WordPressを活用できていますか?「知っているけど使ったことがない」「なんだか難しそう」「使い道がよくわからない」という方が多いのではないでしょうか?しかし、フリーランスの方こそWordPressを活用するべきなのです。WordPressを活用することで、仕事の幅が広がりフリーランス生活をもっと充実させることができます。
この記事では、フリーランスで仕事をしている方のために、WordPressの概要や運用方法、フリーランスのための活用方法をお伝えしていきます。WordPressには色々な使い道があり、活用の方法は人によってさまざまです。ぜひご一読して、自分に合った活用方法を見つけてみてください。
WordPressってなに?
WordPressは、オープンソースのブログソフトウェアです。とはいっても、利用用途はブログだけにとどまらず、CMS(コンテンツ管理システム)としても使うことができます。たとえば、コーポレートサイトやECサイト、まとめサイトなどです。CMSとして世界一のシェアを誇っており、W3Techsの調査によれば世界の4分の1のサイトはWordPressによって作られているという結果が出ています。また、プラグイン(拡張機能)が非常に豊富で、公式に登録されているプラグインだけでも45,000個以上あります。たとえば、画像を軽量化したり、Google Analyticsを組み込んだりと思いつくようなことはだいたいできます。さらに、テーマ(テンプレート)によってサイトのデザインをガラリと変えることができます。このテーマも無料でたくさん公開されていますから、デザイナーでない方は積極的に利用するとよいでしょう。
メジャーなプログラミング言語であるPHPとMySQLで作られているため、WindowsやMac、Linuxなどほとんどの環境で動作します。そのため、運用方法も幅広く、初心者の方でも簡単に扱えるサービスもあります。CMSとして非常にわかりやすい管理画面を備えていますので、エンジニアの方でなくてもすぐに使い慣れることでしょう。現在もWordPressは活発に開発が続けられています。移り変わりが激しいウェブ業界においても時代に取り残されることはないでしょう。将来性にも期待が持てます。
WordPressの運用方法
WordPressには、さまざまな運用方法があります。それぞれの運用方法の違いを理解して自分に最適な方法を選びましょう。
無料ホスティングサービス
初心者の方におすすめなのが、WordPress.comをはじめとする無料ホスティングサービスです。だれでも無料でWordPressサイトを作ることができます。どういったものかつかむためには最適でしょう。とはいえ、自分でWordPressシステム自体を管理しなくてもよい反面、自由度が低く上級者の方がカスタマイズするのには向いていません。入門者向きです。
レンタルサーバー
有料のレンタルサーバーでWordPressを運用する方法です。たいていのレンタルサーバーでは、WordPressを簡単に自動インストールできるようになっています。高いサーバーでなくても十分サクサク動きますから、月500円~2,000円ぐらいのサーバーで問題ないでしょう。また、独自ドメインも一緒に取得しておきましょう。年間数千円程度で自分のオリジナルのドメインが持てます。独自ドメインにすると「自分のサイトだ」という感じがしますね。
クラウドサーバー
最新の技術に触れたい方は、クラウドサーバーで運用するのもよいでしょう。Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azure、Google App Engine(GAE)などが有名所でしょう。無料期間も用意されていますから、最初は費用負担なしではじめられます。もちろん、独自ドメインもOKです。AWSですと1年間は一定の範囲内なら無料で利用できます。まずは、シェアも広いAWSからはじめてみるとよいのではないでしょうか。
独自サーバー
技術力のある方は、自宅や事業所で独自サーバーを運用するのも面白いかもしれません。サーバーの運用にはそれなりの技術力がいりますから、自分のスキルをアピールする材料にもできるでしょう。最近では、Raspberry Piなどの超小型パソコンが流行っています。WordPressを動作させるにはそれほどパフォーマンスは必要ないので、一般的なサーバーよりも遅くはなりますがRaspberry Piでも十分動作します。また、省電力でランニングコストも削減できます。
フリーランスのためのWordPressの活用方法
最後に、フリーランスの方がWordPressをどう活用すればいいのかを紹介します。もちろんすべてを実行する必要はありませんので、自分の興味がある方法を試してみてください。
WordPress案件を受注する
WordPressは非常にメジャーなCMSのため、サイト構築やカスタマイズの案件が多数あります。デザイナーやエンジニアの方であれば、必ず身につけておいたほうがよい知識のひとつでしょう。案件の内容的には、新規サイトの立ち上げだったり、既存サイトのWordPress化だったり、プラグインを使ったカスタマイズだったりと多岐にわたります。また、テーマやプラグインの作成案件もあります。WordPressとPHP、MySQLの知識を身に着けておけば、かなり仕事の幅が広がることでしょう。
ポートフォリオサイトを作る
フリーランスの方は、自分の実績をアピールするためにポートフォリオサイトを作る場合が多いと思います。1から作るのもよいのですが、WordPressを使ったほうが早く簡単にできます。特にデザイナーでない方はサイトのデザインにてこずりますが、WordPressのテーマを活用すれば綺麗なデザインのサイトに仕上がります。日々の更新作業もやりやすいのでとてもおすすめです。
ブログを作って自分をアピールする
WordPressは元がブログシステムだけあって、ブログを作るのに最も適しています。ブログに日々起こったことや考えていること、いつもやっていることなどを書き込んでいると、ブログがあなたのことを知るきっかけになります。連絡先や仕事内容を記載しておけば、仕事の受注につなげることもできるでしょう。ブログのみから仕事を得ているデザイナーの方もいます。仕事を受注する一つの手段として活用してみましょう。
サービスを作って稼ぐ
プラグインを活用するとWordPressを単なるブログやサイト以上のものにできます。たとえば、ECサイトや写真投稿サイト、SNSサイトなどいろいろなサービスを作ることができます。プログラミングができる必要はありませんので、エンジニアの方以外でも挑戦してみてください。人気のサービスを作ることができれば収益を得ることも十分可能でしょう。
広告収入で稼ぐ
有名ブロガーのブログには多数のアクセスがあり、広告収入だけで生活しているような方もいます。そこまでとはいかなくても、フリーランスの不安定な収入を安定させる手助けにはなるでしょう。一般的なブログであればTwitterなどのSNSで積極的にシェアして、拡散を狙うのがよい方法です。広告システムにはGoogle AdSenseをおすすめします。また、専用のアフィリエイトサイトを作って商品を紹介するというのもひとつの手でしょう。国内では、A8.netやAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトなどが有名です。こちらの方法は報酬が高い反面、報酬につなげるのが難しくなっています。どちらか自分に合う方法でやってみましょう。
まとめ
WordPressをはじめてみたくなりましたか?初心者の方は、まずWordPress.comなどの無料のホスティングサービスを試してみましょう。
無料なので気軽に試すことができます。慣れてきたら有料のサービスを利用することを検討しましょう。すでにある程度WordPressのことがわかっている方は、レンタルサーバーなど有料のホスティングサービスを利用するとよいでしょう。独自ドメインも一緒に取得することをおすすめします。WordPressは初心者から上級者まで幅広い方が活用できるソフトウェアです。ぜひ活用してみましょう。あなたはどんなことにWordPressを活用しますか?
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