティスペシャリスト試験(SC)
1位 ITストロラテジスト試験
ITの利用について、以前はシステムを利用することで業務をいかに効率化するか、という点が重要視されていました。もちろんこの風潮は現在も続いていますが、最近はITを利用していかにビジネスを加速するか、ビジネスモデルとITをどのように融合させるか、といったようなITコンサルタントの役割がとても大きくなっています。これは言い換えると、現在はビジネスで生き残るために、ITを利用したイノベーションをいかに早く起こすかがカギとなる時代です。
この試験はビジネスモデルや企業活動の中でITを利用した革新やこれらの最適化を行うためのスキルを測ります。ITエンジニアの枠を広げ、飛び出すことはキャリアパスの大きな流れの一つとなるでしょう。このような理由からおすすめ1位に挙げました。ぜひ取得を検討してほしい資格の一つです。
主催者:IPA情報処理推進機構
試験実施時期:10月第3日曜日予定
受験料:5,700円(税込)
想定勉強期間:現在のスキルレベルにより独学で6ヶ月〜12ヶ月 スクールは6ヶ月目安(学費は5万円程度の見込み)
受験会場:全国各地
合格率:25.8%
参考サイト:IPA情報処理推進機構:基本情報技術者試験(FE)
せっかくのスキルアップ、あなたの能力を証明しましょう!
ITエンジニアを対象とした資格はたくさんありますが、ランキングに挙げた資格は関連書籍も多く、独学での取得も十分可能です。
ぜひ資格を取得して、他のITエンジニアと差をつけてください!
取得したい資格は見つかりましたか?
実際のフリーランスの案件を見てみよう
最近では「クラウドワークス テック」などのフリーランス専門のエージェントサービスもありますので、まずは実際に募集のあるお仕事の事例をチェックしてみると良いでしょう。
登録をすると、Web上では非公開の案件もご紹介を受けることができます。まずは色々なエージェントサービスへ無料登録するところからスタートしてみましょう。
フリーランスになるために必要な知識やスキルアップの方法等、様々なお役立ち情報を発信していきます。
(リモートワーク案件に強いフリーランスエージェント「クラウドワークス テック」を運営)