未知の世界に踏み出す、そんな時に活躍するのが書籍ですね。先人の経験や知恵を参考に新たな世界に踏み出すことはどんな分野でも共通の方法でしょう。
この記事ではシステムエンジニアを目指す方にぜひ読んで欲しい本をランキング形式でご紹介します。この記事にある本を読めば、システムエンジニアになったかのような知識と経験を得られます。ぜひお読み下さい!
参照:エンジニアの人間力を鍛えるおすすめ本を紹介した記事はこちら
システムエンジニアになるために読みたい本ランキング!
第5位:なれる!SE 2週間でわかる?SE入門
タイトル:なれる!SE 2週間でわかる?SE入門
著者:夏海 公司
価格:Kindle版584円(税込み)
出版日:2010年6月10日
http://www.amazon.co.jp/dp/4048686054
評価ポイント
- 知名度 高(2016年5月現在14巻まで既刊の有名シリーズ)
- 難易度 低(素人でもすいすい読めます)
- 自己啓発度 中(ストーリー仕立てながらSE世界を疑似体験できる)
- ボリューム度 少(文庫レベルの読みやすさ)
- 情報の鮮度 中(古い本ですがSE世界の本質を捉えています)
ライトノベルの形式を取りつつも、SEにとって「あるある」という場面をリアルに切り取った本シリーズ。これからシステムエンジニアになろうとする方がSEの世界を疑似体験するにはもってこいの書籍です。14巻まで続く人気シリーズで、システムエンジニアになりたい方には文系理系などの出身を問わずおすすめできます。この本をきっかけに文系からシステムエンジニアに就職した方もいるそうですよ。
第4位:この1冊ですべてわかる SEの基本
タイトル:この1冊ですべてわかる SEの基本
著者:山田 隆太
価格:2,400円(税込み)
出版日:2009年2月21日
http://www.amazon.co.jp/dp/4534045123
評価ポイント
- 知名度 中(歴史ある名著であり初心者SEや就活生に読まれています)
- 難易度 中(専門的な内容があるため、未経験者がすべてを理解するのは若干困難)
- 自己啓発度 低(実務を知るための本であり自己啓発要素は薄い)
- ボリューム度 大(SEの基本を網羅しており読みごたえがあります)
- 情報の鮮度 中(システム開発の基本知識が網羅されていますが、進化する開発手法解説の点では鮮度は高くありません)
この本を読めば、SEの考え方からどんな工程でどんな作業をしてシステム開発が進んでいくのかがすべてわかります。
SEになりたいと考えている方にとって、自分が踏み込む世界でどんな仕事をするのか、明確なイメージを作るためには必読とも言える本です。
第3位:SIerの教科書 〜クラウド時代のSEの常識
タイトル:SIerの教科書 〜クラウド時代のSEの常識
著者:増田 博道
価格:Kindle版2,068円(税込み)
出版日:2014年6月18日
http://www.amazon.co.jp/dp/4774165670
評価ポイント
- 知名度 高(SIerに関わる方には必読書として有名)
- 難易度 中(現役SEを対象として書かれているため難易度は高め)
- 自己啓発度 中(SIerを知ることでモチベーションを上げることができます)
- ボリューム度 大(200ページ前後ながら多くの内容が盛り込まれています)
- 情報の鮮度 高(クラウド対応など現在のSIerに求められる知識や考え方が豊富)
SEの現場はシステム開発会社ですが、その中にはSIerと呼ばれる会社があります。SIerは個別の企業に向けてオーダーメイドのシステムを開発し、企画や要件定義から保守運用までトータルなサポートを行うことが多く、顧客の事業戦略やIT活用戦略に深く関わります。この本はそんなSIerのシステムエンジニアに必要な知識や考え方を提供しています。
第2位:プログラムはこうして作られるプログラマの頭の中をのぞいてみよう
タイトル:プログラムはこうして作られるプログラマの頭の中をのぞいてみよう
著者:平山 尚
価格:1,980円(税込み)
出版日:2013年9月25日
http://www.amazon.co.jp/dp/479803925X
評価ポイント
- 知名度 中(SEよりもプログラマ向けとして知られる本)
- 難易度 中(プログラミング経験がない方には少し難易度が高め)
- 自己啓発度 高(プログラミング思考の体験はモチベーションを高めます)
- ボリューム度 大(約500ページの大作です)
- 情報の鮮度 高(プログラミングの思考過程は普遍の原理。情報の鮮度が落ちることはありません)
SEとプログラマは異なる職種ではあるものの、プログラミングの素養がないシステムエンジニアは伸びしろが小さくなりがちです。実務上も大変な苦労が伴うと思われます。そのため本書でプログラミングの思考方法を知り、SEとして設計したプログラムはどのようにして実際のシステムになるのか見ておきましょう。もちろんSEを目指しながら、プログラミングの勉強をすることも非常に有用です。絶対に裏切らないスキルですよ。
第1位:エンジニアとしての生き方 IT技術者たちよ、世界へ出よう!
タイトル:エンジニアとしての生き方 IT技術者たちよ、世界へ出よう!
著者:中島 聡
価格:1,760円(税込み)
出版日:2011年3月11日
http://www.amazon.co.jp/dp/4844329944
評価ポイント
- 知名度 高(本書の元になった著者のブログは高い知名度を誇ります)
- 難易度 低(専門知識は不要で読み物として楽しめます)
- 自己啓発度 高(世界的プログラマの著者が送る若いエンジニアへのエールはモチベーションを高めます!)
- ボリューム度 中(読みやすいため大きなボリュームを感じません)
- 情報の鮮度 中(求められる人材像など2011年時点の考えは今でも通用します)
著者の有名ブログ「Life is beautiful」を書籍化した本書は、日本を飛び出してMicrosoftにてWindowsの開発に従事した日本人プログラマ・経営者から見た日本と世界のエンジニアリングを解説しています。業界動向や環境の予測といったテーマではなく、これからどうあるべきかといったシステムエンジニアのマインドに重点を置いた本のため、システムエンジニアの世界に踏み出そうとする方にはぜひ読んで欲しい本です。
システムエンジニアになるには本を読もう!
本を通じて未経験の世界を知る。これは小説にせよエッセーにせよ、SEが好む技術書にしても共通することです。人は本を通じて新たな知見を得て、新しい世界に踏み出すことで成長を重ねています。
コンピュータシステムは生活に欠かせないものですが、これを作るSEの仕事はあまり知られていません。
本記事で紹介した本を通じて、SE世界の様子やSEの仕事の内容、そして高いモチベーションを持ってシステムエンジニアの世界に踏み込んで下さいね。
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