最近では、小学生でもプログラミングの勉強をするようになり、にわかにプログラマーの人気が高まってきたような印象を受けます。あなたもプログラマーになろうと考えていますか?
それなら、まずはプログラマー(PG)の仕事内容を知ることからはじめましょう。世間では一般的に、パソコンに向かってガリガリコードを書いているイメージが思い浮かぶかと思います。実はPGの仕事内容は、世間一般でイメージされているものとはやや異なります。ここで、プログラマーの実態について知っておきましょう。また、自分の性格やスキルをチェックして、PGに向いているのか知っておくことも大切です。
この記事では、
- プログラマーになろうと思っている方
- プログラマーが自分に合っているか知りたい方
- プログラマーの仕事について知りたい方
のために、プログラマーの種類や仕事内容、必要とされる適性についてお伝えしていきます。また、PGとして働いている方のやりがいや苦労も紹介していきます。ぜひご一読して、プログラマーについて理解を深めましょう。
参照:フリーランスでプログラマーとして活躍するための方法を解説した記事はこちら
プログラマーはどんな職業?どんな種類があるの?
はじめに、プログラマーという職業と種類についてお伝えしていきます。PGと一口に言ってもいろいろな種類があるのです。
プログラマーは、みなさんがご存じの通り、ソフトウェアを実際に開発する人です。ソフトウェアといってもいろいろあります。まず思い浮かぶのは、パソコンで使うアプリケーションですね。他にも、スマートフォンアプリやウェブサービスなどがあります。また、冷蔵庫などの家電や自動車、産業システムなど、さまざまな所でプログラムが使われています。そのため、PGの種類もひとつではないのです。
ウェブプログラマー
ウェブプログラマーは、ウェブサービスを開発する職種です。たとえば、YouTubeやGmail、検索エンジンなどの一般に公開されているサービスが挙げられます。また、企業内部で使われる、業務システムなどもウェブサービスとして開発されることも数多くあります。インターネットが繁栄した今、需要が高いプログラマーのひとつです。
アプリケーションプログラマー
アプリケーションプログラマーは、パソコンで動くソフトウェアやスマホで動くアプリなどを開発する職種です。業務系のアプリの他、市販されるパッケージ品を開発することもあります。パソコンでの需要は低迷していますが、スマホ分野はまだまだ伸びるでしょう。
ゲームプログラマー
ゲームプログラマーは、名前の通りゲームを開発する職種です。据え置き機や携帯ゲーム機をはじめ、スマホゲームなども含まれます。ソーシャルゲーム分野が人気化していることもあり、スマホゲームプログラマーは重宝されます。
組み込み系プログラマー
組み込み系プログラマーは、家電や自動車など、ユーザーが直接触れることのないプログラムを開発する職種です。基板に内蔵される機械に近い部分なので、難易度が高く、事故などが起こらないようにしなければいけません。他のプログラマーに比べ、敷居が高いといえるでしょう。
プログラマーの基本的な仕事内容
次に、プログラマーの基本的な仕事内容について説明していきます。
冒頭でもお伝えしたとおり、プログラマーの一般的なイメージというと、パソコンに向かって黙々とプログラミングをしている様子が思い浮かぶかと思います。しかし、開発作業は一人で行うものではなく、チーム作業です。ときには、仕様などについて、チームメンバー話し合う必要があるでしょう。不明点や懸念事項は積極的に共有していかないと、後々問題が起きがちですので、メンバー同士のコミュニケーションが重要なのです。
PGの仕事は、コードを書く以外にも、作成したプログラムの不具合を見つけ出したり、テストをしたりすることも含まれています。テストをやって終わりではなく、テスト結果をドキュメントにまとめて提出する必要もあります。このため、WordやExcelなどを使える必要があります。
なお、現場の開発スタイルによっては、プログラマーとシステムエンジニアの境界が曖昧になっている場合もあります。企業によっては、SE的な仕事を任せられることもあるでしょう。
どんな人がプログラマーに向いているの?
次に、プログラマーに向いている性格やスキルを紹介していきます。主に、次の3つです。
コミュニケーション力が高い人
意外に思われるかもしれませんが、コミュニケーション力が高い人はプログラマー(およびシステムエンジニア)に向いているといえます。先ほどもお伝えしたとおり、PGの仕事は、パソコンだけでなく、人とも関わらなければいけません。そして、それが結構重要なことなのです。コミュニケーションがうまくいっていないプロジェクトは問題が起きがちで、ときには破綻することすらあります。ITスキルとコミュニケーションスキル、どちらも欠かすことはできません。
細かいことが気になる人
プログラミングは非常に繊細な作業で、1文字間違えただけでも不具合が起きることもあります。また、曖昧な部分があると、仕様の解釈を誤ることもあり、厳格さが求められる仕事といえます。細かいことが気になる人ほど、こういった問題に気づきやすいので、プログラマーに向いているでしょう。
英語力がある人
世界から見れば日本語を使っている人は少なく、プログラミングに関する資料も、その多くが英語で書かれています。そのため、英語力がある人ほど情報を得やすく、よりよいプログラマーになれる可能性が高いといえます。また、楽天など英語を公用語としている企業も存在しています。必須とはいえないまでも、重要なスキルのひとつです。
プログラマーがやりがいを感じること・苦労すること
最後に、プログラマーとして働く上で、やりがいに感じること、苦労することを紹介していきます。
プログラムが上手くハマったとき
プログラマーには、仕様書が渡され、そのとおりにプログラムを作っていくわけですが、1から10まで作り方が書かれているわけではありません。当たり前ですが、実際のプログラムについてはプログラマーが考えなければいけません。ここが、プログラマーとしての腕の見せ所で、いかに効率の良いプログラムにするか考えます。上手くハマったときには、達成感があります。パズルゲームのピースがぴったりハマったときの感覚に似ていますね。
きれいなプログラムが書けたとき
プログラムにも、汚いプログラムと綺麗なプログラムがあります。どちらも同じ動作をするとしても、汚いプログラムを書いてはいけません。なぜなら、プログラムはほとんどの場合、修正が発生するので、綺麗に書いておかないと修正が困難になってしまい、不具合の温床になってしまうからです。このため、いかに綺麗なプログラムを書くかも、PGスキルの見せ所です。綺麗なプログラムが書けたときには、やはり満足感がありますね。
不具合の原因に見当がつかないとき
上でもお伝えしましたが、プログラマーは不具合の修正やテストを行うこともあります。やっかいな不具合だと、原因に見当がつかないこともあり、修正は難航します。納期が迫っていたりしたら、もう最悪です。泊まり込みの作業になる可能性もあるでしょう。でも、無事修正できたときには正直ホッとしますね。
まとめ
プログラマーについて、理解が深まりましたか?プログラマーの仕事はプログラミングだけではないので、ITスキルだけあればいいというわけではありません。チームメンバーとうまくやりとりをするコミュニケーション能力が必要です。また、PGの次なるキャリアとしてシステムエンジニア(SE)があります。SEでは、より一層コミュニケーション能力が求められます。キャリアアップしていくためにも、必須の能力といえます。ついでに、英語力もあれば申し分ないでしょう。一人前のプログラマーを目指して、スキルを磨いていきましょう。
あなたはプログラマーのどんなところに魅力を感じますか?
参照:フリーランスでプログラマーとして活躍するための方法を解説した記事はこちら
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