ファッション業界からWEBデザイナーへ華麗なる転身!「お金と責任」を考え、永遠にフリーランスでいたい!

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クラウドテックを利用して活動している、「輝くフリーランス」の実情をご紹介するインタビュー。今回は、WEBデザイナーとしてご活躍なさっている、33歳の佐藤紀さんにお話を伺いました。

得意とするロゴやバナー制作だけではなく、イラストの作成にコーディングなど、多彩なスキルセットが魅力な佐藤さん。フリーランスとして活動をしたい方のために、お仕事を受注するコツや気を付けているポイントなどもお答えいただきました。

佐藤 紀(さとう のり)

大塚テキスタイルデザイン専門学校テキスタイルデザイン科卒業。テキスタイルデザイナーとしてキャリアをスタート。羽陽曲折を経て大手スポーツメーカーでのグラフィックデザイン、芸能事務所でのweb、グッズデザインなど様々な業種を経験し、2010年頃からゲーム業界でUIデザインやイラスト製作に携わる。現在はフリーでwebデザイナーとしても活躍中。

参照:現役フリーランスデザイナーが答える一問一答の記事はこちら

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目次

勤めていたプリントデザインの会社が倒産!今後の需要を考えWEBデザイナーの道へ

─ デザイン関係の勉強は学校で学ばれたのですか?

高校では地元の栃木県にある総合学科に通って、美術と服飾の勉強をしました。その後、都内に出てきて新宿にある専門学校で3年間テキスタイルデザインを学びました。テキスタイルデザインというのは、服の生地のデザインのことです。

─ 就職した会社で、WEBデザインを?

専門学校を卒業後、21歳の時にテキスタイルを専門にしている会社に入社しました。その会社はニット専門だったので、繊維の組織図のデザインなどをやっていました。大きいコレクションブランドのお客さんが多くて、面白い生地・他にないものを求めるお客さんが多かったです。

アタリがついている紙に手描きで描いていたので、この時にはまだPCを使ってのデザインはしていませんでした。仕事をしていくうちに「専門学校で習っていたプリントのテキスタイルをやりたい」と思って1年で退職をしました。

その後、渋谷にあるプリントデザインの企業に転職し、プリントデザインと企画営業を担当しました。今仕事で使用しているPhotoshopとIllustratorはこの職場で覚えたんです。残念ながらその会社は私が入社してから1年で潰れてしまって…。

そこで「生地は韓国や中国が強くなってきているから厳しいかも。」と思い、「興味があることで需要がある仕事をしなきゃ」と決意して、派遣社員としてECサイトの運営会社に行きました。そこではじめて、PCでバナー作成等のデザインをするようになったんです。

こちらの会社で働いているときに、フリーランスとして他の仕事も請けはじめました。ただ、入社して3年くらいで壮大な規模の派遣切りがあって、辞めてしまいました。

30歳を過ぎて、派遣社員からフリーランスとしての活動をスタート!ニーズの変化をくみスマートフォンゲームのUIデザインを手掛けるように

─ 派遣社員とフリーランスのお仕事を両立なさっていたんですね

元々、プリントデザインはイラストを描くのに似た仕事でもあるんです。

転職の間にイラストの仕事をしていて、イラスト協会から出ていた求人に応募し、有名な芸人さんの事務所からデザインのお仕事をフリーで請けるようになりました。当時請けていたお仕事は、WEB・グッズ・ポスターなどのデザインです。

副業のつもりではあったのですが、派遣社員として平日9時~18時まで働いた後に、週3日ほどですが、19時~4時の時間帯で作業をしていました。若いときだったので何とか体力はもっていましたが、正直かなり厳しかったです(笑)。

─ それはハードワークですね…!

