一体どんな仕事なの?システムエンジニアの種類と働き方 | クラウドワークス テック(旧クラウドテック)

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依然IT業界への就職が脚光を浴びている中、一口にIT業界と言っても職業は様々あります。その中でも今回はシステムエンジニア(以下、SE)についての解説を行います。

参照:システムエンジニアのやりがいについて解説した記事はこちら!

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SEって?

SEとはシステムエンジニアリング、もしくはそれを仕事とする人のことを指します。システムのエンジニアリングというのは、一般的に情報システムの技術者、工学者のこと。情報システムはここでは話をより簡単にするため、コンピュータ関係のことだと思ってもらって構いません。

ただし、よく勘違いされるパターンとして「システムエンジニア = プログラマー」と言う人が言いますが、これは大きな間違いです。システムエンジニアの中にも様々な種類があり、企業や家庭のインターネット環境、サーバ環境を設計・構築・整備・運用するハードウェア系もあれば、構造計算や3DCGシミュレーション、会計機能などをコンピュータ上で計算させるようにするソフトウェア系の方々もいます。

だから、ぶっちゃけ「SEってなに?」と聞かれると実は明確な定義はないのです。ただ、SEに共通して言えるのは人が困っていることを情報システムで解決してあげるのが仕事だということです。それでは、次の章からハードウェア系、ソフトウェア系に別れてより踏み込んだSEの仕事解説を行っていきます。

ハードウェア系SE

まず、ハードウェア系SEの仕事について紹介していきます。情報システムの物理的整備がお仕事の人たちです。例えば、インターネット環境の整備があります。インターネット環境にも建物内を通信する仕組みLAN(Local Area Network,構内通信網)と、拠点と拠点間などある程度距離のある範囲を接続するWAN(Wide Area Network,広域通信網)があり、それらを適切に設計し、構築することが仕事です。

有線ネットワークならば、建物を工事してケーブルを這わせたりするのは当たり前です、「プラスドライバーや電動ドライバー、スパナはお友達!」な世界ですね。無線ネットワークならば電波障害や、電波増強などを電力調整やシールドフィルムを駆使してユーザに快適な通信環境を提供するために目を血走らせながら作業します。

後述するソフトウェア系エンジニアはハードウェア系エンジニアが構築したインフラを利用して、ソフトウェアを構築、動作させますので彼らの仕事の出来栄えが非常に重要になってきます。

しかし、ハードウェアSEはケーブルの這わせ方や電波障害対応さえ知っていれば良いのではなく、その後の作業でなにが行われるのか、特にソフトウェア系SEがどんなソフトウェアをどうさせるのかを知り、どこまでの通信スピードを確保すれば良いのかなどを自分で調整したりもしなければなりません。

ソフトウェア系

次にソフトウェア系SEの説明をしていきます。ソフトウェア系SEは、ユーザの要求を情報システム上、もといコンピュータ上でより具体的な形にしていく仕事をします。例えば、企業内でメール環境を整備して欲しいと言われれば、企業内にメール送受信を管理するメールサーバを用意し、企業内コンピュータ全てにそれを利用する設定を施したりします。

他のパターンとして、ソフトウェア開発などがあります。次の例として、ユーザから企業会計を簡単にして欲しいと言われたとします。その場合、ユーザが普段どんな企業とやり取りをして、どんなものを常に発注しているのか、それを担当する人はどんな人なのかをヒアリング(聞き取り調査)します。聞き取り結果に合わせて、ソフトウェア系SEが具体的ソフトウェアの設計書にします。

設計書に基づき試作機を開発します。試作機をユーザに見せて、OKが出ればそれを完璧に動作するバージョンに仕上げて納品します。ソフトウェア開発にはユーザ、大きく言うと人や企業の数だけ必要とする者が違い、共通した常識や答えのない世界であります。故に、多くのソフトウェア系SEがハードウェア系と並んで今、必要とされているのです。

しかもそれがPCだけの中でのみ済んでいた数年前までならまだ良かったのですが、今はスマートフォンやインターネットなどが急速に発達し、その上で動作するOSも多数出現してきています。ソフトウェア系SEはこれらの端末やOSに対して幅広い知識を持ち、それらの上で動作させるソフトウェアの作り方を常に学習し続けなればならないという使命を持っています。

SEになるには?

SEになるには、どうしたら良いのでしょうか。明確にこの資格が必要というルールはありません。ただ、ハードウェア系SEになりたいのなら電気工事士の資格や一般企業がよく提供しているネットワーク構築、設計の資格などを持っていると有利です。ソフトウェア系ならばデータベース系の資格やC言語プログラミング能力認定資格などを持っているとこれまた有利です。どちらにも共通してIPAが実施している「ITパスポート」や「基本情報技術者」などを持っていると良いかもしれません。

ただ、そんなことよりも、SEになるには、コンピュータや情報システムへの興味関心の高さ、これからも永久にこの分野について勉強していくという覚悟が重要です。SEという仕事は人の希望・欲望を情報システムで形にするのが生業です。そのため、人の欲望が多種多様化していくのに対して、ずっと勉強してより物を提供し続けるんだという根性が他のどんな職業よりも求められます。

SEは基本的に理系のお仕事です。ですが、最近SEを採用する企業は文系でも基本的に採用してくれます。どんな企業も最初は初心者から教育を仕込む前提なので、文系理系を問わなくなってきています。しかし、コンピュータの知識やプログラムやインフラの構築経験が合ったほうが就職やその後の仕事にも有利なのは間違いないので、就職する前に経験する機会があればちゃんと経験しておいて下さい。

SEってきついだけのお仕事?

正直に言ってしまうと、「めちゃくちゃきつい」です。毎年たくさんの人がコンピュータ使いやインフラ構築のプロになることを夢見てSE業界に入ってきます。そして、多くの人が仕事の苛酷さに絶望して辞めていきます。

インフラやソフトウェアは動作して当たり前。ソフトウェアや機材の更新、メンテナンスだって皆が活動している時間をなるべく避けなければならないため真夜中に仕事があることもザラです。しかしながら、自分が作ったソフトウェアやインフラが動いている所を見ると他の仕事で味わえないような感動があります。また、刻一刻と新しい技術が出てくるのでそれらをどれだけ勉強しても、終わりはありません。「終わりがない」ということは「飽きない」ということです。なので、SEはめちゃくちゃきついです。しかし、きついだけの仕事ではありません。他の仕事には存在しないやりがい、頑張りがいがあるのもまた事実です

いかがでしたでしょうか。SEのお仕事は他の仕事と違い明確な定義があるものではありません。そして、いいことづくめの美味しい仕事というわけでもありません。ただ、それ以上にやりがいや魅力にあふれる仕事です。そして今後も需要が尽きることのない職業でしょう。文系でも理系でも、男でも女でも平等にチャンスがあります。是非、就職先に悩んでいる方々、SEを目指してみてはいかがでしょうか。

参照:システムエンジニアのやりがいについて解説した記事はこちら!

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