C#エンジニアとして転職をお考えですか?「条件の良い職場に行きたい」「やりがいのある仕事がしたい」「新しい環境に行きたい」など、いろいろな動機があるでしょう。転職は、成功ばかりではありませんので、しっかり準備して失敗しないようにしたいですよね。
この記事では、求人情報の探し方や自分の価値を最大限に発揮するための方法など、転職の成功率を高めるための”選択肢”を紹介します。自分の持っている選択肢を活用して、転身を成功させましょう。
C#エンジニアが転職先として選ぶ業界とは
まずは、C#エンジニアの転職先となる業界を紹介します。エンジニアと言っても、業務の内容はさまざまなので、やりたい仕事をよく考えてみましょう。
業務システム開発
企業内で使用される社内システムや企業間で使用されるB2Bシステムなどのソフトウェア開発です。開発にはある程度その企業の業務知識が必要とされ、受注先に常駐して開発に当たることもあります。ミッションクリティカルなシステムも多く、障害時は緊急で駆けつけることもでてきます。
ウェブサービス開発
自社や他の企業が提供するウェブサービスの開発です。カカクコムなどの価格比較サイトやECサイトなどがあります。一般的にサービスは公開されるものなので、個人向けに提供されるB2Cサービスが多いです。
パッケージ製品開発
企業や個人向けに販売されるパッケージ製品の開発です。最近では、パッケージ製品は減りつつありますので、月額課金のウェブサービスが増えてきています。とはいえ、これからもパッケージ製品はしばらくなくなることはないでしょう。
スマートフォンアプリ・ソーシャルゲーム開発
C#は、業務システムなどのビジネス的なイメージが強いですが、ゲーム開発にも使用されています。ASP.NET MVCを使ったサーバー/クライアント開発やゲーム開発環境Unityを使ったスマホアプリ開発などがあります。C#の高い生産性は、ゲーム開発でも強力な武器になります。
研究開発
最先端の技術研究をする開発プロジェクトです。例えば、AI(人工知能)やロボット開発などです。その分野に対する高い知識を必要とされるので、大学などで専門分野を学ぶ必要があります。
転職先情報はどこで取得する?
次に、転職先情報の取得先を紹介します。さまざまな方法がありますので、たくさんの情報の中から自分に合った企業を見つけましょう。
求人サイト
勤務地や給与、雇用体系などさまざまな条件で、求人情報を検索することができます。インターネットから、簡単に検索することができますので、まずは転業を考えている業種の平均的な条件を確認しておくと良いでしょう。
転職エージェント
専門知識を持つコンサルタントとカウンセリングを行うことで、自分の「強み」「弱み」を整理するなどして、転職の支援をしてくれます。ほとんどのサービスは無料で提供されるので、コストを掛けずに成功率をアップさせることができます。また、非公開求人も多く取り扱っていますので、他では探せない条件が見つかるかもしれません。
SNS
最近では、採用担当者もFacebookやTwitterを採用の材料に確認していると言われます。他にも、LinkedInやWantedlyなどのビジネスSNSなどで企業に自分のスキルをアピールする方法があります。SNS経由でスカウトされることもありますので、積極的に活用していきましょう。
ダイレクトリクルーティング
企業が仲介企業などを介さずに、自ら採用候補者を探しだし、アプローチする採用方法です。就職氷河期が終わり、売り手市場になった今企業は優秀な人材の確保に積極的になっています。求人データベースサイトを使って検索されることが多いので、そういったサイトに自分のプロフィールなどを登録しておくと良いです。
C#エンジニアが転職した時の雇用形態
次に、雇用形態の種類を確認しておきましょう。雇用形態によって、就職のしやすさや働き方が異なるので自分に合った働き方を見つけましょう。
正社員
契約期限などがない正規雇用された社員です。就業時間は企業によってさまざまですが、一般的にはフルタイム勤務が多いです。近年、非正規雇用が年々増加してきていますので、正社員での雇用は難しくなってきています。しかしながら、正社員の解雇は法律によって規制されていますので、一度雇用されれば安定的な仕事が期待できます。
派遣労働者
人材派遣会社を介して、指定企業に派遣される労働者です。雇用契約は派遣元会社との間で結ぶこととなります。人材派遣会社に登録すると、自分のスキルに合った仕事がある企業を紹介されますので、担当者と一緒に面接に行くことになります。場合によっては、そのまま正社員として雇用されることもあります。
契約社員
契約期間が決められた雇用形態で、フルタイムの就業時間が一般的です。アルバイトとは違い、月給制であることが多いので期限付きの正社員のようなものです。正社員と違うのは、労働者の都合であっても契約期間内はやむなき事情を除いて退職できないことです。また、企業側からも解雇は原則としてできません。
(一年以上働いた場合で、契約社員側が求めた場合は例外とされています。)
業務委託
業務委託には、委任契約と請負契約の2種類があります。委任契約は、契約先の企業の業務を委任されるもので、受付業務など納品物のない業務がこれにあたります。逆に請負契約は、プログラム作成など納品物のある業務を請け負う形態です。業務委託は、企業と直接契約を交わすことになりますので、契約内容に注意しましょう。また、業務内容にもよりますが在宅ワークが可能な場合も多いので、自分の好きな時間に業務を行うことができます。
転職前に自分の強みを見直そう
最後に、自分の強みを見直すことで、自分の能力を最大限に企業にアピールしましょう。雇用する側にとっては、業務を遂行できる能力があるかどうかがもっとも重要な部分ですので、しっかりアピールしておきたい所です。
学歴
IT業界はどちらかといえば、学歴不問であることが多いですが、専門卒や大卒であることが求められることもあります。専門知識が不足している場合は、転職の前に専門学校や大学に入るといったことも考えられます。そのほうが、転職の成功率は高まります。
経歴(実務経験)
中途採用の場合、エンジニアとして最も重視されるのが実務経験です。エンジニアの場合は特に現場でしか得られない経験が多いので、業務で使用される言語の実務経験がある場合は優遇されます。中途採用でも、実務経験不問の企業もありますが、独学である程度知識をつけておいたほうが良いでしょう。
資格
資格は、企業にアピールする材料にもなりますが、自分のスキルアップにもつながりますので、ぜひ業務に関連する資格をいくつか取っておくべきでしょう。C#の場合は、主にマイクロソフト認定資格が中心になります。他にも、ITシステム全般の知識が求められる基本情報技術者(FE)や応用情報技術者試験(AP)は国家資格となりますので、アピールポイントが高いです。また、広範囲に知識が求められますので、スキルアップにも最適でしょう。
スキル
自分が持っている知識やスキルを、一度整理してみましょう。C#の言語自体の知識やライブラリの使い方、ASP.NETなどのフレームワークの知識は実践で役立ちますので、企業に評価されます。そういったスキルを全く持っていない場合は、なにか一つでもいいので知識を身につけてから転職に臨むほうが良いでしょう。
まとめ
転職を成功させるためにも、十分な準備が必要です。まずは、転業先となる業界を定めて、希望する雇用形態を決めましょう。その上で、自分の強みを見直し、アピールポイントを考えます。それから、転職情報を活用して企業に積極的にアピールしていくと良いでしょう。あなたのアピールポイントは見つかりましたか?
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