システムエンジニアの年収って?どのくらい稼いでいるのか徹底調査 | クラウドワークス テック(旧クラウドテック)

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みなさんは、システムエンジニアの年収というとどのくらいの金額をイメージするでしょう?
高給取りというイメージを抱く方もいらっしゃるかもしれませんし、長時間労働だから割に合わない仕事というイメージを抱いている方もいらっしゃるでしょう。

どうやらシステムエンジニアの給与、特に高給取りというイメージされる方が持つ年収は800~1,000万円のようです。
確かにこれはなかなかの金額だと言えそうですし、この金額を越えれば「高い年収」と呼んでも差し支えなさそうですね。

またフリーランスの方が個人事業主から法人化すべきと言われる年収も800万円〜1,000万円程度という方もいらっしゃるようです。
諸説あるようですが、課税所得800万円はフリーランスが目指す年収の一つのハードルとも言えそうですね。

さて、この記事ではシステムエンジニアの年収に焦点を当て、さまざまなトピックを取り扱います。

システムエンジニアの年収、推移はどんなものでしょうか?ぜひご覧ください。

参照:フリーランスエンジニアの年収を徹底解説した記事はこちら

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目次

システムエンジニアの年代別年収

システムエンジニアの「月収」

さて、まずはシステムエンジニアがどのくらいの年収をもらっているのかを見ましょう。
ここでは分かりやすく、年代別の年収を比べてみます。
平成26年賃金構造基本統計調査によるとシステムエンジニアの月収は以下のようになっていました。
20代:月収239,000円
30代:月収336,000円
40代:月収455,000円
50代:月収531,000円

みなさんはこれらの月収を見てどのような印象でしょうか?20代で平均240,000円程度と考えると、一般的な新卒初任給と変わらない、または少し高いくらいかもしれませんね。
筆者の調べでは、平均的な初任給は 大学卒業20万円、大学院卒業22万円程度とのことです。
20代の平均月収が24万円程度と考えると、あくまでも平均ではありますが同年代より給与は高めと言えるかもしれません。

参照:厚生労働省「平成26年賃金構造基本統計調査 結果の概況」

いったい賞与は年に◯ヶ月分?

さて、システムエンジニアの「月収」はわかりましたが、年収は「月収」と「賞与」で考える必要があります。
賞与は筆者が調べたところおおよその数字ですが
大企業=4ヶ月分(年2回支給)
中小企業=2ヶ月分(年2回支給)
ということです。この記事で年収を考える場合の賞与は「年間3ヶ月分の賞与」として考えたいと思います。

システムエンジニアの年収を計算してみよう!

月収と賞与から年代別年収はどのくらいと計算されるでしょう?
賞与を3ヶ月分と考えると「年収=月収×(12+3)」で計算できます。
20代:3,585,000円
30代:5,040,000円
40代:6,825,000円
50代:7,965,000円

賞与抜き(年収=月給×12)で計算すると以下のようになります。
20代:2,868,000円
30代:4,032,000円
40代:5,460,000円
50代:6,372,000円

と、このような結果になりました。

システムエンジニアの平均年収・最低最高年収について考える

システムエンジニアは平均年収は500万円程度

システムエンジニアの平均年収はここまでのデータから計算するとおよそ4,683,000円(賞与抜き)と言えます。賞与を含めた場合は5,653,750円です。
大雑把に見積もると平均年収は500万円といったところのようですね。

システムエンジニアの最高クラス年収・最低クラス年収はどのくらい?

筆者の調べではシステムエンジニアの最高年収は1,500万円程度という結果でした。職種は大手SIerやweb系のシステム開発、コンサルティングファームといったところです。
このことから考えると最高年収クラスを手にする人は、大手企業または需要や流行の後押しがあるweb系システム、システムコンサルのような上級エンジニア職といった人たちのようです。

最低クラスの年収は筆者の調べでは300万円程度でした。前述したデータから20代システムエンジニアの平均年収が350万円程度と考えると、年収300万円というのは妥当な数字と言えそうですね。

システムエンジニアは高給取りなのか?!

この記事の冒頭で高給=年収800万円超えと設定しましたが、これらの結果から考えると世間一般で言われる高給取りと呼ぶにはちょっと心もとないかもしれません。

これらの数字はあくまで平均ですが、40代後半〜50代かつ給与の良い企業に勤めていると年収800万円が視野に入ってきそうですね。

この年代の方々はそれなりの役職に就いていたり、システムエンジニアとしても上級職に就いていたりすると思われます。
よって、社内の出世競争に勝ち抜くこと、システムエンジニアとしてのスキルもそれなりに高いからこそ得られる収入、高給と考えられるでしょう。

言い換えれば、社内でシステムエンジニアとして活躍して実績を残すことによって高給を望むことができるとも言えます。会社としての給与実績が関係するものの、技術者としてのスキルを追求しながら報酬アップを狙うことができるのは魅力的と呼べるかもしれませんね。

システムエンジニアは年齢を重ねるとどのくらい年収が上がるのか

10年で年収150万円増?!

ここまで登場した数値のデータを総合すると、年代別の年収は以下のようにまとめられます。
20代:年収300万円前後
30代:年収450万円前後
40代:年収600万円前後
50代:年収700万円前後

大まかに考えると、年を重ねるごとに100万〜150万円の年収UPが見込まれるというデータになりました。つまり、10年でこれだけの年収UPですから、1年で100,000円〜150,000円の昇給幅ですね。

バブル世代の年収には注意が必要

ただし現在の40代後半〜50代のシステムエンジニアは「バブル世代」と呼ばれる1990年前後に入社した、またはそれより前に入社した方々です。この時代は現在に比べると景気も良く、平均年収は今より高かったと言われています。つまり20代〜30代のうちに大きく年収が上がったために50代で年収700万円前後を手にしている可能性があります。
今の20代〜30代が10年後、20年後にどのくらいの年収を手にできるかは今後の景気動向次第と言えるでしょう。

まとめ:システムエンジニアの年収を決める要因はたくさんある!

システムエンジニアの年収について解説しましたが、どのような印象を持たれたでしょうか。技術的な専門職とはいえ、一般のビジネスパーソンとそれほど変わらない給与と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
給与は年を取るごとに上がっていく、大手企業はボーナスが多いため他のエンジニアより年収差がつきやすいと言ったことが考えられます。

また最高年収を手にしているのは大手企業はもちろん、システムコンサルや需要の大きなweb系を扱うエンジニアでした。コンサルといった上級職や需要の高い分野を得意としているかどうかも年収の数字に関わってくるようですね。この記事の数字を見て、みなさんはどのような印象を持たれましたか?

参照:フリーランスエンジニアの年収を徹底解説した記事はこちら

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