「フリーランス」と聞くと、収入が安定せず、年収も低いのでは?と思われる方も多いのではないでしょうか。しかし、フリーランスだからといって必ずしも年収が低いとは限りません。
フリーランスの中には、年収にして1,000万円以上の報酬を稼いでいる方も人も大勢いらっしゃいます。
それでは、年収1,000万円を稼ぐ人は一体どんな人で、どんな職種についている人なのでしょうか?
また、年収を上げるためにやるべきこと、やってはいけないことなどもたくさんあります。一度上がった年収を下げずに維持させ、さらに向上させていくためのノウハウにはどんなものがあるのでしょうか?
たまたま筆者の大先輩に、フリーランスとして1,000万円以上を稼いでいる方がいます。今回は、その方に貴重な時間を頂いて、「どうしたら1,000万円以上の報酬を稼げるのか?」というギモンを徹底的にぶつけてみました。結果、様々なことを実践されていることがわかりました。
フリーランスとして、1,000万円以上の年収を可能にする報酬を稼ぎたい!と考えている方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
年収1,000万を超えるための方法を公開
まず、具体的な方法についてお聞きしました。重要なのは、以下の3点でした。
1.営業力・交渉能力を高める
フリーランスになると、実務以外にも営業、経理、総務などすべての業務を一人でこなさなくてはならなくなりますが、その中でも年収額に直接関わってくるのが、営業能力です。交渉力、コミュニケーション能力もその範疇です。
どんな職業でフリーランスになるかにもよりますが、職種によってはこの営業力がもともと苦手だという方も少なくありません。
かくいう筆者も、もともと会社員デザイナーとして社会人をスタートさせて現在に至りますので、専門の営業職として働いた経験は皆無です。そのため、今でも交渉ごとや営業には自信がありませんが、フリーランスで1,000万円以上稼ぐには、どうしてもここを徹底的に鍛える必要があるということです。
どんなに素晴らしい仕事をする方でも、自宅に閉じこもったままでは周囲の人間に気づいてもらえず、来るはずの依頼も舞い込みません。
また依頼が来た後も、報酬についての交渉能力が低いと、高収入にも結びつきにくくなります。
現在の自分の収入を考えると、なるほどなあと妙に納得してしまいました。
営業に交渉、苦手でも頑張らなければ…ですね。
2.求められたことに対し、プラスアルファで期待に応える
高額報酬を得ている方は、当然ですがクライアントに「ぜひこの人にお願いしたい!」と求められる方ばかりです。
このような人になるために、仕事の内容に十分満足してもらい、信頼を得るための一つの方法として、表題のような気遣いをすることが挙げられます。
これは程度が難しいことですが、求められているクオリティや納期などよりもほんの少し、プラスαで良いものを納品すると、とても喜んで頂けます。
当然ですが、クライアントは納品物のクオリティが高ければ高いほど喜びます。しかし、予算や納期もありますので、案件の種類によっては多少妥協をしなくてはならない場合も現実にあります。
そんな場合でも、クライアントが希望しているレベルの少しだけ上をいくものを納品してあげると、期待以上のものを得られたという満足感を持ってもらうことができます。そうしたちょっとした心遣いで相手に喜んでもらい、次の仕事へ続けるわけです。
しかし、当たり前ですがやりすぎは良くありません。
どんな仕事にも相場というものがあります。次の発注に繋げたいからといって、無理をして作業量を増やし、明らかに見積りに合わないほど手をかけて納品してしまうと、次回も同じような予算で高いクオリティを求められてしまうことも・・・。
こういった負のスパイラルに陥ってしまうと、年収アップどころではありません。赤字になってしまいます!
非常にバランスが難しいところですが、クライアントが思っているよりも「少しだけ」期待の上をいくものに仕上げてあげることがポイント。あくまでも、赤字にならない程度「少し」にします。
いくつもの仕事をこなしながら、自分の時間・仕事に対する対価はどれぐらいであるべきか、コスト感覚を養いましょう。
この点に気をつけていると、年収アップのための評判・実績の積み上げになる上、次の仕事にもつながり、かつ自分の負担にもならないでしょう。
3.印象に残るようなポートフォリオを作成する
フリーランスで高額報酬を得ている方々は、「自分ができること」の他に、「自分にしかできないこと」を周りにアピールするのが上手な方が多いです。
アピールの方法は人ぞれぞれですが、ウェブサイトでポートフォリオを作るのも一つの方法です。
また実績をたくさん並べただけの無機質なポートフォリオサイトよりも、ご自身の能力・人柄・センスを存分にアピールしているものの方が、人の印象に残る可能性が高いでしょう。
それって、デザイナーやIT系、アート系の職の場合でしょ?と思われるかもしれませんが、決してそうとも言い切れません。
整体師、ミュージシャンなど、自分自身でサイトを作ることができない方でも、多少お金をかけてでもご自身の広告塔としてこだわったものを作り込むべきです。
年収1,000万超えのフリーランスがやっている3つの習慣
次に、報酬を増やすための心がけについて聞いてみました。
受け取る報酬が多い人と少ない人とでは、考え方にも大きな違いがあるようです。
1.他人にも自分にも言い訳をしない
高額な報酬を得ている方々は、ほとんどの人が「できない」と考えることを嫌います。
何かに失敗したり、思い通りにうまくいかないことがあった時、多くの人は、「〜だからできない」、「会社の仕組みが悪い」、「嫌な上司のせいだ」、などといろいろ理由をつけて自分を正当化します。できなかったという精神的ショックを和らげるためにも、無意識的にそうしている部分もあるでしょう。私もそういう言い訳をしたことは何度もあります。
しかし、そうして自分を守ってしまうと、失敗からは何も学ぶことができなくなります。たくさんの失敗を重ねても、そこから様々なことを学べる人が、どんどんステップアップしていくのです。
フリーランスとして、プロとして年収1,000万を目指すなら、できない理由を並べて、「〜だからできません(でした)」、と言うのは極力控えるべきでしょう。
2.休みをビジネスの「肥やし」にする
稼いでいるからといって、全ての方が休みなく働いているというわけではありません。
稼いでいればいるほど、リフレッシュをするための休暇を大事にしている方が多いです。
本業でつまずくことがあり、あれこれ悩んだり解決方法を考えたりしている時でも、ふらりと入った映画館でいいアイデアを思いついたりすることもあります。
常に頭のどこかで仕事のことを考えていることは大事です。悩み続けているからこそ解決方法が降ってくるものですが、壁にぶつかったら、全く別のことをしてみるのも大事なことです。
3.日々勉強・情報収集を怠らない
フリーランスの場合は特に気をつけなければならないことですが、毎日の仕事をこなしつつも、本業に関する勉強や世の中の情勢についての情報収集を続けることが大事です。
会社組織に属していないと、新しい技術・新商品などの情報に疎くなりがちです。常に自分を高める努力をすることが、年収アップにもつながります。
いかがでしたでしょうか。筆者はまず、「3つの習慣」にある考え方を見習ってみようと思いました。年収アップはまず「自己の意識改革から」、ですね!
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