イメージと現実にギャップなし?プログラマーのリアル | クラウドワークス テック(旧クラウドテック)

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今や、私たちの生活に欠かせないインターネット。ネットショッピングやネットバンキング、SNSや会話アプリ。どれか1つが欠けたとしても、生活していく上で、不便極まりないところまでIT技術は浸透しています。

しかし、IT技術には感謝して大いに活用はしているけど、それを扱うプログラマーという職業のイメージは、決して良くはないのが現状です。

では、いったいなぜ、プログラマーの印象はあまり良くないのでしょうか?

今回は、世間がプログラマーに抱いている印象を挙(あ)げながら、プログラマーのかかえる実状、そしてこうすれば人間力アップにつながるという実践法をご紹介したいと思います。

本記事は、これからプログラマーを目指す方々にも、そして現在プログラマーである方にも、これからのモチベーションにつながる情報となっています。

参照:プログラマーの適性について解説した記事はこちら

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目次

プログラマーってどんな職業?

プログラマーとは、コンピューターの設計書・仕様書をもとに、ソースコードを使ってプログラミングする職業をいいます。

コンピューターは万能であるように思われていますが、プログラムが無ければ、ただの箱にすぎません。
プログラマーがプログラミングしたソースコードを、コンピューターが識別できる機械語に翻訳し、実行できる形になって、初めてコンピューターは処理を行うことができるのです。

万が一、プログラマーが作成したソースコードに誤りがあった場合は、コンピューターは誤作動を起こす可能性もでてきます。

そういった意味で、プログラマーという職業は、コンピューターにとって「頼れる指導者」という立場になければならないのです。

背負っている責任は、大きいのですね。

また、プログラマーとひとくくりに総称されますが、扱う分野によってプログラマーにも種類があります。
現在、プログラマーの大まかな種類としては「Web系」「ゲーム・アプリ系」「オープン系」「汎用系」「制御系」「通信・ネットワーク系」に分けられます。

プログラマーの市場ニーズという観点から見た場合、ネット機能の充実化、SNSなどのソーシャルメディアの普及、スマホ市場の拡大などから、「Web系」「ゲーム・アプリ系」「オープン系」などのニーズが高いといえるでしょう。

世間が抱くプログラマーのイメージとは?

あるリサーチ会社が街頭で「プログラマーに対するあなたのイメージは?」と質問したところ、様々な回答が返ってきました。

  1. いつも帰りが遅いイメージ。
  2. 会話によく分からない「専門用語」が多すぎる。
  3. 単純な質問をしたら、無視されそう。
  4. 頭が良すぎてバカにされそう。
  5. 議論したら長そう。

いかがですか?

プログラマーである方が聞いたら、少しショックを受けるかもしれませんが、実際プログラマーの世界をまだ知らない方からすれば、大いにうなずけることありますよね?

実は、私にもそういう経験があるので、1つご紹介しますね。

私の以前勤めていた会社には、システム部門があり、そこは企業の様々なシステム・ソフトウエアを開発したり、自社のシステムを開発・管理する部署となっていました。

その部署は、他の部署とは違い、高度なセキュリティで頑丈に警備されていて、それだけでも一種独特の雰囲気があったのです。

たまたま、自社システムに不明点があったため、システム部門に確認をとる役目が、私に与えられました。
私は、おずおずと担当者にシステムに対する質問をしたのですが、その質問の回答には、私にとってはまさに「宇宙語」にも匹敵する「専門用語」の嵐だったのです。

一通り担当者の話を聞きはしたものの、頭には「?」マークだらけ。

これでは、上司に報告ができないし、不明点がわからないままです。

意を決して、その専門用語がわからないことを説明し、質問を再度繰り返しました。

その結果、担当者は「あ、難しく言ってしまって申し訳ありません。それはこういうことです。」と謝ってくれたのですが、それに続く説明がまたも最初とは違う形の「専門用語」だったのです。

悪気は全くないのはわかっていますが、こういう似たような経験は、みなさんにもあるのではないでしょうか?

