フリーランスは、サラリーマンと比べて悩みが多い傾向にあります。おそらく、サラリーマンとは違い、一人で考えて一人で対処しなくてはならないからでしょう。相談できる先輩はいません。フリーランスにはいろいろな職種の方がいますが、だいたい同じような悩みを抱えています。どんな悩みにも解決方法はあるので、フリーランス特有の悩みと対処法を知っておくことで、フリーランスをスムーズに進めることができるようになるでしょう。
この記事では、これからフリーランスを目指す方のために、サラリーマンにはない、フリーランス特有の悩みについてお伝えします。
また、フリーランス活動がうまくいっていない方のために、実際に悩みを抱えてしまっている方にも役に立つ、悩みの解決方法についてもお伝えしていきます。
ぜひご一読して、フリーランスの悩みをなくしていきましょう！
目次
- サラリーマンにはない、フリーランス特有の悩みとは？
- どんな人がフリーランスになったときに悩みやすいのか？
- こんな悩みがあるときはどうやって解決する？
サラリーマンにはない、フリーランス特有の悩みとは？
はじめに、サラリーマンにはない、フリーランス特有の悩みについて、なぜ悩みが起きるのか、どうすれば悩まずに済んだのかをまとめていきます。悩んでしまう前に、取るべき行動を知っておきましょう。
収入が安定しない
特に、フリーランスになりたての頃は、仕事量にムラが発生しやすく、とても忙しいときもあれば、急に暇になったりします。そのため、収入が安定せず、月によって収入に大きな開きが発生します。
なぜ悩みが起きるのか？
この問題は、クライアントが少ないときに起きやすい傾向にあります。特に、1つのクライアントに頼っていると仕事量にムラが発生しやすくなってしまいます。また、そのクライアントがなくなってしまうと、全く仕事がなくなってしまうというリスクもあります。
どうすれば悩まずに済んだのか？
クライアントを複数持っておき、スケジュール管理を徹底することで、仕事量のムラをなくせます。定期的に仕事をもらえるようなクライアントが望ましいです。とはいえ、働きすぎには注意しましょう。フリーランスは自分で休みを作らないと、休む時間がありません。健康には注意してください。
思ったより納める税金が多い
サラリーマンの方は会社が税金の処理をしてくれるので、あまり納めている税金を意識していないかもしれません。いざフリーランスになって、自分で税金を納めるようになると、多くの税金を納めていたことに気付かされるでしょう。
なぜ悩みが起きるのか？
税金のことをよく考えずにフリーランスになると、毎月の税金の支払いが多いことに驚かされます。サラリーマンとは納める税金の種類が変わる上に、全額を自己負担しなくてはならないからです。駆け出しのフリーランスには結構大変です。
どうすれば悩まずに済んだのか？
フリーランスになる前に、「国民年金」や「国民健康保険」、「所得税」などの納めなければいけない税金額を計算しておきましょう。所得税は、一括で納めますので、月額に分割して考えておくとよいでしょう。所得によって納める税額は変わってきますが、少なくとも月に6万円以上は税金に消えていきます。意外と盲点なので注意しておきましょう。
会計処理が大変
フリーランスになると、確定申告（毎年行う所得税を納める手続き）のために、帳簿付けなどの会計処理を行わなくてはなりません。売上や経費の計上、請求書などの書類の作成などさまざまな処理が必要です。
なぜ悩みが起きるのか？
会計処理はやや難しく、元々会計の仕事をしている方でなければ、覚えるのに手間取るでしょう。また、慣れている方でも本業と両立しなければならないため、効率的に処理しなければ本業に割り当てる時間を奪われてしまいます。
どうすれば悩まずに済んだのか？
会計処理のことがよく分かっていない方は、フリーランスになる前に勉強しておきましょう。また、会計に慣れている方でも、確定申告ソフトや請求書作成サービスを活用するなどして効率的に会計処理を行えるようにしておくべきです。本業の時間を確保しましょう。
クレジットカードの審査が通らない
フリーランスの方は、クレジットカードや住宅ローンの審査に落ちたり、賃貸住宅の契約を断られたりするケースが多い傾向にあります。他にも、お金が関わってくる審査は不利になります。
なぜ悩みが起きるのか？
一般的に、フリーランスはサラリーマンよりも、収入が不安定で信用が低いとみられています。そのため、未払いが発生するリスクが比較的高い、フリーランスは敬遠されます。全く審査に通らないわけではなく、安定的な収入を証明できれば問題ないこともあります。
どうすれば悩まずに済んだのか？
クレジットカードの作成や住宅ローンの借り入れなど、お金に係る手続きはサラリーマン時代に処理しておいたほうが無難です。特に、クレジットカードは備品の購入の際などに便利なので、事業専用に1枚作っておくべきでしょう。
どんな人がフリーランスになったときに悩みやすいのか？
フリーランスの悩みは、主にお金に対する悩みです。そのため、フリーランスになる前に、しっかりと貯金をしている方は、それほど悩まなくても済むでしょう。貯金がなくなる前に体制を整えればいいからです。また、実家暮らしなど月の出費が少ない方もお金の悩みが少なくて済みます。
一方、フリーランスになる際に貯金がなく、クライアント候補への根回しもできていないようだと、すぐにお金の悩みに直面します。営業が得意な方ならなんとかなるかもしれませんが、そういった方は多くはないでしょう。フリーランスは、お金に対してシビアにならなければ続けていくことは難しいです。
こんな悩みがあるときはどうやって解決する？
最後に、フリーランスに起きがちな具体的な悩みと解決方法を説明します。もし、あなたの身に起きたら、この方法で解決しましょう。
営業が苦手でうまくいかない
フリーランスの方は、元々営業マンではない方が多いので、営業が苦手だ、という方が数多くいます。その人の性格によっては、がんばっても成果が上がらないかもしれません。そんな方は、営業しなくてもいい方法を探しましょう。たとえば、クラウドワークス テックなどのエージェントサービスやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスなどです。営業しなくても仕事を見つけることができれば、本来の仕事に集中できます。
税金の処理がよくわからない
税理士の方でもなければ、税金の処理は難解でよくわからないものです。書籍で勉強して理解できるならそれで問題ありませんが、人に教えてもらったほうが、理解が早いかもしれません。青色申告承認申請をすると、税務署から無料で確定申告についてのセミナーを受講できます。税理士の方から、税金に関することをいろいろと教えてもらえるので、非常に勉強になります。また、自宅での個人指導を選択することも可能です。なお、青色申告承認申請は、個人事業主の届け出を出していることが前提となりますので注意しましょう。
将来の老後が不安
フリーランスは、サラリーマンのように厚生年金には入れません。1階建ての国民年金への切り替えとなり、将来もらえる年金も大きく減ってしまいます。月額で6万円ほどしか支給されません。これだけで生活するのは難しいでしょう。そのため、貯金や国民年金基金などの年金制度を活用して自ら老後に備える必要があります。付加年金や小規模企業共済は、少額から手軽に行えるのでおすすめです。
まとめ
フリーランスにどんな悩みがあるか、悩みの解決方法がお分かりになりましたか？これからフリーランスを目指する方は、フリーランス特有の悩みに悩まされないように注意しておきましょう。すでに悩みを抱えてしまっている方は、悩みを解決できるようにがんばっていきましょう。人生に悩みはつきものです。あなたの悩みはなんですか？
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