フリーデザイナーの仕事の得方、実情、働き方 なる前に知っておきたいあれこれ | クラウドワークス テック(旧クラウドテック)

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フリーデザイナーの仕事実態

人々の働き方が多様化している中、徐々に増えて来ているのが「フリーランス」という働き方です。中でもデザイナーの方々は、仕事の性質上比較的フリーとして独立しやすく、フリーランスという働き方も珍しくありません。

しかし一般的には、フリーランスの人々がどのように働いているのか、どうやって仕事を得ているのか、あまり知られていないことも多いようですので、実際にフリーランスのデザイナーとして活動している筆者が、フリーデザイナーの仕事についてをご紹介したいと思います。

  • フリーのデザイナーになりたいと考えている方
  • フリーのデザイナーがやらなければならない仕事回りのこと、必要なスキルなどを知りたい方
  • フリーデザイナーになるべきかどうか迷っている方

など、よろしければ参考にしてみてください。

関連記事:フリーランスのWEBデザイナーになるには?必要なスキルや案件獲得方法を解説

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目次

フリーデザイナーと企業勤めのデザイナーの違い

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フリーデザイナーといっても様々な職種がありますが、企業勤めの場合と違ってくる部分は、どの職種でもある程度共通しています。フリーのデザイナーになるため、またフリーとして成功するために、知っておくべきことでもあります。

まず、フリーデザイナーと企業に勤めるインハウスデザイナーの違いについておさえておきましょう。

1.業務の内容・形態が違う

企業内デザイナーの場合、当然ですがメインとなるのはデザイン業務です。現実には、デザインだけでなく社内の掃除当番であったり、電話番、来客時の対応など、会社によっては他にもいくつかの業務を行っている方も多いかもしれません。しかし、一般的にデザイナーとして勤務している場合、勤務時間はデザイン業務に当てる時間がほとんどでしょう。

フリーデザイナーの場合、メインのデザイン業務以外に、その他の業務に当てる時間も企業勤めデザイナーよりも長くなります。電話応対や営業活動、見積書・請求書などの書類作成と送付、確定申告時の経理作業や伝票整理、備品の管理や買い足しなど、時間のかかる事務作業も多くなります。

2.仕事の取り方・営業活動が違う

企業勤めの場合、一般的にはデザイナーが営業活動をすることは少ないでしょう。営業担当者に同行し、クライアントとの打ち合わせに行ったりすることはありますが、仕事そのものを受注するための営業活動は、営業部の方や、デザイナー以外の担当者が行うのが普通です。

フリーデザイナーは、営業担当者も自分になります。どこからどんな仕事を請けるのか、決めるのも自分自身です。自身の持つ人の繋がりを使ったり、インターネットを使って仕事を請けるシステムを利用したりと、あらゆる手を考えて仕事を得て行くことになります。

3.報酬の決まり方が違う

企業勤めのデザイナーの場合、多くの方が決まった月給制で働いていると思います。中には、仕事量や目に見えた成果によってインセンティブがつく企業もまれにありますが、一般的には、繁忙期でも閑散期でも給与の金額は一定です。フリーランスのデザイナーは、自分がこなした仕事の量によって、収入額が変わります。たくさん働けば多くの収入が得られ、そうでなければそれなりですから、非常に分かりやすいですね。常に一定以上の収入を得ていくためには、自ら地道に営業活動を続けて行くことになります。

4.税金・保険が違う

会社員は、税金や健康保険の支払いについて、日頃あまり意識することはないのではないでしょうか。支払いの手続き等、面倒なことは全て会社の経理部が全て行ってくれているわけですから、筆者も毎月の給与明細で天引きされているのを確認するぐらいで、特に気に留めることもありませんでした。

恥ずかしながら、確定申告についても、言葉は聞いたことがあっても中身については全く知らない状況でした。フリーランスの場合は、会社員とは大きく異なります。健康保険や年金は、国民健康保険と国民年金になりますから、支払いも全額自分でします。また、1年ごとに年間の収入・経費などをすべて計算して、税務署に確定申告をすることになります。

関連記事:フリーデザイナーの働き方とは?仕事はどうやって取るの?成功へのカギを徹底解明

各論!フリーデザイナーの仕事の実態

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それでは、各デザイナーの職種ごとに、フリーランスと企業勤めの違いを具体的に見てみましょう。必要なスキルやアクション、問題となりうることとその解決方法についてまとめてみました。