結局ECサイトは26歳のときに辞めて、その後も1社を経由して、スマートフォンゲームを手掛けている大手広告代理店にイラストレーターとして入社しました。最初は派遣で入って、途中からフリーランス契約に。

元々絵を描くのが好きで、WEBよりはグラフィックデザインの方が好きだったんです。デザインとしては「ピグ」みたいな可愛いものが好きだったんですが、ピグよりもリアルよりな作品のニーズが高まって。社内でのチームもそっちの方向に移行して、得意なテイストではなくなってしまったんですね。

そんな時にWEBや過去にバナーを手掛けた経験に目をつけていただき、「スマートフォンゲームのUIデザインをやりませんか?」と人事の方から提案を頂いて、ゲームのUIデザインに携わることになりました。

─ 派遣からフリーランス契約に変更ができるって凄いですね

あるゲームの制作チームにいた時に、フリーランスのデザイナーさんが入社してきたんですね。そのデザイナーさんと仲良くなって、お給料を聞いた時に、思いがけない金額でした。

同じ仕事をしているのにおかしい!」って思って、その人が利用していたエージェントに紹介してもらったんです。派遣からフリーランスにうまく移行するようにアドバイスをいただいて、職場はそのまま、エージェント契約をしてフリーランスになりました。

報酬はもうビックリする位あがって、「大手広告代理店さんって優しい!」って思いました。この時は確か、30歳を過ぎた頃だったと思います。そこから本格的にフリーランスとしての活動がスタートしました。

大手広告代理店にいたときは、フリーランスでコアの稼働時間が決まっていて、派遣社員時代と変わらない感じで働いていました。週5で10時~19時働いていたので、「副業がOK」という条件と報酬面が大きく変わったところです。

─ どうして大手広告代理店を辞めてしまったんですか?

大手広告代理店を辞めたきっかけは、大手広告代理店の中のゲームがあんまり売れなくなって規模がだんだん小さくなってきたんですね。新しい事業も始まったりして。

広告がコア事業なので、「これはいつまでもゲームのお仕事があるわけではないな」と思い仕事を変えようと思いました。

ただ、フリーランスという働き方が気に入ったので、「新しいお仕事もフリーランス契約で探そう」と思いました。

常駐と在宅ワークを並行することで、安定した収入の上で副業を両立できるのもフリーランスの魅力

─ フリーランスのどういうところが気に入ったのですか?

「お金」ですね。自分が頑張った分ちゃんと自分にかえってくるのが凄く良かったです。

大手広告代理店の時に「正社員になりませんか」ってお声がけをいただいたこともあったのですが、責任が増えるのと、お金に関しても「簡潔さ」がなくなるなと。

残業しても年俸制なので残業代をきちんと貰っていない。頑張りに反映されない気がしたんです。派遣時代も、残業代稼ぎのためにダラダラ残っている人が居たりして「それは嫌だな」と。

「フリーランスって簡潔でいいな」と魅力を感じました。

─ どのようにお仕事を探したのですか?

クラウドテックに登録する前に、1ヶ月WEBのコーディングを学べる学校に通いました。そこで、HTMLやCSSを学びました。

きっかけとしては、フリーで仕事を取ろうと思った時に、コーダーさんと一緒に仕事をしないと成り立たなかったので、「独りでもできるようになろう」と思い、コーディングを学びたいと思いました。

常駐の仕事は経済的に安定するけど、週5日で常駐していると他の仕事と両立できない。週3~4日の勤務で案件があるエージェントを探したくて、ネットで検索をして「クラウドテック」を見つけました。

興味を持って、対面面接をして、そこで今勤務しているゲーム会社をご紹介頂きました。紹介していただいたのは、2016年夏頃でしょうか。

目黒にあるゲーム制作会社でゲームUIの経験に目を付けていただきました。ゲームのUIだけではなく、イベントロゴデザインやアニメーション、UIよりは運用に近いデザインの仕事が中心です。

並行して、常駐の仕事とは別でゲームのロゴデザインやイラスト関係、そしてWEBデザインを手掛けています。週4でコアの出勤時間が決まっているので、出勤日以外に個人で仕事を請け負っています。

─ お忙しいですね…ご家族の理解はありますか?

