クラウドワークスを始めとしたクラウドソーシングプラットフォームの発達によって、自分にあった案件が見つけやすくなり、フリーランスが働きやすい環境が整ってきています。
また、クラウドワークスの発注者にとっても、フリーランスのプログラマーをうまく活用することによって、案件を円滑に、そして固定費を低く抑えながら、進めることが可能になっています。
ただ、フリーランスのプログラマーが誰でも独立してやっていけるわけではありません。案件を多く受注し、多くの収入を得るためには、ある一定のスキルや取り組みが必要になってきます。
発注者にとっても、すべてのフリーランスのプログラマーが、案件の内容や要求事項を全て満たすような仕事をやってくれるわけではありません。
そこで今回の記事では、フリーランスのプログラマーにとって大事なポイントや会社員とは違う点、そして、発注者がフリーランスのプログラマーに仕事を依頼する際に、着目しておきたいポイントなどを中心にご紹介していきます。
フリーランスのプログラマーの需要は右肩上がり！
最初に、フリーランスのプログラマーとはどのような仕事なのか確認をしておきましょう。フリーランスのプログラマーは、JavaやRubyといったプログラミング言語を活用し、システムやサービスを構築していくITエンジニアのことを指します。
現在のプログラマーを取り巻く環境は非常に良好です。ITとビジネスの接点が大きく深くなり、ITを活用したビジネスの展開が不可欠になっています。そして、ITの先導役となる人材が、プログラミングスキルを使ったプログラマーです。
そのため、ビジネスに直結するようなITの構築に関わることができるプログラムにおいては、案件受注金額もそれなりに高い水準になっています。
一方、依頼者から「この部分をプログラム化してください」という単純な作業を請け負う場合には、案件単価は低く抑えられている傾向にあります。
フリーランスのプログラマーにとって必要となるスキルとは？
それでは、プログラマーにとって、どのような知識やスキルが必要になるのでしょうか。ここでは3つのスキルをご紹介します。
プログラミングスキル
基本的なことにはなりますが、プログラミング言語を自在に操ることができるスキルは必要不可欠です。現在の主流のプログラミング言語といえば、JavaやPython、Rubyなどです。また、PHPを用いた案件も多くなってきています。
最新の言語のキャッチアップ
そしてプログラミング言語の中でも、最新の言語をうまくキャッチアップしていくスキルも必要です。IT技術、その中でもプログラミング言語は、日々技術革新が行われています。毎年、ITの最先端技術を取り入れている企業では、最新のプログラミング言語を用いてシステムの構築が行われています。そのような最新言語は、自由自在に操っている技術者が少ないため、需要は大きく、案件の単価も高くなる傾向にあります。
価値が生まれる行動を提供
フリーランスといえば、「決められた一定の作業を依頼されるだけ」というイメージがあるかもしれません。ただ、フリーランスのプログラマーに対しても、高い水準の技術が求められています。そして、「その技術を自分たちの会社や技術者に生かせるような形にしてもらいたい」というニーズも、発注者は持っているものです。
そのため、プロジェクト自体を先導して引っ張っていく。または、他の技術者達にアドバイスを送れるような、価値が生まれる行動を取ることができれば、フリーランスのプログラマーの価値自体もおのずと向上します。
フリーランスと会社員を比較してどのような違いがある？
次に、フリーランスと会社員を比較すると、プログラマーという職業においてどのような違いがあるのか見ていきましょう。こちらも3つの違いをご紹介します。
誤った作業を行い損害を与えた場合の後ろ盾がない
プログラマーは開発環境において、様々なコードを検証しながら構築を行いますが、時には本番環境で作業を行った際にミスをしてしまい、プロジェクトの進捗に多大な迷惑をかけてしまう場合があります。そのような場合、会社員であれば会社がリスクを肩代わりしてくれますが、フリーランスになると全て自分が責任を負わなくてはなりません。リスクに対する後ろ盾というものがあるかないかは大きな違いとなります。
リモート作業が多くなる
フリーランスのプログラマーといえば、2つの働き方が考えられます。1つはお客様先に常駐をして他の技術者達と一緒に仕事をするパターン。もう1つは、自宅等の作業環境でプログラミングを行っていくという方法です。自宅で作業をする場合は、リモートでの作業となり、時間にとらわれることなく作業を進めていくことができます。
契約や労務など細かな点を客先と詰める必要がある
フリーランスのプログラマーは、プログラミング業務だけを行っていれば良いというわけではありません。契約や請求処理など、業務以外の細かな点をお客様と詰めていく必要があります。会社員であれば、そのような事は事務や営業といった職種の方が担当されていますが、フリーランスになると全てを自分で行わなくてはなりません。
フリーランスのプログラマーとして成功するためには？
フリーランスのプログラマーにとって、大事にしたいポイントの1つが「スピード感」です。フリーランスを求める企業の場合、構想はあるもののサービスとして形になっていない場合が多く、少しでも早く実物を見てみたいと言う要望が大きいです。そんな要望を叶えるために、スピード感をもってシステムを構築することによって、あなたに対する満足度がさらに向上していきます。
また、今後価値のあるプログラマーになっていきたいという場合には、プログラミングスキルだけではなく、その他のレイヤーである「ミドルウェア」や「インフラ」における知識というものも必要になってきます。プログラマーを求める際に、プログラミング言語だけが記載されている募集要項はありません。その他にも、インフラやミドルウェアのように違うレイヤーの知識というものも合わせて求められます。プログラマーとして成功したいという場合には、その周辺の知識の習得にも努めていきたいものです。
発注者が見ているポイント、見るべきポイント
それでは、フリーランスのプログラマーに依頼する発注者が、どのような点を見ているのか確認しておきましょう。
受注実績
これまでの実績は必ず見られます。1件も実績がない場合と、難易度が低くても実績が多く掲載されている場合においては、後者の方が信頼性が高く感じられます。
GitHubに公開しているソース
プログラマーにとって、GitHubに公開しているソースは、あなたの自己紹介代わりになります。会社によっては、必ずGitHubのURLを記載するように求められることもあります。何か成果物がある場合には、積極的にGitHubを通じて公開していきましょう。
周囲とのコミュニケーション
プログラマーといえば1人でコツコツと行動していくイメージがあるかもしれませんが、周囲と意識を合わせながら仕事を行っていくコミュニケーションの力が合わせて求められます。
まとめ
ここまでフリーランスとしてプログラマーで活躍するためのポイントをご紹介してまいりました。
会社員と比較して1番違うところは全てを1人で行わなければならないということです。そして、発注額を増やすためのスキルアップやスケジュール等も、1人で計画をして実行していかなければなりません。
ただ、会社員であれば月給という形でもらえるお金が制限されていましたが、フリーランスであれば、働けば働くほど給与が得られる仕組みになっています。また柔軟に働くことができるというところも魅力でしょう。
フリーランスになるかどうか迷っている方がいましたら、ぜひこの記事をご紹介してみてください。
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