急速に拡大・多様化するゲーム市場
近年、スマホやタブレットなどのスマートデバイスが急速に発達し、様々なアプリがダウンロードできるようになりました。その中でも絶えず人気が高いのが「ゲームアプリ」です。スキマ時間でプレイできるものから、やりこみ要素の高いものまでそのジャンルはますます多様化しています。
そんな中で実力のあるゲームプランナーやディレクターは不足しがちであり、フリーランスのプランナーが活躍する機会も増えてきています。ということで、今回はフリーランスのゲームプランナーとして活動していくことのメリット・デメリットなどを考えてみましょう。
代表的なキャリアプランとメリットは?
現役ゲームプランナーの多くが、入社時はデザイナーやプログラマーとしてゲーム作りの現場に携わっています。すでにゲームプランナーとして活躍している人は実感があるでしょうが、やはり現場を知っているプランナーと知らないプランナーでは完成までのスピード感やクオリティに差が出やすいものです。
現在デザイナーやプログラマーとして活躍しているのであれば、まずは自分の専門分野をしっかりと身につけること、そして自分の担当分野以外の基礎知識も得るよう心がけることが大切です。独立を機にゲームプランナーへの転向を検討している人は特に、現役のプランナーがどのように立ち回り、どのように全体の進捗を管理しているか、ということに注目しましょう。
ゲームプランナーに転向し、初めて感じる「理想と現実」
所属する企業や担当案件によって、ゲームプランナーが担当する業務の範囲に差はありますが、基本的には
- 企画立案
- 進捗管理
- リリース後のデータ収集/KPIなどの分析作業
といった業務を担当することが多いでしょう。特に未経験の人は企画立案が主な仕事と考えており、リリース後の分析や、分析結果に応じた次回イベントの企画などが業務に含まれるということを知らない人もたくさんいるようです。
コーンシューマーゲームとソーシャルゲームのどちらを担当するかにもよりますが、ソーシャルゲームに関しては、特に日々の運営を潤滑に行い、ユーザーに飽きさせず長く愛用してもらうための分析作業が欠かせません。
そのため、一度リリースしたゲームに関しては、数値結果や市場動向との戦いの日々になり、純粋にゲームをデザイン、開発する方が楽しかったという感想を持つプランナーもいます。ゲームの開発、運営に関し、どのようなアプローチで携わりたいのか、じっくり見据えてからプランナーに転向しても遅くはないでしょう。
また、ゲームプランナーそれぞれに、得意な企画内容や展開しやすいゲームの特徴があります。もちろん、市場の動向に全て寄り添う必要はありませんが、ムーブメントとかけ離れたゲームでは受け入れられにくく、ビジネスとして成り立たないのは当然です。現場スタッフだったとき以上に、個性を活かしつつも市場に受け入れられ、長く愛されることを意識したプランニングができなくては一人前とは言えず、フリーランスとして活躍することは難しくなります。
企業勤めでいるときは、「○○会社の得意ジャンル」と特定の企画に固定ファンがつくことも多くありますが、フリーランスとなると、既にプランナーとして活躍しているケースを除いては「似たようなプランニングをする(似たり寄ったりの運営しかできない)プランナー」というレッテルにつながる可能性もあります。
優秀なゲームプランナーとして活躍するには、市場動向や自身のゲームに対する分析と、それに応じたオリジナリティある企画、潤滑なチーム運営、のいずれもバランスよく習得し、また、得意分野は伸ばしたり、不得意分野を作らないように努力することで、フリーランスとしての活躍の場を広げていきましょう。
フリーランスのゲームプランナーとして成功するために。
ゲーム業界は特にフリーランスで活躍するための敷居が高く、未経験者は年齢を重ねれば重ねるほど就業しにくくなり、人脈や実績がモノをいう世界であるのは明白です。
フリーのゲームプランナーになりたいにもかかわらず、もし実績やスキルが物足りないと感じるようであれば、まず様々なゲームで実際に遊んでみることが不可欠です。自社のゲームはもちろん、他社の売れているゲームがなぜ売れたのか、売れないゲームが売れない理由は何なのか、売れていたのに飽きられる理由は何なのか。売れているゲームとそうでないゲームの課金方法の違い、デザインの違い、またUIやUX、タイトル、ジャンル、ボリューム、ゲーム内イベント、イメージカラー、広告の打ち方、対象年齢など、ゲームそのものを十分に楽しみつつも、プランナーとしての観点でそれらをチェックしてみましょう。
優秀なゲームプランナーは、遊んでいるユーザーには分からないように、このような売れるためのエッセンスゲーム内にばら撒き、またクライアントにはしっかりと説明できるようにその本質を理解しているものです。面白いゲームを作ること、また面白いゲームを世に出すことの両方の視点をもつことで、ユーザーとクライアントの両方にアプローチする力を身につけましょう。
ゲームプランナーになるためには、ゲームを活用し生活を豊かにすることが好きであるのは大前提です。その上で様々なスキルのバランスを意識して業務にあたることが、優秀なプランナーへの第一歩といえるでしょう。
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