英語の技術書って読まなきゃダメなの?海外プログラマの視点から教えます

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英語の技術書は本当に読んだ方がいいの?

こんにちは、ニュージーランドで働くプログラマのはっしーです。

「プログラマなら英語くらいできなければ!」なんて意見、数年前からよく耳にしますね。インターネットでは「プログラマのための英語勉強法」に関する記事が定期的に話題になっている印象です。

そんな中でいろんな人がオススメしている勉強法に、「ITの技術書を英語で読む」というものがあります。そのメリットとしては、

・英語と技術がいっぺんに身につくので一石二鳥

・日本語に翻訳されていない技術書も読むことができる

といったものがあげられています。

英語が苦手な人でも「ちょっと頑張って読んでみようかな?」という気になっちゃいそうですが、ちょっと待って!

すでにある程度英語が読める人ならともかく、英語力に自信のない人が背伸びして手を出すと大変なことになりますよ。それに英語の技術書自体、そんなに無理して読まなくてもいいのではないかと僕は思うのです。

基礎的な語学力なしに英語の技術書に手を出すのは逆効果!

当たり前の話ですが、英語の技術書を読むためには、それなりの英語力が必要です。

たとえばですよ、アラビア語の本を読めばアラビア語ができるようになるかって話です。なりませんよね? なぜなら、本を読むためには文字の読み方や文法、ボキャブラリーなど、ほかに覚えることが山ほどあるからです。

「英語の技術書を読めば、英語ができるようになる」は順序が逆なんですよ。「英語ができるようになれば、英語の技術書が読めるようになる」が正解。

中途半端な語学力で英語の本に手を出すと、単語も文法もわからないから辞書とにらめっこしながら読むことになり、時間ばかりかかって一向に進まず、読解にばかり気を取られて技術情報も理解できず、結局最後まで読みきれずに挫折、なんてハメになるのがオチですよ。

まずは、高校レベルの単語と文法はちゃんとマスターしてください。英語の書籍が読めるようになるのは、その後の話です。

英語の技術書を読む必要があるかは人によって違う。日本語の書籍もかなり優秀

大型書店に行けばすぐわかる通り、日本ではたくさんの技術書が日本語で出版されています。これって勉強する環境としてはすでに十分で、英語の技術書にまで手を出す必要がどれくらいあるんだろうか? と思うんですよ。

僕の住んでいるニュージーランドの話をすると、まず大型書店が少ないし、IT関連書籍の取扱い自体が少ないので、技術書はいつも日本から取り寄せています。4日もあれば届きますし、日本語のほうが速く正確に読めるからです。

さらにいえば、英語の本ってめちゃくちゃ高いんです。同じ内容でも、日本語版の2倍以上の値段がついてることがザラにありますから。

それに、日本語で出版される優秀な技術書も多いですからね。最近では、Python を使ってゼロからディープラーニングを実装する本が話題になりましたが、著者は日本の方でした。あれだけ高いレベルの本がオリジナルで出る国って、かなり恵まれた環境ですよ。

日本語で大量の良質の情報が、しかも安価に手に入るのだから、「英語の技術書を読まないと!」と必死になる必要は別にないんじゃないでしょうか。

もちろん「英語でしか出版されていないあの本がどうしても読みたい!」というのであれば話は別です。日本語でアクセスできない情報なら、腹をくくって英語で読むしかありません。

しかし、そうでもない限り日本語の本だけで勉強しても特に問題ないと思います。勉強している時点ですでにほかの人とは差がついてますから安心してください!

参照:プログラマーには数学が必須?プログラミングと数学の関係を解説した記事はこちら

英語はツールにすぎない!自分に必要なレベルを見きわめよう

人によって、必要となる英語のレベルはそれぞれです。最新の英語論文を読む必要があるとか、将来は海外で就職したいとかであれば、そりゃ一生懸命勉強しなきゃだめでしょう(そんなレベルの人はとっくに英語やってると思いますが)。

ですが、ほとんどのプログラマにとっては、技術情報を英語でググれるレベルまで勉強すれば、まずは十分です。公式リファレンスを英語で抵抗なく読めたり、Stack Overflow の投稿から役立ちそうな情報を探し出せたりすれば、普段の仕事でも英語力を活かせます。

結局のところ、英語はツールにすぎませんからね。「これからは英語ができなきゃだめだ!」という無責任な言説に惑わされるのが一番よくない。プログラマの本業はあくまでプログラミング。そのために必要ならば勉強するくらいのスタンスでいるのが、英語との正しい距離の取り方なのです。

イラスト:ゆずりは さとし

この記事の著者
by はっしー
ニュージーランドで働くプログラマ。
日本で過労死しかけたことをきっかけにNZに逃亡、現在は残業ゼロ生活を満喫してます。
2017年4月に永住権(仮)取得!
ブログ|NZ MoyaSystem

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