あなたは自分の適性を考えたことがありますか?人には向き不向きがあり、それは仕事にも影響します。あなたに向いている仕事は人より簡単にできますし、向いていない仕事は人一倍努力が必要です。どうせなら、自分に向いている仕事をしたいですよね?
「システムエンジニア(SE)」にも向いている人と、そうでない人がいます。今からSEになろうと思っている方は「自分にはSEが向いているのだろうか?」という疑問を抱くでしょう。また、すでにSEとして働いていても「自分はSEに向いていないのではないか?」という疑問を持つかもしれません。
この記事では、システムエンジニアにはどんな人が向いているのか、仕事内容・働き方・平均年収の3つの側面から考えていきます。また、システムエンジニアとしてうまく仕事をしていくために、どんなスキルが必要なのかも説明していきます。ぜひご一読して、できるSEとして活躍してください。
目次
- 仕事内容からシステムエンジニアに向いているのか、考える
- 働き方からシステムエンジニアに向いているのか、考える
- 平均年収からシステムエンジニアに向いているのか、考える
- システムエンジニアには、どんなスキルが必要なのか?
仕事内容からシステムエンジニアに向いているのか、考える
システムエンジニアの仕事は、いわゆる「上流工程」です。簡単に言うと、クライアントからの要件のヒアリング→システム仕様の決定→システムの設計(基本設計・詳細設計)、といった流れになります。この後に、プログラミングやテスト、運用・保守が続くことになります。
聞き上手・話し上手な人が向いている
システムに詳しくないクライアントから、システムの要件を聞き出す必要があるため、聞き上手な人が向いているといえます。また、こちらから提案する必要もあるので、説明が上手い人も向いています。
理系の人が向いている
システム設計には、論理的な思考力が必要とされます。一般的に、理系の人のほうが論理的な考え方が得意だといわれています。数学と考え方が似ているからかもしれませんね。SEは理系出身者のほうが多い傾向にあります。
働き方からシステムエンジニアに向いているのか、考える
SEは、一般的に残業の多い職業です。終電を逃すこともしばしばあります。システムには必ず納期がありますので、なんとかして納期に間に合わせる必要があります。予算の都合もあるので、納期を延ばすことはできるだけ避けたいわけです。そのため、納期直前には残業が続くことがあり、会社に泊まり込む場合もあります。
体力がある人は向いている
SEは、なかなか休みが取れないので、激務を耐え抜けるだけの体力が必要です。生活が不規則になっても病気にならないような、体の強い方が向いているといえます。SEの方が休むと、プロジェクトにも支障をきたしてしまいます。
夜更かしが得意な人は向いている
本当に忙しい時には、深夜残業になることもありますので、夜に強い、夜更かしが得意な人が向いているといえます。SEになろうと思う方は、こういった方が多いのではないでしょうか。夜のほうが活動的な方にはうってつけですね。
平均年収からシステムエンジニアに向いているのか、考える
システムエンジニアの平均年収は、約480万円(月収40万円程)です。これはあくまで平均なので、年収1,000万円以上稼ぐ方もいます。取得しているスキルや開発するシステムの種類によって大きく左右されます。
転職にちゅうちょしない人は向いている
アメリカでは転職は一般的なことですが、日本ではまだまだ抵抗があるように思います。SEは、就職する企業によって大きく年収が異なるため、年収アップのために転職をする人は向いているといえるでしょう。また、企業によって職場環境や働き方が異なります。転職により、よい職場を見つけられる方は向いています。
スキルアップを怠らない人は向いている
SEの年収は、スキルによっても左右されます。そのため、自発的にスキルアップをしていける方は向いています。年収をアップさせることができるばかりか、仕事もうまく進めることができるでしょう。継続的に知識を得ることは、SEにとって大切なことです。
システムエンジニアには、どんなスキルが必要なのか?
最後に、システムエンジニアに必要とされるスキルを紹介します。もし、自分に足りないな、と思ったら積極的に習得していきましょう。
論理的思考力
SEの主な仕事は、システムを設計することです。システム設計には、論理的な思考力が必要とされます。要は、システム間の関係を把握したり、効率的な実行フローを考えたりすることなどです。システムは、論理的な構造を持っているため、論理的な考え方でなければシステムをうまく設計することはできません。そのため、数学が得意な方(論理的思考ができる方)に向いているといえるでしょう。
コミュニケーション能力
SEの仕事の一つには、クライアントからの要件のヒアリングがあります。クライアントはシステムには詳しくないことが多いので、受動的に話を聞くだけでなく、能動的に提案をしていく必要があります。また、メンバー間の協調を図るためにもコミュニケーション能力は必要です。開発チーム内での意思疎通がうまくいかないと、プロジェクトが失敗する可能性か高まります。コミュニケーションが得意な方は、SEに向いているといえますね。
対象分野のIT知識
システムを設計するには、当然IT知識が必要です。一口にシステムといっても多岐にわたるため、対象分野に対する深いIT知識ということになります。Javaで開発するなら、Java言語の知識はもちろん、フレームワークや関連ライブラリの知識が必要です。今流行のクラウド上で開発するなら、Amazon Web Servicesなどの各サービスに対する知識も必要になります。何が必要かは、あなたの仕事内容によって変わってきますので、必要に応じて学習していきましょう。
プログラミング能力
SEの方は、企業によってはプログラミングをまったくしない場合もあります。とはいえ、プログラミング能力は必要です。なぜなら、設計したシステムは最終的にはプログラムによって具現化されるからです。プログラミング能力がなければ、実現不可能なシステムを設計してしまうかもしれません。多くのSEの方は、プログラマーあがりなので、プログラミング能力を持っていると思うかもしれません。しかし、プログラミングをまったくしないと最新のプログラミング方法を知ることができず、時代の流れについていけなくなるでしょう。
自己学習能力
これはすべてのエンジニアの方にいえることですが、人に聞くだけでなく、自発的に学習する能力が必要です。IT技術は、日進月歩で移り変わっています。常に最新技術に目を通し、使えそうな技術の学習をしておきましょう。そうすれば、クライアントや開発メンバーに新しい技術の提案をすることができるでしょう。
体調管理能力
一般的に、SEは激務です。平時はそうでもありませんが、プロジェクトの納期が迫っているときや炎上したときには大変です。場合によっては、会社に泊まり込みになるかもしれません。そのため、生活が不規則になりがちなので、体調管理にしっかり気をつける必要があります。また、エンジニアは、うつ病にかかりやすいと言われています。ときには、無理をせずに休むことも大切です。
まとめ
どんな人がシステムエンジニアに向いているのか、つかめましたか?やはり、SEに向いている人には一定の傾向があります。とはいえ、あなたがSEに向いていなくても、SEをやってはいけない、というわけではありません。
本当にやりたいことなら、努力して変えていけばいいのです。むしろ、向いていないという思い込みがあると悪循環に陥ります。あまり気にしないようにしましょう。
また、SEには色々なスキルが必要です。精進を怠らず、新しい技術や問題にチャレンジしていきましょう。あなたは自分がシステムエンジニアに向いていると思いますか?
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