株式会社Mobility Technologies
急拡大中の事業を支えるエンジニア採用戦略。業務委託でミドル層の人材を補完
紹介人材:アプリケーションエンジニア、iOSエンジニア、Androidエンジニア
TOPIC
デザイナーといってもこれまでで経験してきた分野は様々。自社のプロダクトにマッチする人材を正社員で採用できても、入社するまでには時間が長く必要です。
今回は保育施設向けのITサービス「ルクミー」や「キッズリー」を展開するユニファ株式会社様にインタビュー。サービスの拡大を図るフェーズで、Webデザイナーが人員不足となる危機をフリーランスの活用で乗り切っています。業務委託を活用した背景やメリットなどを伺いました。
医療従事者向けポータルサイト開発、ソーシャルゲームのサーバサイド開発などを経て、2015年にユニファ初の正社員エンジニアとして入社。既存サービスの開発・運用を行いながら開発体制を構築し、様々な新規サービスの立ち上げにも関わる。現在はCTOとして開発組織全体を統括。
弊社では、保育施設向けの「ルクミー(午睡チェック・フォト・体温計)」というサービスに加えて、2019年4月からは事業譲渡を受け「キッズリー」という保育施設向けアプリの運営もスタートしました。開発組織はすべてのプロダクトを見ていますので、プロダクトの数が増えたこと、また、ユーザー数の増加に耐えられるようシステムをスケールさせる必要があったことから、今では一年前の倍近い規模になるほど、エンジニアやデザイナー採用を強化していました。
ただ、デザイナーも2名体制から増員しようとしていた矢先、逆に1名辞めることになってしまいました。
はい。即戦力となる人材にすぐに入っていただかないと業務が回らなかったため、実際に稼働いただくまでの時間が短いことの優先度があがりました。
基本的には正社員の採用をベースにしていましたが、正社員を採用するには、選考のプロセスが長いですし、現職のある方がほとんどです。採用が決まっても入社されるのは、1ヶ月、2ヶ月先になってしまいます。また、応募自体もそれほど多くなかったため、正社員では採用がいつになるかわからないと感じていました。
弊社のプロダクトにマッチするスキルセットを持っているWebデザイナーで、かつ育成しなくてもすぐに自走できる方を見つけるのは難しいという点からも、フリーランスの活用という選択をしました。クラウドワークスエージェントさんにご相談したところ、その日のうちにマッチするデザイナーを提案いただけたので驚きました。
過去に販促のためのLPサイトなどを外注したこともありますが、社外の方へポンと依頼するだけでは、弊社の事業を理解した上でデザインを作ってもらうことが難しいですし、プロダクトの思想を理解していないデザインがあがってくることもありました。とはいえ、説明を尽くそうすると、今度は社内のデザイナーのレビュー工数がかかってしまい、外注した意味がなくなってしまうという課題が生じてしまったんです。
その点、フリーランスがチームの中に入っていただく準委任契約では、社員と密にコミュニケーションをとりながらデザインを進めてもらえます。実際、参画いただいたフリーランスのWebデザイナーはプロダクトの本質をとても考えてくれています。
初めてデザインチームにフリーランスの方が入られたため、どう業務をお任せしていけばいいのか、最初は社員も悩んだ部分があったと思います。ですが、参画されたフリーランスの方は、経験豊富でデザインスキルが高いことはもちろん、良いコミュニケーションをしてくださっていたので、スムーズに引き継ぎができたのではないでしょうか。
また、自分のタスクを遂行するだけでなく、スキルアップのための知見を共有してくれています。雑談を含めていろいろな話をしてくれるので、非常に良い影響を与えていただけていますね。
そうですね。更には、デザインの中だけでなく、ビジネスサイドやエンジニアと直接打ち合わせをして主導的に進めるところまで対応していただけています。デザイナー以外のメンバーはそこまでデザインのことを分かっているわけではないため、どうしてもふわっとした依頼になりがちですが、何を重視すべきか、どのように進めていくと良いか、など、単純にものをつくるだけではなく、プロセスの部分でも幅広く活躍いただいています。
正社員でもここまでできる方はなかなか出会えないと思います。
正直、業務委託は正社員よりも費用が高めですが、良い人に参画いただいているので見合っていると思います。週5日ではなく週3日で稼働していただくことで費用を調整できる側面もあります。
業務委託の場合、費用が見合わない場合は契約が終了するタイミングで更新しないという選択肢もとれるので活用しやすいですね。
ユニファのデザインチームは、業務都合さえつけられるなら、制限なく在宅勤務が認められています。週1日出社が必須というルールもありません。フリーランスの方も、お子さんのお迎えで一度帰宅されて、家で仕事の続きをされる方もいます。
対面と比べるとコミュニケーションを工夫する必要はありますが、細かい出退勤を管理するよりも、成果が出せる限りは働きやすい環境を選択できる方が健全だと思います。
リモートワーク可の方が多様な人材を受け入れられるため、採用競争の面からみてもメリットが大きいですね。
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事業理解や他部署との連携も可能