株式会社Incubation Code
フリーランス人事活用で、プロジェクトマネージャーの採用課題を解決 「専任者が一人いるだけでビジネスが加速する」
紹介人材:人事
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Goertek Seiki Technology(ゴアテック・セイキ・テクノロジー)株式会社は中国・濰坊(ウェイファン)で設立された精密機器メーカーであるGoertek Incの、日本における研究開発拠点の役割を担っています。 同社はこれまで機械装置の開発支援を中心に行ってきましたが、新たな収益の柱としてSES事業の立ち上げを決定、事業立ち上げと営業を担うポジションにフリーランスを活用しました。 本インタビューでは、新規事業立ち上げに伴う人員募集の背景やフリーランスを活用した理由、活用後の変化や今後の展望などについて、横浜事業部長の田中克彦(たなか・かつひこ)さまに聞きました。
田中 克彦 さま(以下田中さま)
弊社はこれまで機械装置の開発支援を中心とした業務に携わってきた、いわゆるハードウェアに強い会社ですが、今後の成長を見込んでソフトウェア分野にも本格的に参入したいと考えていました。
将来的にSIer(System Integrator)になることを目標に、まずはSES(System Engineering Service)事業を新規に立ち上げることにしたのです。
仕事を受発注できる取引先の見込みはあったものの、SES事業の立ち上げや業務を進めるノウハウを持った人材が社内にいなかったため、外部から募集することにしました。
田中さま
条件は大きく2つ設定しました。1つ目は「SES事業で必要になる技術が理解できる人」です。社内の知見だけでは、受けた案件と人を繋げてプロジェクトを進めることができませんでした。この辺りの経験や実績のある人が見つかればいいな、と。
2つ目の条件は、小さく始めることを想定していたので「週1日程度の稼働で問題ない人」です。業務量もそこまで多くないのと、最初は費用を抑えたいというのもあり、この条件で探していました。
田中さま
エージェントや人材派遣会社にも相談したのですが、紹介される人材は基本的に週5日フルタイムでの稼働を希望している方ばかりで。技術力という観点でも、条件を満たす人材を見つけるのは難しそうでした。
フリーランスであれば「稼働日数」と「技術力」、両方の条件を満たす人材が見つかるのではないかと思い、優秀な人材が豊富な印象のクラウドワークスエージェントさんにお願いしたという流れです。
田中さま
フリーランスであることに対する不安はありませんでした。大事なのは雇用や働き方の形態ではなく、スキルがあるかどうかですから。
業務をこなせるかどうかは実際にやってみなければわからない部分もありますが、十分な実績がある方を紹介いただいたので、スキル不足ということはまず無いだろうと。特に「SES事業を立ち上げた経験がある」というポイントは安心材料になりました。
田中さま
そうですね。事業の立ち上げと、今後の課題の明確化という点で目的を達成できたと感じています。
また、社内のIT担当者に対する技術アドバイザーとしての役割もお願いしていたのですが、その点でも効果を感じられました。
アドバイスのおかげで、SES事業で必要になる「案件と人を結びつけるための要件の見方やコツ」をIT担当者が吸収できたようです。
田中さま
今回フリーランスを活用してみて、小さく始めることの大切さが分かりました。今後また新規事業を立ち上げるような際にも、今回をモデルケースに、リソースを絞って始めるのがよさそうです。
新しいことを始める際にいきなり大きなリソースを使えば、コストだけでなく、上手く行かなかったときのリスクも大きくなりますから。
自社が得意な部分を生かしながら、スポットでフリーランスを活用していければいいな、と。
他にも、弊社はグローバルで展開している企業のグループですので、海外の技術者を紹介いただくというのも面白いかもしれませんね。
事業展開やフェーズに合わせて、要所要所でフリーランスを活用していきたいです。
田中さま
弊社のように「スキルを持った人材が欲しいけど、最初は費用を抑えたい」という状況にある企業におすすめです。
ハイスキルな人材を正社員やそれに準ずる形で採用するとなると、当然ながら費用も安くはありませんし、万が一マッチングしなかった場合を考えると双方にリスクがあります。
クラウドワークスエージェントであれば「週1日稼働でまずは3カ月だけ」といったように、小さく始められるので、ミスマッチがあった際にもリスクを最小限に抑えられます。そのため、新しいことにもチャレンジしやすくなるでしょう。
弊社の場合は希望条件が明確だったこともあり、上手くマッチングしたので、同じように「このスキルを持った人材が欲しいけど、エージェントや派遣では見つからない」といった状況で困っているのであれば、フリーランスの活用を検討するといいと思います。
同分野で事業立ち上げ経験のあるフリーランスを活用し、新規事業の立ち上げに成功
技術アドバイザーも担当し、社内メンバーの育成にも貢献