自己評価が重要なカギ!エンジニアが生き残るために必須の能力とは? | クラウドワークス テック(旧クラウドテック)

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エンジニアとして生きていくためには、フリーランスであれ会社員であれ必ずなんらかの能力が必要になることは言うまでもありません。わかりやすく言えば、プログラミングを生業とするエンジニアは少なくともひとつのプログラミング言語に精通している必要がありますし、システムエンジニアであればシステム開発の各工程の内容や見積もり、顧客との交渉力はもとより業務知識の習得なども必要でしょう。

そのため多くのエンジニアは自己研鑽を通じて自らの能力を高め、エンジニアとしての成長や将来を広げることを考えているようですが、エンジニア自身は自分の能力をきちんと評価しているでしょうか?
というのも、エンジニアの能力は多岐にわたりひとつの尺度で測れるものではありませんし、また他者からエンジニアとしての能力を評価される機会もあまりありません。所属している組織や会社の業績評価や人事考課は一定の目安になるものの、それはあくまでも組織に対する貢献度や上司とのコミュニケーション能力、会社の業績そのものにも大きく左右されてしまうためエンジニア能力の評価としては心もとないものです。

この記事にはエンジニアとしての能力を自己評価することの重要性とその方法論が書かれています。ぜひお読み下さい!

参照:仕事につながるプロフィールのまとめ方について解説した記事はこちら

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目次

他者評価はあてにならない

エンジニアは自分で自分の能力を評価することがとても大切です。というのもエンジニアの能力は多岐に渡り、他者の評価にばかり頼っていると過大評価や過小評価につながってしまうことが多いためです。

例えば筆者が実際に目にした例では、あるシステムエンジニアAさんは非常に優秀で業務知識の習得・基本設計・データベース設計が得意な人でした。その一方では交渉力が今ひとつなため顧客の仕様出しの遅延や期日の遅れに対してはあまり強く踏み込めず、リカバリー可能な範囲ではあるものの工程遅延を招くことがあるといった短所も持ち合わせていました。

整理するとAさんは「業務知識の吸収」「基本設計」「データベース設計」といったシステムエンジニアにとって必須の知識は高いスキルを兼ね備えています。その一方「交渉力」「調整力」といったスキルは今ひとつです。

このようなAさんは共にエンジニアとして働くメンバーからは比較的高い評価を得ていましたが、プロジェクトマネージャーはあまり良い顔をしませんでした。というのもマネージャはあくまでも予算や工程管理、最上流の要件定義段階を扱う立場のためAさんの交渉力や調整力の低さにイライラすることが多かったようです。

この例が示唆することは、エンジニアの能力は評価する立場によって重要視する能力が異なるために他者の評価に依存することはあなたの本来の能力や長所、短所といったものが見えづらくしてしまいます。実際にこのAさんはマネージャクラスからの評価があまり高くなく、自信がなさそうに仕事をしていました。高い能力を有していたのにとても残念です。

これは自分の強みも弱みも明確に把握できず相手の都合の良し悪しで評価され、自己評価をしていなかったために陥ってしまった状態です。

自己評価を通じて自分の強みを明確にすることが不可欠

また筆者の経験として、エンジニアの転職活動やフリーエンジニアとしての営業では自分の強みを明確にする必要があると感じています。エンジニアの求人、特に中途採用や契約社員のような場合はどうしても「即戦力」が求められがちです。これは言い換えると「ある特定の業務や分野に精通していて、すぐに業務に取り掛かり業績や進捗の回復に貢献してくれる人材」を求めていることに他なりません。
よってエンジニアを求める側としては応募してきたエンジニアがどのような強みを持ってどのような貢献をしてくれるのかをはっきり知りたいと思うのが自然です。

そのような要望に対してあなたのエンジニア経験からなんらかの回答を返すことが非常に重要で、これは環境や状況で揺れ動く他者評価だけをあてにしていては自分なりの回答を用意するのは難しいのではないでしょうか。
むしろ自分のエンジニアとしてのスキルを自己評価して、自分の言葉で経験と強みを語れるようになることが非常に重要だと思います。

では、エンジニアとしての能力を自己評価するにはどのような方法があるでしょうか。次に見てみましょう。

一番簡単な自己評価ツールとして日誌をつけましょう

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エンジニアや自己評価、技術スキルという言葉が並ぶと難しいもののように感じるかもしれませんが、最も簡単で効果的な自己評価ツールは日誌をつけることです。1日の業務や寝る前にその日の仕事や勉強した内容からトピックを3つほど書き出してみましょう。慣れないうちは次の3つから書き出してみましょう。

  • 誰とどんな会話をしたのか <満足度100点満点中◯点>(→交渉調整能力)
  • 設計書やコーディングを何ページ、または付随する資料などをどのくらい作ったのか <満足度100点満点中◯点>(→設計製造能力)
  • 今日はどんな勉強をしたのか <満足度100点満点中◯点>(→エンジニアスキル)

このように日常の業務をエンジニアとして必要な3つの能力とリンクさせる形で日誌をつけていきます。ただの日誌ですから毎日自分の能力を査定するような大げさなことはせず、日記感覚でつけ始めてみましょう。
さらにそれぞれの項目で「満足度」をつけていきます。「しごとをやりきった!」というほどに頑張れたのであれば100点ですし、イマイチだった・進捗が悪かった・自分に嘘をついたというネガティブな要素があれば点数は低くなることもあるでしょう。

この日誌をつけると自分の業務の内容が言語化されて蓄積していくので、さらに項目を細分化したり業務に合わせてカスタマイズしたりして日誌の内容を自分に合ったものにしていきましょう。すると自分の強みや弱みがだんだんと明確になります。
また点数をつけるのはとても大切なポイントで、自分を客観的に見る練習となります。現場では「上司のミスで進まない!」と感情的になっているかもしれませんが、そのことを日誌に書き点数をつける際には自分でできることはなかったか、上司だけが本当に悪いのかと頭を冷やして自分の本来の姿を考えられるようになっているでしょう。

このように日誌を書いて点数をつける方法は筆者の知人の臨床心理士がうつ病からの業務復帰をサポートする方法としても進めていました。エンジニアとしての能力を自己評価するためだけではなく、仕事の閉塞感の打開やストレスマネジメントにも応用できるものと思われます。

自己評価を通じて強みと弱みを把握しましょう

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エンジニアの能力は多岐にわたり、さらに評価者によって重視する能力が異なるため他者評価だけに頼るのは得策ではありません。あくまでも自己評価を通じてエンジニアとしての強みを明確にし、足りないスキルやさらに伸ばすスキルを意識しておきましょう。
これはエンジニアとして成長するためだけではなく、転職活動やフリーランスを目指す際には特に必要なことです。自己評価はエンジニアとしての自信を高め、成長するためには必須のものです。

簡単なツールとして日誌をつけて点数化することをお伝えしました。この方法はうつ病からの職場復帰の際のサポートツールとしても使われたことがあり、能力の自己評価だけではなく仕事の閉塞感やストレスマネジメントにも有用だと思われます。

自分の能力の自己評価を通じて、もっと素晴らしいエンジニアとして自信を高めて活躍していただければと思います。
あなたの強みはなんでしょうか?ぜひ確認してみてくださいね。

参照:仕事につながるプロフィールのまとめ方について解説した記事はこちら

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