IT業界でエンジニアとして働く方にとって、
一度は副業を考えたことがあると思います。
ここ最近、クラウドソーシングが賑わいを見せており、
特にエンジニアにとっては副業をはじめる敷居がかなり低くなっています。
しかしいざ始めようと思っても、
本業に影響を及ぼさずにある程度の収入が見込めるのか不確実な部分があり、
なかなか手を出せないのが現実です。
ただし、副業をすると本業では得ることのできない知識や経験が得れますし、
内容によっては副業で学んだことが本業で役に立つこともあって相乗効果が期待できる等、
メリットが沢山あります。
そして何より収入を得ることができ、さらにやり方次第では本業を超える収入も見込めるので、
ぜひとも時間を作って初めてみるべきだと思います。
本記事では
Java言語を普段の仕事で扱っているエンジニアが副業をする場合、
どのような副業があるのか、またその副業でどのくらい収入が見込めるか
をいくつかご紹介します。
項目
- 個人でAndoroidアプリ開発
- 受託でAndoroidアプリ開発
- 受託でWebアプリケーション案件
- 個人でWebサービス立ち上げ
- インストラクター
- ブログ
- 最後に
個人でAndoroidアプリ開発
Java言語で開発されるサービスやシステムは多岐に渡りますが、
Java言語の経験を活かせる副業として真っ先に挙がるのは個人でAndroidアプリ開発でしょう。
Androidアプリは主にJava言語を元に開発します。
収入元は基本的に広告収入です。
無料でダウンロードできるアプリを開発して広告をクリックしてもらう様に広告枠を配置したり、広告を非表示にする課金機能を実装したり、仕様はアプリによって使い分けます。
ゲームアプリの場合
例えば比較的短期間でできるライトなものを考えて
同じような処理をさせるアプリをシリーズ化してリリースするなどすれば、
一つ一つのアプリはそこそこのダウンロード数でも
数をこなしてある程度の収入が見込めます。
またアイディアで勝負して大ヒットすれば、一攫千金も狙えます。
ゲーム以外のアプリの場合
ツール系やニュース配信系アプリなどの場合、
ゲームアプリよりも幅広い層に受け入れられやすいというメリットがあります。
また、ゲームアプリよりもデザインをこらなくても開発できるので個人での開発に向いているといえます。
どの程度稼げるか
ダウンロード数に比例して増減しますが、
1ダウンロードあたり5円と見積もれば、1万ダウンロードで5万円の収益が見込めます。
大ヒットにつながれば日本人の個人アプリ開発者でも約5000万円の広告収入を得ている方
が何人かいらっしゃるので、夢を追いかけながら開発するのもいいでしょう。
受託でAndoroidアプリ開発
Androindアプリ開発で副業する方法として、
個人ではなくクラウドソーシングなどで業務を受託する方法があります。
案件の種類は様々で、一からアプリ開発を手がけていくものから
既にリリースされているアプリの機能追加や仕様変更、
不具合を調査して改善する等の案件があります。
個人でのアプリ開発とは違って仕様や対応する内容があらかじめ決まっているので、
自分でアイディアを考えたりする必要はなく、
個人でのアプリ開発よりも確実な収入を得ることができます。
ただしクラウドソーシングの場合、募集している案件に対して提案する能力が必要であったり、
クライアントと折衝するためにコミュニケーション能力も必要ですし、
開発の責任を負うことになるのである程度の知識と経験が必須条件となります。
どの程度稼げるか
案件のボリュームにもよりますが、
簡単な機能追加なら1案件あたり2万円くらい
1から開発するような案件なら50万円くらい
と、様々です。
個人と違って確実にある程度安定した収入を得られることがメリットです。
受託でWebアプリケーション案件
クラウドソーシングでAndroidアプリ開発の次に多いのが、
Webアプリケーション案件です。
業務内容は環境構築や機能追加、デバッグなど様々です。
副業として取り組むには難易度の高い案件も中にはありますが、
ライトな機能追加等から初めてみて、
お得意受注先ができれば定期契約につながることもあり、
うまくいけば比較的安定した収入が見込めます。
どの程度稼げるか
受託でAndroidアプリ開発とほとんど変わりませんが、
システムの核となる部分の場合は、
求められるスキルが高くなるので単価も高くなります。
個人でWebサービス立ち上げ
個人でAndroidアプリ開発と似ていますが、
Androidアプリ開発よりもセキュリティ対策などのハードルは高くなり、
あらかじめ収益がどれくらいになるかも予測できません。
ただし、アイディアに自信のある方や革新的なサービスを考えている方は
それを実現してみて、
もしも当たれば大きな収入になり、
その流れでそのサービスの企業を立ち上げるといった、
夢のようなことに挑戦してみるのもいいでしょう。
ここで、少し脱線してそんな夢のような大成功を収めた事例を少し紹介します。
GREE
創業者が楽天の会社員だった時に趣味の一環として開発したのがGREEというSNSです。
価格.com
当時パソコン関連の営業マンだった創業者が、
店によってどれくらいの価格の差があるのかをリサーチしたことが始まりです。
双方とも、今や日本では知らない人はいないと言っても過言ではない大企業ですが、
実は事の発端は副業からなんですね。
こういうことを知ってしまうと俄然やる気にもつながってきますね。
インストラクター
アルバイトでパソコンスクールの講師として働く方法です。
一般的なパソコンの講師もありますが、
個人や企業の社員研修の方相手にJava言語の基礎を指導する仕事もまれにあります。
Java言語の基本を身につけていれば募集資格は満たせることがほとんどで、
教えることが好きな方や、コミュニケーション能力に長けている方にとってはうってつけの副業と言えるでしょう。
どの程度稼げるか
週1ペースで働くとして、月4〜6万円ほどの収入が見込めます。
ブログ
Java言語で習得した知識や技術をブログやまとめサイトに書き留めて広告収入を得る方法です。
自分のペースで作業をすることができ、
本業の知識がそのまま収益につながることが期待できます。
また、普段技術関係の書籍で勉強している方は
本の紹介をすればその広告をブログに記載することができます。
どの程度稼げるか
記事のPVによって収入が変わってきますが、
SEO対策等して工夫すれば、月3万円ほどはすぐに収入が見込めるでしょう。
最後に
Java言語は枯れた言語なので、
受託案件であれば、古くは10年以上も前のシステムを改修するような案件や
社内ツールの開発や顧客管理システムなど、ライトなものから大きなシステムまで、
幅広い案件があるのがJava言語のメリットでもあります。
また、おそらくこれからも廃れることのない言語なので、
個人で開発したAndroidアプリや公開したWebサービスなどは
収入を得られなかったとしても、それを再利用して部分的に他のものに流用できるので、
長い目で見るとマイナスにはなりません。
それでは、ぜひ副業で円満なエンジニアライフを送ってください。
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