Javaを活かせるフリーランスの求人・案件一覧（2ページ目）

様々な新しい技術や言語が生まれている中、Javaはいまだに根強い支持を集めている言語のひとつです。名の知れた大手企業から中小企業まで採用されています。システム開発に選ばれやすい理由にはマルチプラットフォームであることや、今までに業界全体の導入実績が多く安定した稼働が見込め、様々なノウハウが公開されているため開発がしやすい点が挙げられます。また従来の開発では必要になる難易度の高いメモリ空間の操作を内部機構のガレージコレクションが自動的に行ってくれるため、ソースコードの簡素化が図れるのも人気が出た理由でしょう。導入までの道筋が立てやすく、将来のスケーラビリティに対応しやすいJavaは企業にとって採用しやすい言語なのです。

ひとえにJava案件といってもグローバル展開されるようなWEBシステムから社内ツール、ゲームアプリのようなものまで様々な種類があります。案件の豊富さから求められるスキルも、WEB開発とアプリケーション開発では大きく異なります。WEB開発であればサーバーサイドで処理するためのビジネスロジックがメインとなりデザインなどはHTMLなどの他言語に委ねますが、アプリケーション開発ではGUIも並行して開発することになります。仕組みそのものが違うのはもちろんですが利用するフレームワークやライブラリも異なるため、同じJavaでも全くの別物と感じるエンジニアも珍しくありません。言語として機能が充実しているため様々な事が可能ですが、性質上、カテゴリーが分かれている点に注意して案件を選んでください。

開発現場にいるとJavaという言語は必ずのように耳にするものです。自プロジェクトの作業範囲では無くても、例えば連携先の他社システムで利用している場合も決して珍しくありません。これまでに多くの企業が採用を進めてきたJavaは新規や改修を問わず、企業からのニーズが高い傾向が続いています。それと同時に経験を積んだエンジニアの母数も大きいため、主にWEB開発では習得していて欲しい基本技術と捉えている企業も多くあります。今までの実績からJavaはスタンダードな言語として定着している関係で社内での教育も比較的やりやすいため、若手で未経験のエンジニアが参画しやすい言語でもあり人気が続いていると言えるでしょう。

初めて業務に就いた案件がJavaであるエンジニアは実際に多くいます。開発時にはテクニカルな思考やセンスが当然必要となりますが、プログラマーにとどまらずその先の導入から運用に関わっていくケースも珍しくありません。多くのJavaエンジニアの業務範囲は、設計以降の工程に関わるシステムエンジニアと呼ばれる職種になります。そこからどうステップアップできるかは現場の環境にもよりますが、コミュニケーション能力や業務知識によってはJava開発経験1年でマネージメント経験10年といったキャリアアップが図れることもあります。Javaは開発中心の案件が多いですが、その中でプロジェクトの流れをしっかり掴んでご自身の望むキャリアを目指してみてください。

Javaを扱った開発案件は数も多く、市場の人気はいまだに高いです。Javaで作成された既に稼働しているシステムも大変多く保守案件の豊富さもさることながら、スタートアップ企業や新規案件でも利用されています。過去に関わったJavaの資産をうまく流用し活用することは提案事例として説得力が生まれ、サービス展開にこぎつけやすいと言えるのではないでしょうか。また開発スキルを持ったエンジニア同士で一定の共通イメージが持ちやすいといったメリットもあり、安定的な開発スケジュールを見据えるには適した言語でもあります。Swiftなど後継と言われる言語も登場しており案件数の大きな伸びは見込み辛いですが、まだまだ一定の需要はこの先も続くはずです。

設計や開発が中心となるJavaエンジニアの単価はおおむね50万円〜70万円程度が見込まれます。高単価を望まれる場合は要件定義といったより上流のフェーズを担当する必要がありますが、プログラマーでも需要の多さからある程度の単価は望めると言えるでしょう。業務系のWEBシステムに携わると一般的なサイトがどう動いているか理解が深まるため他言語でも応用が効くことが多く、幅広い案件にアピールできキャリアアップに繋がるはずです。またHTMLやJavaScriptといった表向きのインターフェースの開発にも関わりやすいため、収入面だけでなく知見を広げやすいメリットがあります。コーティング能力が優れているといったことより業務内容を理解して先々提案できるような力がつけば、間違いなく単価アップが期待できるはずです。

Javaの資格は、現在Javaの提供元であるOracle社が実施するプログラマー認定資格である「Oracle Certified Java Programmer」と、サーティファイ株式会社が運営する民間資格「Javaプログラミング能力認定試験」の2つが挙げられます。前者は試験区分がブロンズ・シルバー・ゴールドの3つに分かれており難易度が大きく変わります。Javaでは最も人気のある資格と言えますが受験料がやや高く、ゴールドの受験資格はシルバー合格者のみとなっており段階的な取得が必要な点には注意してください。後者も試験区分は3級・2級・1級の3つと似ていますが、民間資格であり難易度は比較的簡単と言われています。

Javaは世界的にも支持されており、優秀なエンジニアが様々なコミュニティやフォーラムを通してナレッジを公開しています。業務寄りなテクニックが数多く議論されているため、あらかじめご自身で分かりやすいサイトを探して目を通すことで、将来業務に就く際に情報源として必ず役にたちますので是非活用ください。これから勉強される方の習得への近道は、自分で課題を持って理解を深めていくことです。開発キットは無償公開されているためご自宅でプログラミングすることも可能ですが、まずは情報サイトを通して流れや標準的な書き方を掴んでください。書かれてある構文がJavaのピュアな命令なのか、あるいはライブラリのインターフェースなのかが判別できるようになれば、後は応用が効くはずです。