この記事ではシステムエンジニアの転職やこれからシステムエンジニアを目指す方へのアドバイスをお届けします。
その内容はズバリ「事前調査」「職務経歴書」「面接」におけるチェックポイントとアピールポイントの2点で、具体的な内容は以下の通りです。
◎現職システムエンジニアの職務経歴書や面接、事前調査のポイント
- システムエンジニアがチェックされる書類選考や面接のポイント
- 事前調査で押さえておきたい志望企業の中身
- 好印象を与える職務経歴書を作るためのポイント
- 面接で好印象を与えるアピールポイント
◎ 未経験からシステムエンジニアへ職替えする方の職務経歴書や面接、事前調査のポイント
- 未経験がゆえにチェックされる書類選考や面接のポイント
- 事前調査で押さえておきたい志望企業の中身
- 未経験者が好印象を与える職務経歴書を作るためのポイント
- 未経験者が面接で好印象を与えるために押さえておきたいアピールポイント
転職を考えている現職の方やシステムエンジニアに転職したい方には必見の記事です。ぜひ転職活動を成功させましょう!
システムエンジニアならではの書類選考や面接のチェックポイント
SEは職務経歴書の書き方や面接でチェックされるポイントが他の業種と異なりますのでしっかりポイントを押さえましょう。
職務経歴書を具体的に書く必要がある
職務経歴書にはこれまでの職歴だけではなく、以下のポイントを押さえて書きます。
- 携わったシステムの規模(PJ人数など)
- PJ内の役割
- 対象システムの業種(物流系、金融系など)
- 使用言語
- 使用したプラットフォーム
これらはあなたの技術スキルやSEとしての能力を測るためにチェックされます。従ってあなたの強みを前面に出したような職務経歴書に仕上げたいところです。
面接のチェックされる4つのポイント
面接ではチェックされるポイントがいくつもありますが、必ずチェックされるのは以下の4点です。
- 協調性
- 社風との合致度合い
- 具体的なスキルや技術の理解度
- 意欲
SEは現職の方ならご存じの通り、チームの一員として職務を遂行するため、協調性をチェックされることは間違いありません。
協調性は前職での役割や振る舞い方、対人関係スキルなどからチェックされます。
またあなたのエンジニアとしての姿勢や態度が社風と合致していることも大切です。後述する事前調査を活用してしっかりと社風などをチェックしておきましょう。
そしてどんな企業でもあなたの技術レベルと意欲がチェックされますから、エンジニアとしての将来像や技術と仕事への熱意をしっかりアピールしましょう。
情報収集が胆!志望企業の事前調査のポイント
事前調査は面接や職務経歴書でチェックされるポイントから逆算して行う
事前調査では、職務経歴書や面接でチェックされることをあらかじめ押さえておき、人事担当者のチェックをくぐり抜けるために必要なポイントを明らかにしておくということが大切です。
事前調査で押さえておくべき4つのポイント
事前調査で必ずチェックしたいものは以下の4つです。
- 社風
- 社長の考え
- 会社のコア業務
- 会社が目指す方向性
社風や社長の考えに合わない人材を雇いたい企業はありませんから、ここはしっかりチェックします。
さらに志望企業のコア業務や今後の事業の方向性を押さえることもとても重要です。コア業務は企業存続の要ですし、事業の方向性はあなたの仕事の方向性に直結します。つまりSEとしてのキャリアに関わる部分ですから、この点があなたの理想や経験とマッチすることは必ず確認してください。
好印象を与える職務経歴書=論理性のある簡潔なもの
ところで「良い職務経歴書」とはどんなものか考えたことはありますか?
書類選考を通過するための絶対条件は「職務経歴書を完読していただくこと」に他なりません。
よって論理的かつ簡潔に書くことがとても重要で、そのような文章を書ける方は設計書などもきちんと書けるSEとして高評価される傾向があります。
そしてこれらの条件を満たしながら、前述したシステムエンジニアがチェックされる4つのポイント、特に職務経歴書でアピールしやすい、スキルの高さや技術の理解度が伝わる職務経歴書にすることが理想です。
面接でアピールしたい3点セット
面接で必ずチェックされるのは「意欲」「動機」「協調性」です。この点は上で説明したとおりです。
さらにもう一歩踏み込んで、これら3つの要素を組み合わせた簡潔なアピールができるようにしておきましょう。
例えばこのような話の流れが考えられます。
前職の経験から御社のコア業務◯◯に興味を持った(動機)→◯◯については書籍などで勉強しているが、具体的な経験を積みたい(意欲)→前職では設計業務で顧客とPJの橋渡しを経験したため、ファシリテーターとしても活躍できると思う(協調性)
と言った具合です。
ご自身の経験や転職動機を具体的に言語化できるまで分析して、わかりやすいストーリーを組み立てることが肝要です。
未経験者がシステムエンジニアに転職する場合のポイント
原則として、未経験者でもこれまで書いたようなことがチェックされますので、必ず押さえてください。
ただし未経験者はどうしても転職活動では不利になりがちなため、以下に書いたような未経験者ならではのチェックポイントも押さえることが大切です。
転職活動の事前調査:未経験者は必ず「社員構成」「社長の経歴」をチェック
未経験者はSEへの転職に際して不利になりがちです。よって、積極的に中途採用を行う企業や未経験者でも入社が見込めるかどうかを事前調査でチェックしておきましょう。
採用ページには社員構成などが記載されていることがあるため、この辺を参考にします。
さらに社長にはもともとITとは無関係だった方も大勢います。そのような方は未経験者への理解や他業種へのチャレンジ精神を評価してくださることが多いため、この点も事前調査で押さえておきましょう。
未経験者はビジネスパーソン力と適正がチェックされます
未経験者でも転職できる企業であれば、技術スキルに大きな期待を寄せていることは考えにくいことです。
そのため未経験者に期待されているのは「ビジネスパーソンとしての力」と考えるのが自然ですね。SEに必要なビジネスパーソンとしての力、特に交渉力や人をまとめるためのコーチングスキルなどを、これまでの業務経験と絡めた形でチェックされます。
またSEはある程度の適性がなければ勤まらない仕事ですので、ITに関わる業務経験やIT寄りの趣味興味があるかどうかといったことを通じて適性がチェックされることが多いようです。
面接時に好印象を与えるアピール点は「前職の貢献度」「志望動機」
未経験者は上に書いたようにビジネスパーソンとして成果がチェックされるため、前職でどのような経験を積み、どのような貢献をしてきたのかをアピールしたいところです。
例えば、会社のシステム導入に際して、外注先のSEと要件定義や仕様作成に携わったといったことは素晴らしい経験だと筆者は思います。
できる限りITに関連した会社への貢献度をアピールしましょう。
ただし会社への貢献度をアピールするほど面接官は「じゃあなぜ前の会社で頑張り続けないの?どうして転職しちゃうの?」と考える可能性もあります。
従って、志望動機をきちんと固めておくことも大切です。この点は「転職してでもSEとしてやりたいことがある」といった自己実現の点からアピールすると良いでしょう。
技術面の興味やスキルなどもアピールポイントになりますが、相手はプロのSEですからボロが出ることがありますので注意してください。
経験者も未経験者も矛盾のないストーリーがカギ
これまでさまざまなポイントを書いてきましたが、一番大切なことは職務経歴書・面接で伝えたいことに矛盾がなく、流れるような論理性を持たせることが大切です。
その場しのぎで対応していくと必ずボロが出て突っ込まれ、あなたの信用はがた落ちですからしっかり準備してくださいね。
あなたの準備はどこまで進んでいますか?この記事を参考にして、転職活動を頑張ってください!
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