Webデザイナー

人にもよりますが、年収は、300万円〜600万円ぐらいのラインが多いです。必要なスキルとしては、HTMLやcss、JavaScriptなどのプログラム言語、Photoshop、Illustratorなどのデザイン系ソフトを扱う能力になります。

webサイトの制作には、それほどマシンパワーも必要ないので、ノートPCでノマドワーキングしている方も多く、在宅でも出先でも、いつでもどこでも仕事が可能です。業界的にはモバイルファーストが進んで来ているため、レスポンシブやスマホ向けサイトのディレクションがさっとできると、仕事は多いはずです。

イラストレーター

イラストレーターの年収は、300万円未満〜600万円前後の方が多いようです。人気のある作家さんは、その倍以上稼いでいる方もいます。デッサン能力や、オリジナルのキャラクターをデザインする力に加え、Illustrator、Photoshop、PainterなどのPCデザインツールのスキルも必要です。

イラスト制作はカフェ等で行うにはあまり向かないため、自宅や事務所で行うことが多いようです。現在は、ソーシャルゲームの普及でオリジナルのイラスト制作の需要が非常に高くなっており、はやりのタッチで美麗なキャラクターを描ければ、仕事は入りやすいと言えます。しかし単価は必ずしも高いとは言えず、競争も激しいため、仕事をしすぎて体調を壊さないように気をつけましょう。

グラフィックデザイナー

筆者の周辺では、年収300万円未満〜600万円前後の方が多いようです。PhotoshopやIllustratorのスキルが必要なのは上記2つの職種と同じですが、印刷物をデザインすることが多くなるため、印刷や紙についての知識も必要になります。

グラフィックデザイナーの方も、フリーランスになると自宅やオフィスで作業をする方がほとんどです。グラフィックデザインの仕事の需要は一定数ありますが、素人でもチラシが作れる無料アプリやサービス、激安印刷通販などの増加で、徐々に減っているのが実情です。自分にしか出来ないデザイン、顧客への細やかな気配りなどで地道にクライアントを獲得していきましょう。

すべてのデザイン職で問題になること【営業活動】

「フリーデザイナーと企業勤めのデザイナーの違い」の2番めでも書きましたが、フリーデザイナーには営業活動が必要です。

クラウドソーシングや、案件紹介をしてくれるクラウドワークス テックのような会社を頼る手もありますが、自分の友人・知人から色々な人を紹介をして頂いたり、交流会などに参加することで片っ端から人と会うことも同じぐらい重要になります。そのため、ビジネスパーソンとしてのコミュニケーションスキルは必須と言えるでしょう。

貴重な出会いの機会を有益なものにするポイントとしては、個性的な名刺を作ること、自分の能力を分かりやすくアピールする話し方を考えておくこと、などが挙げられます。

交流会等の場合は、ひとりひとりとお話をする時間が十分に取れないこともあります。自分のセンスを詰め込んだ個性的な名刺をお渡しすると同時に、デザイナーとして、自分は何を「ウリ」にしているのか、どんなことが得意なのかを端的に説明できると、後で覚えておいてもらいやすいと感じています。

また、社内デザイナーからフリーランスに転身する方は、会社員時代に築いた人脈や顧客から仕事を得ることも非常に多いと思います。筆者の場合、企業勤めをしていた頃に知り合った方々には今も非常にお世話になっています。

仕事を得られる「ツテ」の数をできるだけ増やしておくためにも、会社を辞めた後も、それまでの仕事で出会った人間関係を大事にするべきでしょう。

まだ何も起こりそうにない場合でも、いつどんな形で話が舞い込むかはわかりません。あらゆる繋がりを大事に維持しておくと、後で良いことが起こるかもしれませんよ。

関連記事:フリーデザイナーの営業活動とは?ほんとのところ、教えます。

フリーランス?企業勤め?あなたはどうする?

最初に挙げたように、フリーデザイナーと企業勤めでは、以下の様な点が全く違います。

  1. 業務の内容・形態が違う
  2. 仕事の取り方・営業活動が違う
  3. 報酬の決まり方が違う
  4. 税金・保険が違う

そして、2番目に挙げた営業活動に積極的になれないと、仕事を得るのは難しいでしょう。

以上、フリーデザイナーの仕事のあれこれをまとめました。あなたは、フリーランスになりたいですか?それとも、企業勤めが良いでしょうか?

人によってライフスタイルも違いますので、フリーと会社員それぞれに向いている人、いない人がいます。

しかし、日本も様々な働き方が選べるようになってきているのは良いことですね。自分に合ったワークスタイルを確立したいものです。

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最近では「クラウドワークス テック」などのフリーランス専門のエージェントサービスもありますので、まずは実際に募集のあるお仕事の事例をチェックしてみると良いでしょう。
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