あの企業から逆指名!ITエンジニアのための情報発信術3選

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情報発信がきっかけで企業から逆指名

エンジニアとしての情報発信を行うことで、有名企業への転職を果たすケースが増えています。

ビットコインを用いたトレードサービス「VALU」のパロディサービスである「NILU」を公開した @mito_memel 氏は本家運営会社の株式会社VALUに入社しました。また、大学生ながら分散型SNSであるマストドンの世界最大インスタンスmstdn.jp を管理する@nullkal 氏は株式会社ドワンゴに入社しました。

重要なのは、どちらも自分から、採用面接を受けにいったのではなく、自身のエンジニアとしてのスキルやマインドセットを情報発信することで、企業の側から逆指名されてスカウトを受けたことです。自分から色々な会社に営業にまわる必要がありませんし、待遇面でも好条件であることが推測されます。

マーケティングには大きく分けてアウトバウンドとインバウンドがあります。エンジニアの側から自身を売り込むために複数の会社に面接や営業を繰り返すのがアウトバウンドマーケティングであれば、適切な情報発信を行うことで、企業の側から逆指名を勝ち取るのはインバウンドマーケティングと言えます。

インバウンドマーケティングは、相手側のニーズが先行するため、有利な条件で契約を進めることができる可能性が高く、様々な業界からも注目されています。

そこで今回は、エンジニアがインバウンドマーケティングを意識して会社から有利な条件で採用されるための情報発信術について3つご紹介します。

参照:フリーランスエンジニアのための資産運用術について解説した記事はこちら

①サービスを公開するのが最大の自己アピール

「情報発信」ときいて、まず思い浮かべるのはブログやSNSの活用ですが、日本のIT企業でエンジニアとして働く場合に大きくプラスとなる可能性はまだまだ少ないのが現状でしょう。的確な問題意識をもった文章であれば好印象をあたえる可能性もあると思いますが、内容によっては「手よりも口が動く」など逆に悪印象を抱かれてしまう可能性もあります。

やはり、前項で挙げた例のように「自分でつくったサービスを公開する」のがエンジニアにとって最大の自己アピールとなります。そもそもエンジニアを採用する企業の側からすれば、自社のサービスやソフトウェアなどを開発・改善していくことを期待するため、技術的な課題や問題を解決したり、改善するスキルやマインドセットをもった人材は喉から手が出るほど欲しいのです。

履歴書や短い面接時間からそれらを正確に判断することはむずかしいため、実際にサービスを公開して運営してきた実績のある人であるほど、採用後に活躍してもらうイメージがわきますし、高待遇を提示しやすくもなります。

②Githubに公開されたオープンソースを改善

そうはいっても、ひとつのサービスを作りあげて公開するほどの時間的余裕やスキルが不足していることもあるかもしれません。そんな場合は、『GitHub』など に公開されているオープンソースの一部改善を行っていくことが考えられます。

昨今ではIT企業でも各種オープンソースを広く活用していますし、自社向けのパッチを開発する必要がでてくる場合もあります。オープンソースプロジェクト内のあるモジュールに潜んでいたバグを解消したり、パフォーマンスを改善したりといった事実は Github のコミット履歴に刻まれていき、採用に繋がる可能性もあります。

実際に、Rubyの改善をおこなっていた数名のエンジニアが、フルタイムコミッターとして株式会社マネーフォワードやクックパッド株式会社などに採用された事例もあります。フルタイムコミッターとしての採用ではないにしても、オープンソースプロジェクトにおける活動は非常に価値のある履歴になりえます。

③IT勉強会のLTに登壇して活動を知ってもらおう

サービスをつくって公開したり、オープンソース改善をしたりする活動に一定の成果がでたら、ぜひIT勉強会のLTに参加することを考えましょう。LTとはライトニングトーク(Lightning Talks)の略で、勉強会などで開催される5分程度のプレゼンテーションコーナーです。

業務時間後に企業の垣根を超えたIT勉強会が開催することが多々あります。それらの勉強会のメイン講師になるためには、相応の知名度が必要となりますが、LTについては比較的簡単に参加表明することができ、活動内容や自身をアピールする絶好の機会となります。

「何を作ったか」「どこで苦労したか」「どう解決したか」といった自身の成果を短くまとめてプレゼンテーションするのは聴講者にとっても有益ですし、自身の強みを整理することにもなります。

LTでの評判がよければ次回の講師を依頼されたり、参加会社への紹介などにも繋がっていきますし、自己紹介や「お仕事募集中」を含んだプレゼン資料を『SlideShare』などにアップロードしておくことで話が進むこともあります。はじめてのプレゼンテーションは誰もが緊張するものですが、LTでの経験を積むことで着実に成長することができます。

仕事の愚痴と退職エントリはほどほどに

これまではプラスになる情報発信についてご紹介してきましたが、逆にマイナスになる可能性が高いのは、仕事の愚痴と退職エントリです。エンジニアブログの恒例コンテンツではありますが、どんなにスキルが期待できる人材であっても、機密情報の漏洩や自社の悪評をばらまかれるリスクをとってまで採用したいとは思えないものです。

勤務時間中のSNS利用やブログ更新も一般的なIT企業には悪印象となることが多いです。これらのリスクを避けるためには実名と匿名でアカウントを分けておくのもひとつの方法でしょう。個人の趣味は趣味として否定されるべきものではありませんが、企業文化や規定については様々であるため、余計なリスクをアピールしないこともひとつの方法です。

技術ブログでアピールするのであれば、 Qiita においてTIPSを公開したり、海外ライブラリのドキュメントを翻訳したりするのがよいでしょう。操作インターフェイスとしてはブログに似ているのですが、一般的なブログサービスに比べると技術情報の発信に特化しています。IT企業に所属するエンジニアの公式アカウントも多くあり、そこでのやり取りをきっかけに知り合いになって勉強会に招かれたり、採用に繋がっていくこともあります。

評論家ではなく問題解決者であることを情報発信

今回はITエンジニアがIT企業から有利な条件で指名してもらうための情報発信術についてご紹介しました。企業から逆指名されるインバウンドマーケティングを見越した情報発信にあたって重要なのは「評論家としての自分」をアピールするのではなく「問題を解決できるスキルやマインドセット」を適切に理解してもらうことです。

愚痴や不満を言うのは楽しいですが、それだけでは何も生み出しません。繰り返しますが、企業が高待遇でもスカウトしたいのは、その不満を自分自身で改善できるスキルとマインドセットを持った人材です。自分なりのサービスを作ったり、オープンソースを改善したりする活動は自分自身のスキルとマインドセットを高めることにもつながりますし、それを知ってもらうことも大切です。

複数の企業からの指名があれば。待遇や仕事内容を選べるようになりますし、交渉もしやすくなります。その段階までいくのは大変かもしれませんが、「どうか採用してほしい」と企業をまわって頭を下げていくアウトバウンドマーケティングを続けるよりも健全ですし、よい結果になりやすいです。ぜひ自分自身のスキルやマインドセットをアピールして指名をもらえるような情報発信を心がけてみてはいかがでしょうか。

参照:フリーランスエンジニアのための資産運用術について解説した記事はこちら

イラスト:ゆずりは さとし

この記事の著者
by 池田仮名
ITエンジニア/ブロガー
個人ブログ「太陽がまぶしかったから」を運営。
Twitter|@bulldra
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