株式会社Incubation Code
フリーランス人事活用で、プロジェクトマネージャーの採用課題を解決 「専任者が一人いるだけでビジネスが加速する」
紹介人材:人事
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客先常駐型のビジネスモデルを運用している企業にとって、正社員を採用するか、フリーランスを活用するかは悩みどころではないでしょうか。 客先に派遣するのであれば正社員である必要も無さそうですし、フリーランスを派遣するにしても自社と常駐先との連携がうまくできるか不安だと感じている企業も少なくありません。 企業の SNS 運用や Web コンテンツ制作などを請け負う株式会社SAL では、フリーランスを活用して客先常駐型のビジネスモデルを運用しています。 フリーランスを活用しようと思った背景や、フリーランス活用における懸念点を解消するために行っていることなどを、代表取締役の魚住 琢(うおずみ たく)さまに伺いました。
魚住 琢 さま(以下魚住さま)
主に2つの理由があります。
1つは料金形態です。クラウドワークスエージェントさんはフリーランスの稼働量によって料金が決まります。そのため、他のエージェントと比べてフリーランスの稼働時間に融通が効きやすく、稼働量に応じて適切な金額を支払えると感じたからです。
もう1つは、弊社で求めていた人材を素早く、ピンポイントで紹介してくれたことです。
弊社のビジネスモデルでは、クライアント企業に SNS ディレクター(企業 SNS 運用の担当者)を常駐させています。クライアントの1つである新聞社に SNS ディレクターを常駐させるにあたって、以下の条件に当てはまる人材を求めていました。
魚住さま
正社員に客先常駐をしてもらうと、派遣元の企業に所属しているのか常駐先の企業に所属しているのか、本人すら分からなくなってしまうことがあります。具体的には、以下のような帰属意識の問題が生まれがちです。
「 SAL で働くと思っていたのに、客先で働いている時間の方が長く不満に感じている」
「一定の期間ごとに企業を転々とするので、現在の常駐先の業務に熱が入らない」
業務委託契約のフリーランスであれば、普段から客先常駐になることが多いので、クライアント先に勤務することを受け入れやすいのではないかと考えました。
魚住さま
フリーランスは帰属意識を重視しなくていいとはいえ、全く持っていないことも問題につながると思います。
例えば、クライアントと弊社とで連携して作業を行う場合、客先常駐しているフリーランスが連携の要となります。しかし弊社への帰属意識の無さや弊社での働き方を理解していないことで、「 SAL への報連相を怠ってしまい状況把握がうまくいかず、クライアントと連携に失敗してしまった」などの事態を招きかねません。
そのため、フリーランスの方も客先常駐する前に弊社内で正社員に近い形で働き、ある程度の帰属意識を持ってもらいつつ基本的な業務の習慣付けを行ってもらっています。
また、顧客にサービス提供するための能力があるかどうか?も懸念点として挙げられます。
この懸念点を払拭するために、弊社では顧客に常駐する前に、社内で数ヶ月働き、能力のチェックと育成を行っています。
魚住さま
そのような懸念もありました。特に大手企業に常駐する場合チーム単位で動くことが多いため、会社という組織内で働くことに慣れていないと、充分なパフォーマンスを発揮できない可能性があります。その対策として、弊社での勤務を通して組織内での動きを覚えてもらう目的もあります。
もう1つ、クラウドワークスエージェントさんからご紹介いただいた方は Web 業界の経験がない方だったのも懸念点でした。理由はチャットツールやスプレッドシートなどの IT ツールを使った仕事の進め方に慣れていない可能性があったためです。
実際のところ問題なく扱える方でしたが、もし今後ご紹介いただいた方が IT ツールに不慣れだった場合、基本的な使い方から弊社内で身に付けてもらおうと考えています。
魚住さま
全従業員のうち正社員は2〜3割で、残りは業務委託のメンバーで構成されています。そのため、今後もフリーランスの力添えが必要です。
また弊社の定義では、プロデューサーとなりうるのが営業です。その営業をフリーランス活用で増やそうと考えています。
営業は仕事を獲得する上で重要な職種です。これまで営業を業務委託にするのは難しいのではないかと思っていましたが、業務フローを明確にすれば条件に合うフリーランスの営業人材を獲得できるのではないかと感じています。
魚住さま
クラウドワークスエージェントさんの魅力は、ニッチな条件でも良質な人材を見つけ、他社よりも素早く紹介してくれることだと思います。
今後も弊社が希望するフリーランス、直近では Web 業界で働いた経験のある営業人材を紹介していただきたいです。
フリーランスは客先に常駐しても帰属意識の問題が生まれにくい。
フリーランスはただ客先に派遣するのではなく、自社で正社員に近い形で働き業務の習慣付けを行う。