フリーランスとして独立するにあたって、知っておかなければならないことがたくさんあります。
それらを把握しないで、中途半端に始めると失敗したり、思うように進められなかったりします。
また、本当に独立すべきかどうかの判断も下すことはできません。
この記事は、
これから独立してフリーランスを始めようと思っている人
に向け、フリーランスの現状から独立に必要になる準備、独立後の活動において、押さえるべきポイントをお伝えします。
フリーランスの所得の現状
フリーランスの働き方の中で、気になる項目といえば「収入」ではないでしょうか?そこで、まずはフリーランスの所得の現状を知っておきましょう。
2020年に内閣官房日本経済再生事務局が実施した「フリーランス実態調査」によると、本業として働く人のフリーランスの年収は以下の通りです。
200万円未満 | 32% |
200~400万円未満 | 35% |
400~600万円未満 | 20% |
600~800万円未満 | 7% |
800~1,000万円未満 | 3% |
1,000万円以上 | 4% |
なお、同調査では「平成29年就業構造基本調査」をもとにフリーランスの年収と雇用者としての年収(本業)と比較していましたが、年収水準や分布傾向に大きな差は見られませんでした。フリーランスで働く場合も、雇用者と変わらない収入を確保可能であることが分かります。
フリーランスになるときに準備しておきたいこと
フリーランスになるときには、さまざまな準備が必要です。独立を成功させるためにやっておきたいことを紹介します。
開業届・青色申告承認申請書を税務署へ提出する
フリーランスとして活動を始めるにあたって開業届と所得税の青色申告承認申請書を税務署に提出しておきましょう。
開業届は、会社を設立するわけではないから必要ないと思われるかもしれませんが、
事業として始めるなら届出が必要です。
また、フリーランスになると、自分で確定申告を行う必要があります。税制上有利な青色申告を行うには、事前に青色申告承認申請書の提出が必要です。開業後2ヶ月以内に提出すれば、その年の申告分から青色申告が可能になるので、開業届と一緒に提出をおすすめします。青色申告は難しいと思われがちですが、会計ソフトを使用すれば、必要な帳簿の準備や計算、申告書類の作成などを自動的にやってくれるので簡単です。
知人や友人にフリーランスになることを伝える
フリーランスとして独立をする際、黙って1人で活動を始めるのではなく、知人や友人に積極的に伝えるようにしましょう。
身近にあるネットワークは、フリーランスにとって大事な人脈です。
すでに信頼関係が構築されているため、案件紹介を受けやすくなります。
自分のSNSやホームページを用意する
今やビジネスをする上で自分のSNSやホームページを持つことは必要不可欠です。
なぜなら、相手が「あなたのことを知りたい」と思った時には、真っ先にあなたについて検索しようとする傾向があるからです。SNSやホームページは、スキルやポートフォリオをアピールでき、対外的な信頼性を高める効果も期待できます。SNSやホームページを通じて、案件獲得につながることも少なくありません。
名刺を準備する
フリーランスにおいても名刺は不可欠です。
会社員でもフリーランスでも、初対面のときは名刺を交感することになります。また、名刺を渡すことで自分をアピールでき、相手に安心感を与えられます。
名刺には名前の他にもデザインや、必要に応じて実績、ロゴを記載できます。フリーランスとして活動するときの指針や理念、想いを反映させると、人脈形成や案件獲得に有効です。
独立後にお勧めしたいアクション
フリーランスとして独立した後は、自らが営業担当となり、案件を獲得しなくてはなりません。その際にお勧めしたいアクションをご紹介します。
研究会、勉強会、セミナーに参加する
様々な分野で研究会や勉強会、セミナーが開催されています。まずは、それらに参加しましょう。
このとき、ただ話を聞くだけでは、あまり意味ありません。その後の仕事につなげるために、「何かを発言する」ことがポイントです。
これがコミュニケーションや新たな人脈作りに役立ち、長い目で見ると案件につながります。
クラウドソーシングを活用する
クラウドワークスをはじめとした、クラウドソーシングの活用もおすすめです。クラウドソーシングを有効的に活用すれば、フリーランスの駆け出しの際の弱点である「実績」を大きく補強できます。
また、プロフィールや実績の使い方によっては、高単価案件の獲得も目指せます。登録される案件数も年々増えてきているので、ぜひ活用しましょう。
まとめ
ここまで、フリーランスとして独立する際に押さえておきたいポイントをお伝えしました。
フリーランスを始めたばかりの頃は、身近なネットワークを活用できるかが鍵です。そして、自分の強みやできることをまとめて、様々な媒体を使って発信することも重要になってきます。
まずは、あなたの売りを明確にすることから始めましょう。
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