どの業界にも、並外れたスキルを持った天才がいます。もちろん、IT業界にも、多数の「天才プログラマー」が。天才プログラマーは、いつの時代も憧れの的です。あの人はなぜ天才と呼ばれるのでしょうか?生まれつき?環境のおかげ?気になりますよね。できることなら自分も天才に・・・と思う方も少なくないでしょう。ここでは、天才プログラマーについて紐解いていきます。
この記事では、
- プログラマーという働き方に興味がある方
- すでにプログラマーとして働いている方
のために、天才プログラマーについて説明していきます。まず、世界の天才プログラマーを紹介した後に、なぜ天才と呼ばれるのか、いかにして天才になったかについてみていきましょう。また、天才になるためにあなたにできることについても紹介していきます。
世界の天才プログラマー6選!
はじめに、有名な世界の天才プログラマーを、日本と海外からそれぞれ3人ずつ紹介していきます。世界にどんな天才がいるのか知っておきましょう。
ビル・ゲイツ
マイクロソフトの創業者として有名なビル・ゲイツ氏も、天才プログラマーのひとりです。彼は、ハーバード大学時代に、ハードメーカーMITSにまだ作ってもいないBASICの購入を持ちかけました。購入の意志があるとわかると、友人のポール・アレンとともにわずか8週間でBASICを完。それ以前にも、高校時代に会社を立ち上げ、州政府にシステムを納入するなど、目覚ましい才能を見せています。ビジネスの才覚もあり、世界的にWindows OSを普及させたことはご存じの通りです。世界の長者番付で上位を争う大富豪としても有名。
マーク・ザッカーバーグ
マーク・ザッカーバーグ氏は、ハーバード大学在学中に、後に世界最大のSNSとなる「Facebook」を立ち上げました。それ以前にもいくつかサービスを立ち上げていましたが、大学側が問題視したために、彼のインターネットアクセス権は剥奪されてしまいました。大学側に抗議したものの、受け入れられずFacebookの立ち上げとともに大学を休学。当時の話は、映画「ソーシャル・ネットワーク」でも語られています。
ラリー・ペイジ
世界の巨人Googleの共同創設者の一人、ラリー・ペイジ氏。6歳の頃からコンピューターを触り始めた彼は、スタンフォード大学でセルゲイ・ブリンと出会い、1998年にGoogleを共同設立しました。彼らが共同で執筆した論文は、後に検索エンジンの一部である、ページランク技術に使われています。今やGoogleがない世界は考えられませんが、比較的新しい企業だということに驚かされますね。
岩田聡
任天堂の元代表取締役社長、岩田聡氏。すでに故人ではありますが、彼の名は伝説的なプログラマーとして語り継がれています。高校時代から独学でプログラムを勉強し、大学時代にはHAL研究所でアルバイトとして働いていました。
大学卒業後には、そのままHAL研究所に就職し、ここで任天堂のゲームである「ピンボール」や「ゴルフ」を開発することに。その後も数々のゲーム開発に携わり、ついには任天堂に入社しました。最終的には、代表取締役社長に就任し、ゲーム業界に大きく貢献した天才です。
まつもとゆきひろ
世界的に人気のあるプログラミング言語、Rubyの開発者まつもとゆきひろ氏。海外では、親しみを込めて「Matz」と呼ばれ、「楽天」や「Heroku」、「Linkers」などの多数の企業に関わっています。
1993年にRubyの開発を開始し、今日でもバージョンアップが続けられています。日本を代表するエンジニアの一人と言ってもいいでしょう。内閣府から、「世界で活躍し『日本』を発信する日本人」に選ばれ、島根県松江市の名誉市民にもなっています。
金子勇
P2Pファイル交換ソフトの開発者、47氏こと金子勇氏。幼少の頃からプログラムを学び、地球シミュレーター向けソフトウェアなどの開発に関わりました。2002年に、某巨大匿名掲示板で「Winny」を公開し、一躍有名に。
残念ながら、Winnyを公開したことにより、著作権侵害行為幇助で逮捕されることとなりましたが、その後無罪が確定しています。間違った使い方をされてしまったにせよ、P2Pファイル交換ソフトを開発した技術力は本物です。
天才プログラマーは、なぜ天才と呼ばれるのか?
さて、天才プログラマーは、なぜ天才と呼ばれるのでしょうか?天才プログラマーの共通点を探してみましょう。
人と違うことができる
天才と呼ばれる人たちは、どこか普通の人とは発想が違います。そのため、他の人がやらないことにチャレンジし、成功をおさめています。プログラミングは、独創的な作業なので、ひらめきが重要です。独自の着眼点は、プログラミングにも活かされています。
プログラミング以外にも長けている
天才プログラマーは、ビジネスの才覚に優れていることが多く、上で紹介した人物以外にも、「スティーブ・ジョブズ氏」や「ジェフ・ベゾス氏」、「堀江貴文氏」などの方もプログラミングを学んでいます。おそらく、プログラミングで必要とされる、論理的な思考力がビジネスにも有用だからでしょう。
失敗を恐れない
天才プログラマーは、普通の人から見ると、失敗を恐れていないように見えます。もちろん、彼らも人間ですから、内心恐れはあると思います。しかし、それでも行動に移す実行力こそ天才と言われるゆえんではないでしょうか。どんなアイディアやひらめきも実行に移さなければ意味がありません。COBOLを開発した「グレース・ホッパー氏」も、「もしそれがよい考えなら、思い切ってそれをしなさい。許可をもらうよりも、謝るほうが簡単だから。」という名言を残しています。思い切りもときには重要です。
天才プログラマーは、いかにして才を手に入れたのか?
一般に、天才と言われる人たちは、幼少の頃からプログラミングを学んでおり、プログラミングに対する「熱意が高い」といえます。プログラミング自体は、誰にでもできる作業です。つまり、彼らが持っている才能というのは「熱意」そのものです。結局のところ、どんな才能を持って生まれてきたところで、それをやり続けなければ才能は開花しません。長く継続することで、技術力を高め、天才に域に達することができるのです。
あなたが天才プログラマーになるためにできること
以上のことから、天才プログラマーになる要素は、「プログラミングに対する熱意」「失敗を恐れないこと」「人とは違った発想」だと考えます。熱意を持ち続けるには、自分が興味のある分野から始めてみることが大切です。もちろん、あまり興味がないことを学ぶのも必要ですが、熱意を失ってしまうぐらいなら、ひとまず脇においておきましょう。
熱意を持てたら、失敗を恐れずに、人とは違う着眼点を持って新しいことにチャレンジしていきましょう。また、定期的に開かれているプログラミングコンテンストに参加してみるのもよいでしょう。他の人たちの実力を知り、自分に足りない部分がどこにあるのかを知るきっかけになります。あきらめずにプログラミングを続けていきましょう。
まとめ
天才プログラマーについて理解が深まりましたか?海外だけでなく、日本にもたくさんの天才と呼ばれる人たちがいます。彼らが天才と呼ばれるのは偶然ではなく、努力した結果です。もちろん、ある程度の素質は必要なようですが、努力なしには宝の持ち腐れとなってしまうでしょう。あなたも自分の才能を開花させるために努力してみましょう。
あなたはどの天才プログラマーに憧れますか?
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