プログラマーの印象が悪い理由

重責を担ってくれているプログラマーなのに、ではいったいなぜ印象があまり良くないのでしょうか?
それは、プログラマーの置かれている環境に影響があるのかも知れません。

プログラマーは、プログラミング専門職です。

彼らは、システム部門に在籍したり、または、フリーランスとして自宅で仕事をしたりすることが一般的です。

彼らの周りは、ほぼ全てがシステムに携わる人か、自宅での仕事であれば自分とコンピューターだけ、ということが多いのです。

客先と打ち合わせや折衝を行うシステムエンジニア(SE)や、営業もこなす方は別として、プログラマーの周りは、システムのプロだけですから、専門用語が飛び交っても、議論が長引いても、その中においては、なんの不都合も感じることはないのです。

システムトラブルの際には、バグ(不具合)がどこに存在するのか、プログラムを論理的に考え、1つ1つ確認する作業が発生します。

そのために、ついつい物言いも理屈っぽい口ぶりに聞こえがちになってしまうのです。

また、納期間近ともなれば、おのずと会社で仕事をする時間が長時間となってしまって、友人などとリフレッシュする機会が少なくなってしまうという現実もあります。

こういう環境がプログラマーのイメージを落としてしまっているのかも知れませんね。

プログラマーのここが好き!

しかし、プログラマーのこういうところは好き!という箇所もたくさんあるのです。

まず、何と言ってもコンピューターに詳しい、計算や数値に明るいということが挙(あ)げられますよね。
また、常日頃からトラブル対処をやっているから、どんな時も冷静ということも挙(あ)げられます。

上記した私の体験談には、その後があります。

続きをもう少しお話ししますね。

あの後、またもや違う「専門用語」で回答してくれた担当者だったのですが、それも理解が難しかった私は、とうとう自分の部署に来て、実際にコンピューターを操作してもらうことを依頼しました。

担当者は、多忙だったのにもかかわらず、わざわざ私とともに来てくれ、いとも簡単に問題を解決してくれただけでなく、それ以外のシステムの便利な操作法まで伝授してくれたのです。

あまりコンピューターが得意ではなかった私には、その時の担当者はスーパーヒーローに見えました。
こういう経験も、皆さんにももしかしたらあるのではないでしょうか?

プログラマーの本当のところ

では、プログラマーの本当の姿とは、どういったものなのでしょうか?

プログラマーという職業につく人は、大多数がプログラミングをすることが好き、或いは、興味があってつく人です。

人からすすめられて、プログラマーという職業につくということは少ないと思われます。
そのため、一旦プログラミングに入ってしまうと没頭するあまり、まわりが見えなくなってしまうということが多いのではないでしょうか?

また、作り上げた達成感も大きいですし、そのプログラミング・システムに対する愛情・プライドも高いのでしょうね。

実際、プログラマーの人には、シャイで人見知りが多いと聞きます。
プログラマーとして独り立ちした後は、その先のシステムエンジニア(SE)としてプロジェクトを任されたい、将来はリーダーとしてどうすればいいのかと悩むプログラマーも多いのではないでしょうか?

プログラマーの人間力アップ方法はコレ!

プログラマーというシステム専門職でも、これからはグローバルに人間力を身に付けることが重要だと思われます。
将来、システムエンジニア(SE)として、プロジェクトを任されることになったら、所属する人員のモチベーションをあげたり、やる気をもってもらわなければ、プロジェクトは先には進めませんものね。
また、海外でプログラマーとしてやっていきたいと考えている方なら、なおさらコミュニケーションはプログラミングする上で大切なツールだと言われているので、人間力をアップしておく必要がでてきます。

いくつか人間力アップにつながる方法をあげてみますね。

  1. 専門職どうし以外で話をする場合は、「専門用語」を使わないようにしましょう。
  2. コンピューターの話を専門職どうし以外でする場合は、できるだけコンピューターをあまり知らない方でもわかるように、たとえ話を交えるなどしてあげましょう。
  3. リフレッシュして、たまにはプログラミングのことを忘れましょう。
  4. 友人・仲間とのコミュニケーションをはかって、人を思いやることを忘れないようにしましょう。

以上となります。

他愛のないことに思えますが、コミュニケーション能力を高めることが、引いては人間力アップにもつながり、成長したプログラマー、進歩したプログラミングにつながると思うのです。

まとめ

いかがでしたか?
今や、無くてはならない存在となったプログラマー。
参考にしていただいて、より良い印象となるプログラマーが一人でも多くなることを願っています。

参照:プログラマーの適性について解説した記事はこちら

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