今後も続く?!ITエンジニア不足の原因を探る | クラウドワークス テック(旧クラウドテック)

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ITエンジニア不足は続くのか

IT業界は人手不足、と常々言われています。

この記事ではどんな職種でなぜITエンジニアが足りないのか、さらにはなぜエンジニア不足が解消されないのか、エンジニアを取り巻く現状について紹介します。

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目次

ITエンジニアが足りない職種

ITエンジニアという仕事はITに関わるあらゆる職種、エンジニアの総称です。その中で特に人材不足が考えられる仕事としては「プロジェクトマネージャ」、分野で言えば「JavaやRubyを扱うエンジニア」「セキュリティ分野」などが挙げられます。また、近年ではAIやビッグデータなどの先端技術を扱うエンジニア不足も顕著です。

プロジェクトマネージャ不足は供給不足!?

業界では、しばしば以下のような言葉が聞かれます。
「コンピュータの知識やスキルが高い人は多いが、人間をまとめたり指示をすることが不得意な人が多いんです。だからマネジメント力のある人材や、お客様と折衝できる人材は本当に貴重です」

つまり、プロジェクトマネージャや上級システムエンジニアが不足しているということを意味します。

プロジェクトマネージャや上級システムエンジニアは、システムやアプリケーションの製造のことはもちろん、進捗管理や予算管理といったプロジェクト推進全体の業務を理解していることが必須です。
さらに顧客のヒアリングや折衝を通じて、完成するシステムをイメージして顧客と共有し、それを配下のプロジェクトメンバーに伝えるような役割も担います。
そのため、スキルの高いプロジェクトマネージャは高いITスキルだけでは務まりません。あらゆるビジネススキルが求められるのです。

さらに、企業が求めるプロジェクトマネージャは、ITに精通していれば良いというわけでもありません。
例えば、Javaを扱うシステム設計や構築にはJavaに詳しいプロジェクトマネージャがふさわしいのはいうまでもありません。ビッグデータを扱うシステム開発では、データマイニングの経験やデータベースのスペシャリストとも言えるスキルを持ったプロジェクトマネージャが求められるでしょう。

このように考えると、プロジェクトマネージャは常に不足していると言えるのではないでしょうか。逆に、高い専門性を持つ方はこれからプロジェクトマネージャや上級システムエンジニアを目指す点では有利かもしれません。

JavaやRubyエンジニアが足りないのはスマートフォンが原因!?

JavaやRubyのエンジニアが足りないという声も聞きます。実際、フリーエンジニアの求人にはJavaを扱えるプログラマの募集や、Javaの素養があるプロジェクトマネージャの募集といった案件が目立ちます。

Javaのエンジニアが足りない理由の一つには、スマートフォンの普及が挙げられます。
Androidアプリの開発で使用するプログラミング言語のほとんどはJavaです。つまりAndroidアプリを作る需要が急速に高まったことがJavaエンジニア不足の背景にあります。

Rubyのプログラマやエンジニアの不足を懸念する声もあります。
一般に新しく開発された技術は、最初は大変もてはやされて急速に需要が伸び、弱点などが明らかになるにつれて需要は大きく下がります。しかし、ある程度の期間が経つと見直されて求人が増加し、その後は安定した需要になると言われています。

関連記事:【初心者必見!】Rubyでアプリを開発する方法まとめ

セキュリティ分野のエンジニア不足は慢性的!

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ネットワークを活用する限り、セキュリティ対策は不可欠です。
かつてはコンピュータウイルス対策がセキュリティ対策の代表格でしたが、近年ではビジネスツールのクラウド化が進み、以前よりも高度なセキュリティ対策が求められる機会が増えました。そのような中、サイバー攻撃も高度化を続けており、システム障害や情報漏洩からシステムを守るセキュリティエンジニアの需要は高まるばかりです。

しかし、セキュリティエンジニアは常に知識をアップデートしていかなければならない専門性の高い人材であるため、供給が追いついていません。

ECサイトや金融分野をはじめ、高度なITセキュリティが必要とされる場面は数多くあります。企業のネットワーク依存も高まり、さらにその重要性も増している現状を鑑みると、この分野の人材不足が慢性的である理由がわかるでしょう。

関連記事:他のプログラマーと差をつける〜セキュリティのスキルでステップアップしよう!

ITエンジニア不足に関する今後の展望

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以上のような、ITエンジニア不足の現状は今後も続くと思われます。AIやDX、IoTなどの先端技術を扱うエンジニアの需要はさらに高まるというのが業界の見方です。

経済産業省が公表した「IT人材需給に関する調査 調査報告書」によると、2030年には最大約79万人のIT人材が不足すると試算されています。
IT人材にはエンジニア以外も含みますが、IT人材の需給ギャップが年々拡大していることを考えると、今後もエンジニアの不足も継続していくでしょう。

関連記事:ITエンジニアが需要増で人材不足って本当?業界全体で取り組むべきポイントは?

急速な需要の高まりがITエンジニア不足を招く

この記事ではITエンジニアが特に不足していると思われる分野とその理由を挙げました。
ITの進化、特にイノベーションは人々の生活をより豊かにしますが、そのイノベーションを利用したビジネスの展開にはIT技術が不可欠です。

ITエンジニアの中でも、必要とされるスキルが高い分野や需要が急速に高まった分野などは、特に不足が考えられるでしょう。

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