実際ITエンジニアの平均年収って?年収アップ術を知ってあなたも高収入のITエンジニアに | クラウドワークス テック(旧クラウドテック)

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どんなにやりがいのある仕事であっても、やはり気になるのは「どのくらい儲かるのか」「どのくらい稼げるのか」という金銭面、年収ではないでしょうか。

ITエンジニアは拘束時間が長い印象があり、年収も高めではないか…と考える人が世の中には多いようですが、実際ところはどうなのでしょうか。

ここでは、いくつかの調査結果から算出された客観的データを用いながら、ITエンジニアの平均年収と、年収アップ術について紐解いていきたいと思います。

参照:フリーランスエンジニアの年収を徹底解説した記事はこちら

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目次

ITエンジニアの平均年収ってどのくらい?

NPO法人「ITスキル研究フォーラム(iSRF)」が2014年に国内で就業するITエンジニア7218人を対象に平均年収を調査しています。
その結果によると、調査対象の平均年齢は36.7歳、平均年収は468万円ということになりました。

また、ITエンジニアの職種別に平均年収を見ると、最も高かったのはコンサルタントで713万円(平均年齢44.7歳)。次にプロジェクトマネジメントの585万円(平均年齢42.4歳)、ITアーキテクトの536万円(平均年齢39.5歳)と続きます。

なお、最も平均年収が低かったITエンジニアの職種はソフトウェアデベロップメントで403万円(平均年齢34.4歳)で、次にアプリケーションスぺシャリストの433万円(平均年齢35.1歳)が続きました。

自分が実際に得ている給料と比較するといかがでしょうか?納得できる数字ですか?それとも自分の方が低いと感じますか?

各職種の平均年収になるスキルレベルはどのくらい?

この調査では、平均年収を超えるスキルレベルはどのくらいかという調査も行っています。

ちなみに、NPO法人「ITスキル研究フォーラム(iSRF)」による調査で設定したスキルレベルは経済産業省が発表している「ITスキル標準(ITSS)」で定めるレベル1~7に「未経験レベル」を加えて全8段階としています。

どの程度のレベルに到達するとITエンジニアの職種別調査で明らかになった平均年収を超えるか調べてみると、要求された作業を独力で全て遂行することができるレベルである「レベル3」が標準的であるということが分かりました。

つまり、社会人になりたての新人や、駆け出しのITエンジニアに多い「未経験レベル」では、いきなりITエンジニアの職種別平均年収を超えるということは難しいということです。

「駆け出し」のITエンジニアは儲からない?

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ここまでの調査結果を見ると、ITエンジニアで稼ぐことは困難なのでは…と考える人も出てくるかもしれません。

しかし、いくら「駆け出し」であるとはいえ、ITエンジニアの平均年収は低い方ではありません。

求人・転職サイト「はたらいく」が2014年上半期の求人・会員登録データをもとに100職種の平均月収と年収データを調査したところ、セールスエンジニアの平均年収は305万円(100職種中19位)、SE・システムエンジニアの平均年収は301万円(100職種中24位)であることがわかりました。

平均月収で換算すると、セールスエンジニアは22万円、SE・システムエンジニアは21万円です。

100職種中、上位4分の1に入っているわけですから、どちらかというとITエンジニア「年収は高い」「恵まれている」ということができそうです。

事実、私の周りにいる経験の浅いITエンジニアたちの給与を聞いても、だいたい20万円台だと答える人が多いので、駆け出しのITエンジニアで平均月収が20万円台であれば、「普通」だと思ってよいでしょう。

ITエンジニアが年収をUPさせるには?

それでは、ITエンジニアが現状以上に年収をUPさせるにはどのような方法があるのでしょうか。

大きく分けると

  • スキルレベルを上げる
  • 稼げる職種に転身する

の2つが考えられます。

次に詳しく説明します。

【1:スキルレベルを上げる】

ここで改めて、「ITスキル標準(ITSS)」で定められているレベルの詳細を見ていきます。

レベル1情報技術に携わる上で最低限必要な基礎知識を持っているレベル。
レベル2上位レベルをもつ指導者の下で要求された作業を担当しつつ、プロフェッショナルとなるために必要な基本的知識・技能を持っているレベル。
レベル3要求された作業を全て独力で遂行できる程の応用的知識・技能を持っているレベル。
レベル4自身が持つスキルを活用することで業務上の課題を見つけ、先頭に立って解決できる知識・技能を持っているレベル。また、社内で求められる経験を知識化し後進育成に貢献できているレベル
レベル5スキルの専門分野が確立しており、社内で技術やビジネスを創造してリードする知識・技能を持っているレベル。
レベル6スキルの専門分野が確立しており、社内外で技術やビジネスを率先して創造できる知識・技能を持っているレベル。
レベル7市場全体から見て先進的なサービスの開拓や市場化をリードした経験と実績を有している、世界で通用する知識・技能を持っているレベル。

参照:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「ITスキル標準(ITSS)」

ITエンジニアの各職種において平均年収を超えるには、おおむね「レベル3」程度のスキルが必要だということは説明しました。

つまり、駆け出しのITエンジニアはまず「レベル3」を目指して積極的にスキル向上に向けた研鑽を積み、後進育成に貢献できるスキルを持つ「レベル4」や、勤務先で技術やビジネスを構築できるスキルを持つ「レベル5」に到達することを目標としてみることがよいでしょう。

【2:稼げる職種に転身する】

「ITスキル研究フォーラム(iSRF)」による調査では、最も平均年収の高いITエンジニアの職種はコンサルタント(713万円、平均年齢44.7歳)であることが明らかになっています。

つまり、現在働いている企業の中でスキルレベルが上がる様な業務と研鑽を積み重ね、ITコンサルタントへの転身を図るということが、年収アップ術の2つ目です。

ITコンサルタントの平均年齢を見ても、日々の研鑽がITコンサルタントに繋がったのではないかと考えられる年齢です。

<ITコンサルタントに求められることとは?>
ITコンサルタントの仕事は次の4つが求められます。

  1. 基本設計・共通仕様・設計思想といったアーキテクチャの決定
  2. 開発体制の構築・決定
  3. 進捗管理体制の構築・決定
  4. 要件の実現と予算・納期に関する交渉

ITコンサルタントが携わる案件の多くには、多様な制限と利害関係者が存在します。その「制限」と「利害関係者」との綿密な交渉と条件交渉を行った上で、求められている要件を達成しなければなりません。

そこで活きてくることが、ITエンジニアとして携わってきた膨大な量の案件に関する知識・スキル・交渉力です。

ITコンサルタントは「なりたい!」からといってすぐになれる職種ではありません。

特に技術スキル・知識量だけではなく、財務知識やロジカルシンキングやなど、求められるスキルは様々です。

日々業務を遂行していく中で

  • なぜだろう?という視点
  • 経営とは?という視点

を持ちつつ、多面的に物事を見て考えることを継続していくことで、年収アップに繋がるITコンサルタントへの道が開けていきます。
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いかがでしたでしょうか?

一言で「ITエンジニアと」言っても、

  • 職種
  • スキル
  • マネジメント力

といった複数の要因で高い年収にも、低い年収にもなるということが分かって頂けたのではないでしょうか。

毎日をただ「作業の繰り返し」として過ごすのではなく、年収を始めとした将来の目標に向かって「今は何をすべきか」ということを意識しつつ、スキルや知識を身につける時間を作って継続的に努力を続けていくことで、あなたの望む年収は手に入れられるはずです。

参照:フリーランスエンジニアの年収を徹底解説した記事はこちら

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