株式会社カラダメディカ
社員のスキル不足を補う専門人材の採用で人数+αの効果が生まれた
紹介人材:プロダクトマネージャー、フロントエンドエンジニア/コーダー
TOPIC
エンジニア採用難易度が右肩上がりの昨今、人材不足を解決する手段の一つとしてフリーランスの活用が注目されています。しかし、社内に前例がなく導入に踏みとどまる企業も少なくないのではないでしょうか。 今回は、会社としては初めてフリーランスエンジニアを活用された株式会社Monopos様にインタビュー。業務委託契約を導入された背景や苦労、実際に稼働が始まってからのパフォーマンスなどをお話しいただきました。
2018年1月入社。幅広いWebサービス開発での業務経験を活かし、現在はVPoE兼CHROとして人事制度の設計・構築・運用、採用やチームビルディング、自社サービスの開発・運用に取り組む。
PHPからJavaへリプレイスを進めているのですが、新規のカスタマイズ案件を同時並行で進めることになりリソースが足りない状況になりました。 昨今、エンジニアの採用難易度は右肩上がりですが、以前在職した会社で人が急激に増えたタイミングで組織のひずみが浮き彫りとなり、組織が混乱したのを目の当たりしたことがあったので、正社員採用は慎重に進めなければならないという思いがありました。 とはいえ、期日が決まったタスクが存在し、それを消化して案件を進めていかないといけないため、まずは即戦力というところに振り切り、ハイエンドな業務委託の方にお願いすることにしました。
「今すぐ」「ハイエンドな即戦力エンジニア」に業務をお願いできる点です。 正社員採用は時間を要するため、「今すぐ」を満たすのはどうしても難しい。 また、派遣の場合は比較的早く人員の確保が見込めますが、ある程度マネジメントする必要があり、社内リソースも限られている現状にはマッチしていませんでした。 その点、業務委託はプロとして業務をお願いできるため、マネジメントコストを抑えることができます。 また、過去にクラウドワークスエージェントさん経由で業務委託のエンジニアの方と一緒のチームで仕事をしていたことがあり、その方のパフォーマンスがかなり高かったのが印象的だったんです。良いエンジニアがいることを知っていたので、機会があればサービスを利用したいと思っていました。
実は最初、親会社である凸版印刷から、準委任契約はNGと言われてしまったんです(笑)。凸版印刷では準委任契約でエンジニアに仕事を依頼する事例がなく、すぐに理解してもらうことができませんでした。 理解してもらった後も、その場でオファーを出したいエンジニアの方がいても、親会社の稟議が通るまで一週間待っていただいた方もいました。オファーまでに時間がかかると、優秀なエンジニアは複数社からオファーが来ているので、他社に決められてしまうという危機感がありました。
まず、このタイミングで来てくれるエンジニアがどれだけ貴重か、また、優秀なエンジニアはプロ意識が高いため準委任契約で仕事をしている方が多いという話をしました。弊社のようなテックカンパニーにとって会社を成長させるためには準委任契約のエンジニアが必要不可欠であることを粘り強く話をした結果、適用になりました。
今稼働いただいている3名のエンジニアの方は、プロとして業務をお願いしており、もともと期待値も高かったのですが、それ以上の期待に応えてくれています。
例えば、iOS開発をお願いしている方はこちらの想定よりはるかに早く業務を進めていただき、「もう終っちゃうの?」と驚きました。結果、これからやりたかったタスクを先行して着手していただいてます。
また、決済周りのリプレイスでは、決済周りに知見のあるエンジニアに来ていただいたので、まるっとお任せしています。仕様書などのドキュメントも作ってくださるので非常に助かっています。
エンジニアリングのスキルだけでなく、信頼関係の築き方やコミュニケーションの部分も、プロとしての巧みさや慣れを感じます。分からないところをすぐ聞いてくれたり、ダメな時にはダメと言ってくれたり。ちょっとしたことですが、それができる方々なのでリモートでの稼働でもストレスを感じません。
リプレイスや通常業務、さらにはアプリ開発を同時並行で進められるだけでなく、弊社にないスキルを補完していただいているので、自分たちに知見が蓄積されるという点でも非常に助かっています。
「プロ意識が高い優秀なエンジニアは
準委任契約を選択している」
という市場感を粘り強く伝える
スキルを補完してくれるフリーランスが参画することで
社内になかった知見を蓄積することも可能に