フリーランスとは、特定の企業に帰属せず自ら契約を取り交わす働き方のことを指し、個人事業主とも言われます。実は、このフリーランスという働き方、アメリカなどでは既にメジャーな働き方で、アメリカ国内の労働調査では人口の約3割、つまり3人に1人がフリーランスとして働いているという結果が出ています。
日本でフリーランスが増え続けている!?
日本でも近年このフリーランスという働き方が認知され始め、Lancersの「新・フリーランス実態調査 2021-2022年版」によると、日本では2021年10月時点でフリーランス人口は約1577万人、つまりおよそ12人に1人がフリーランサーとして働いていると言われています。
フリーランスという働き方は、クラウドソーシングやクラウドサービスの広がりにより、年々増加傾向にあるのです。
参照:Lancers「新・フリーランス実態調査 2021-2022年版」
フリーランスが増えている理由
クラウドソーシングの普及は、フリーランスの人口増加一つの理由となっていますが、なぜ今になって日本国内でフリーランス人口が増えてきているのでしょうか。フリーランスという働き方が見直されている理由には、働き方が多様化してきたこと、働き方を選べるようになってきたことを背景に、フリーランス特有の働き方が魅力的であるということが挙げられます。特に、下の5つがフリーランスの最大の魅力となっています。
- 1.働く機会の増加
- 2.時間に縛られない働き方
- 3.年齢に関係なく働ける
- 4.人間関係のストレスが軽減できる
- 5.収入アップが見込める
まず、インターネット上でのフリーランスと企業の仲介業者であるクラウドソーシングや、ネット上で資金を募るクラウドファンディングなど、フリーランスが働くためのサービスが充実してきたことがあげられます。さらにネット上だけでなく、フリーランス向けのコワーキングスペース・シェアオフィスの充実など、フリーランスの増加と共に社会的にもフリーランスが認知されてきているのです。
次に、フリーランス特有の働き方による影響も大きいと言えるでしょう。フリーランスのほとんどは、会社勤めとは違い時間を自由に組み合わせることが可能です。さらに、会社での人間関係によるストレスにも悩むことがほとんどありません。また、フリーランスは主に技術やスキル、営業力などが重視される業界でもあるため年齢に関係なく高齢でも働くことができます。
このように、フリーランスの自由度の高い働き方が今注目を集めているのです。
日本では会社勤めでの収入アップが難しいと言われていることもあり、会社勤めで蓄積したスキルを使ってフリーランスの世界で収入アップを目指す方も増えています。
これからのフリーランス業界の行く末とは
現在フリーランスは増加傾向にありますが、このまま増え続けると飽和状態になり、仕事がなくなるのではないかという懸念もあるかと思います。しかし、フリーランスとの契約を結んでいる企業はまだまだ一握り。コスト削減や良い人材の確保のために、これからクラウドソーシング等に参入する企業の数も見込まれます。決して、フリーランスの仕事が減るとはいえません。
クラウドソーシング市場は常に拡大しています。また、クラウドソーシング市場は日本国内に限ったことではなく、国外ではすでにもっと大きな市場が存在しています。翻訳・通訳など外国語を専門とするお仕事だけでなく、デザインやWeb制作など言葉の壁を越えて国外で活躍することもできます。
このようにフリーランス人口、フリーランスという働き方はこれからも伸び続けると予想されます。少しでもフリーランスに興味が湧いてきたら、クラウドソーシングサービスや実際に働いている方の意見を聞いて、もっとフリーランスに対する理解を深めてみませんか?
参照:クラウドソーシングがフリーランスに与える影響について解説した記事はこちら
フリーランスになるために必要な知識やスキルアップの方法等、様々なお役立ち情報を発信していきます。
(リモートワーク案件に強いフリーランスエージェント「クラウドワークス テック」を運営)