株式会社Incubation Code
フリーランス人事活用で、プロジェクトマネージャーの採用課題を解決 「専任者が一人いるだけでビジネスが加速する」
紹介人材:人事
TOPIC
即戦力になりそうな人材を採用しても、その人が持っている知識や経験が古く、現在は通用しないというケースも少なくありません。例えば IT 業界は変化が激しいため、IT 事業に取り組む人々は知識のアップデートが必須になります。 「即戦力になる人材の確保が難しい」「社内に教育制度がない」などの悩みを抱え、本業で新しい知識・実務経験を積み重ねている副業ワーカーを活用する企業も増えています。 創業85周年を迎える、フォークリフト部品や油圧シリンダーの製造専門メーカー半田重工業株式会社では、クラウドワークスエージェントが紹介した週1日稼働の副業ワーカーが稼働しています。 本インタビューでは副業ワーカーを活用しようと考えた理由や、副業ワーカーに仕事を依頼するメリットなどを副社長の新美 彰崇(にいみ あきたか)さま(以下:新美)とグループマネージャーの武井 成樹(たけい しげき)さま(以下:武井)に伺いました。
武井 成樹さま(以下武井さま) 弊社で「Factor X 」という人材採用に関する情報通信事業を始めることになったのがきっかけです。元々弊社は製造業であり、新たな領域での挑戦だったため情報通信事業に知見を持つ人材が必要になりました。
新美 彰崇さま(以下新美さま)
2021年6月から外部企業に依頼して Web サイトの開発を始めて、サイト自体は完成してきました。しかし同時に、弊社にマーケティングの知見がないことが問題点として浮き彫りになってきました。
そこで、Web サイトのローンチ前にユーザーの意見に詳しい専門家に監修していただきたく、クラウドワークスエージェントさんからご紹介いただいた副業ワーカーの活用に踏み切りました。
副業ワーカーの方は、大手事業会社に勤務しながら現在進行形でプロジェクトを統括し、マーケティングに関わっています。弊社としては、ただ情報通信事業に知見を持つ人材ではなく、知識をアップデートしている人材が欲しかったため、最適な方を紹介していただいたと感じています。
新美さま
現在、副業ワーカーの方には IT やマーケティングの観点でシステム開発のアドバイスをしてもらっています。しかし、アドバイスをもらっても弊社の方で期日までに対応ができないこともあります。その場合、稼働量を減らしてもらって、それまでに提案してもらっていたアドバイスの対応を優先しています。
クラウドワークスエージェントさんはフリーランスや副業ワーカーの稼働日数に決まりがなく、稼働量に応じて料金が決まるため、弊社にとってはとても使い勝手の良いサービスだと感じています。
武井さま
事業戦略のアドバイスや、弊社のサイトの問題提起をお願いしています。
事業戦略のアドバイスとは主に、弊社サイトで提供する「求人」「求職」「委託」「受託」の4つのサービスそれぞれのユーザーが何を望んでいるかを、競合他社のサイトと比べて分析・アドバイスしてもらうことです。
またサイトの問題提起として、「サービスサイトはこうあるべきだ」と弊社が考えている概念や仕様をどのタイミングでサイトに反映するべきか、優先順位を決めてもらっています。その際に注意しているのは、製造業の外側で働く副業ワーカーの方の考えを鵜呑みにするのではなく、製造業の内側で働く弊社の意見とすりあわせて、落とし所を見つけるということです。
武井さま
これまで弊社では、社員同士でのコミュニケーションは対面を基本としていました。しかし副業ワーカーの方は関東にお住まいのため、愛知県にある弊社の業務に参画してもらうためにはリモートでのコミュニケーションが必須となりました。
それにあたって、副業ワーカーの方から教えてもらったチャットツールを導入しました。これは弊社が工夫したというより副業ワーカーの方が改善策を提案してくれた形ですが、IT の知見をアドバイスいただくという点で、まさに副業ワーカーの方に期待していたアウトプット事例の1つです。
武井さま
確かに初めは少し抵抗感があり、リモートではなく対面の方が意見の相違が出にくいと思っていました。しかし、そもそも副業ワーカーを活用しようと思った理由は、弊社に IT の知見でアドバイスをしてもらうことです。IT に関する提案を取り入れないのは、本来の目的に反することではないかと考え、受け入れることにしました。
実際にリモートでのコミュニケーションを始めてみたところ、対面と遜色はないと感じています。むしろ時間の面では今までより効率的にコミュニケーションが取れる場面も多々あります。
武井さま 日本の業界、特に製造業と情報通信業の動向についてアドバイスをもらいながら分析し、ベストミックスな状態を目指したいと考えています。
今後弊社サイトのユーザーが増えるに連れて、ユーザーの要求をもとにシステムやサービスを改良する場面も増えると思います。その要求への対応は不要なのか、もしくは優先して対応するべきなのか迷った際に、副業ワーカーの方に適切な判断をしていただきたいです。
自社で人材を育成するコストがかからない。
副業ワーカーの知見をもとにしたアドバイスで、
自社サービスや社内体制の見直しができる。