33歳になった2016年11月。3年間付き合った4つ年下の主人と結婚しました。

趣味のつながりで、28歳くらいの時に会ったんですが、その頃はまだ大学にちょっと長くいた人なので学生だったんです。それから凄く頑張って広告代理店の社員になって。とにかく忙しい人なんですね。

出会った時、私はすでにフリーランスでしたが、週5で会社に通っていました。それが、常駐が週4日になってすごい嫉妬されました。(笑)

私は平日は金曜日が休みなのですが、旦那さんが起きて私が寝ていると「えっなんで寝てるの?今日金曜か~」って。毎週少し気の毒に思います。

家で仕事していても理解してくれますけど…あっ、そもそも主人の帰宅が遅いので仕事している所はあんまり見られていないかもしれません。

その分、土日にゆっくりと2人の時間を取るように心がけています。

本当は常駐は週3日にしたい気持ちもありますが、これ以上減らすと旦那が嫉妬で気がくるってしまうかもしれない。(笑)

なので、今はこのバランスが良いかなと思っています。

フリーランスとして輝くためには、「与えられたことだけではなく、自分で提供できる価値はどんどん出していく」ことが大切!

─ フリーランスとしてのキャリアプランはどうお考えですか?

今後のキャリアプランって「考えなきゃなぁ」って思ってはいますが…具体的にはなにも。(笑)

今の働き方が気に入っていて、「永遠に続けばいい」そして、フリーでいただいている仕事を、少しずつ増やしていきたいですね。フリーランスって、出産などのライフイベントなどを考えたときに、柔軟に対応できるのも魅力だと思うので。

デザインに関する色んなところに触れて、得意なところが見えてきたのでそれを活かしたいです。グラフィックデザインが好きだったのと、スマートフォンゲームで得意だと思ったので、ロゴデザインをやっていきたいと考えています。

─ お仕事を受注するコツとか、気を付けているポイントってありますか?

個人として請けている仕事は、バーで飲んでいて偶然あった人と意気投合してお声かけいただくこともあります。辞めた会社の人とも、連絡を取ったり飲みに行ったりすることで繋がることもありますね。

紹介で繋がっていくことが多いので、「ひと付き合い」を大切にすると良いと思います。ひとつひとつの仕事を丁寧に、現場を去る時も適当ではなく、いい感じで去るように。良い印象を残すのは大切だと思います。

特にゲームは業界が狭いんでまた会っちゃうので。(笑)

転職活動をしている時も、面接で昔いた現場の子の会社に行ったことがあったのですが、情報が筒抜けだったりしたので「悪いことは何もできない」と思いましたね。(笑)

狭い業界だからこそ、繋がりは大切にしたいし、大切にするべきだと思います。

それと、仕事では何があろうと「締め切りは絶対に守る」ということを心がけています。スケジュール管理は得意なので、納期は守ります。地道なところがやっぱり次の仕事に繋がっていくと思うんです。

あとは…そうですね、新しい技術が好きです。Photoshopが凄く好きで、新機能とかを調べたりして、現場の作業効率をあげる提案はど今の現場でもしています。

業務フローが固定化されている企業さんが多いのですが、たまにすごく遠回りしている所があるんですよね。たまに鬱陶しく思われることもありますが、キチンとやり切って成功すると結果として感謝されます。与えられたことだけではなく、自分で提供できる価値はどんどん出していく姿勢って大事だと思っています。

─ これからフリーランスを目指す方に、アドバイスをお願いできますか?

まわりでも「フリーランス良いな」っていう人はいるけど、なぜか躊躇する人が多いですよね。失業保険がでないとかマイナスもあるけど、私はフリーランスになって、プラスの方が大きかったです。「勇気をもって一歩を踏み出してみませんか」って言いたいですね。

フットワーク軽く、挑戦を続ける佐藤さん。「繋がり」を大切にし、ひとつひとつの仕事に向き合う姿勢はフリーランス以外の方でも参考にしたいものです。素敵なお話をありがとうございました!

参照:現役フリーランスデザイナーが答える一問一答の記事はこちら

この記事の著者
by あおみ ゆうの
制作集団ことのは代表
ライター/ディレクター
お酒と紅茶とブッフェと編み物と漫画が大好き
クラウドワークス:あおみ ゆうの
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