ビジネスマンが日々ニュースアプリや新聞で情報収集し自己研鑚をするのと同様、ITエンジニアも日々の情報収集とそれらに対するキャッチアップは大切です。ITエンジニアとして第一線で活躍し続けるために必要な情報収集術・ツールをご紹介します。
参照:エンジニアのスキルアップ・リスキリングについて解説した記事はこちら
ITエンジニア必見!周りと差がつく情報収集術・ツール
Rebuild.fm
ITエンジニアなら必ず聞いておきたいラジオ、それがRebuild.fmです。宮川氏が毎週配信しているラジオで、Podcastで聞くことが出来ます。宮川氏は堀江貴文氏が経営していたオン・ザ・エッジ社にアルバイトとして働いた経歴を持つエンジニアで、現在はクックパッドなどに携わられているITエンジニア界の最前線で活躍されている方です。
Rebuild.fmというラジオには毎回様々なゲストが呼ばれ、ホットなニュースについてのトークがゆるやかな雰囲気で繰り広げられています。Swiftが発表されたときには、Swiftに対する宮川氏の洞察などが聞けたりしてとても情報として新鮮でした。
宮川氏の話し口調がとても緩いので、作業をしながらでものんびりと聞くことができるので、まだ聞いたことがない人は一度聞いてみてはいかがでしょうか?
Hacker News
Hacker News(ハッカーニュース)はアメリカのVCであるY Combinatorが提供している情報共有サイトです。筆者は海外での勤務経験もあるのですが、アメリカ人はもちろん、イギリスやフランス、ドイツなどのITエンジニアも使っているグローバルサービスです。誰でもユーザー登録すれば投稿できるため、かなりギークなものや最先端の情報などの交換ができる場所です。全て英語でのコミュニケーションになりますが、英語が読めれば大丈夫でしょう。日々かなり多くのトピックが立てられているので、全てチェックするのは大変です。なので、Hacker NewsのX(旧Twitter)アカウントをフォローして話題になったトピックだけをチェックするのが良いでしょう。
企業の技術ブログ
技術のキャッチアップとして最も効率的なのがベンチャー企業を中心に運営されている企業の技術ブログです。有名どころだと、クックパッドやnanapi、グリー、DeNAなどですね。最近ではメルカリの技術ブログを講読している人も増えてきています。
技術ブログの良さは、個人ブログとは異なり会社として表に公開するため内容がしっかりしている点です。各企業のブランディングのためにブログを公開していることが多いため、良質なものが多く、「最新の技術に対して私達のチームではこのように取り組んでいる」という内容が多いです。
多くの企業がブログを運営しているので、とりあえず気になったものを全てRSSに登録し、その中でも特に気に入ったものを講読するのが良いです。
勉強会
情報収集はオンラインだけでは完結しません。オフラインでの情報収集こそ、一次情報に巡りあうチャンスです。一次情報とは、大元の情報発信者が持っている情報です。良い情報を持っている人は何でもかんでも情報をオンラインに公開するとは限らないですし、大切な情報ほど手元にしまっていることが多いです。
そういった情報に巡りあうためには、技術勉強会に定期的に足を運び、そこで出会った方々と情報交換することが必要です。各企業のCTOの講演会も良いですし、気になっている技術の勉強会もとても有益です。例えば、Wantedlyさんが過去に開催していたReact.jsの勉強会なんかは、React.jsに興味があるアーリーアダプターの方々ばかりが集結する密度の濃い勉強会だったそうで、表に出ていない有益な情報が得られる良い例です。
勉強会は毎週のようにどこかで開催されています。ATNDやDoorKeeper、dots.などを定期的にチェックしたり、Twitterアカウントをフォローして見逃さないようにしておきましょう。
X(旧Twitter)
日々の情報収集ツールとしてなんだかんだ言っても一番使えるのがXではないでしょうか?Xで有名なITエンジニアの方々をフォローしていると、自然と最新の情報や有益な情報が流れ込んできます。
まずフォローしておきたいITエンジニア関連のアカウントは、以下になります。
- 伊藤直也氏(@naoya_ito)
- えふしん氏(@fshin2000)
- ささたつ氏(@sasata299)
- まさとらん氏(@0310lan)
こちらの方々は開発全般についてのツイートが多めで、ITエンジニアがフォローアップしておきたいニュースや情報などをシェアしてくれています。
また自分の携わっている言語に関わるITエンジニアの方はもちろんですが、あまり関係がない方でもフォローしておくと、普段能動的には取りにいけない情報を受動的に手に入れることができるのでおすすめです。
Xを使っていると、ニュースだけではなく、そのニュースに対する各技術者の意見や考えなどを知ることができますよね。ニュースは知っているだけではなく自分の意見を持つことが大切なので、周りの人達と比較した時に自分はどう思うか、どう感じるかということをXだと自然とできるのが良いポイントです。チェックが楽なのもいいですよね。
はてなブックマーク
日本人のITエンジニアの多くの人が使っているはてなブックマーク。こちらは紹介するまでもないかもしれませんが、もし使っていない方がいる場合は今スグにアプリをインストールしておきましょう。テクノロジー関連の情報が毎日はてなブックマークには集まっているので、朝と晩にチェックしておきましょう。
また、テクノロジーのホットエントリーに入っている記事以外にも、気になる技術があればタグ検索にそのワードを登録しておきましょう。例えば「機械学習」に興味があれば、タグに「機械学習」を登録しておけば、RSS的な使い方ができます。タグにヒットした記事の中でも、ブックマークの数によって絞込ができるため、そのワードに対する今みんなが読んでいる記事だけを読むこともできます。
さいごに
ラジオやSNSに始まり、オフラインでの勉強会など様々な情報収集術をご紹介しましたが、いかがでしたか?情報収集を怠ると、ITエンジニアとして出遅れてしまいスキルが陳腐化する恐れがあります。毎日5分〜10分で良いのでニュースなどの情報収集をし、それに対する自分の意見を持つことからはじめましょう。あなたは日々どのような情報収集術を駆使していますか?こちらの記事でご紹介していないオススメのツールや方法があれば、Twitterなどで教えてくださいね。
参照:エンジニアのスキルアップ・リスキリングについて解説した記事はこちら
フリーランスになるために必要な知識やスキルアップの方法等、様々なお役立ち情報を発信していきます。
(リモートワーク案件に強いフリーランスエージェント「クラウドワークス テック」を運営)