プログラマー必見!プログラミング言語開発者が残した名言10選

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プログラマーが残した名言10選
あなたはどんなプログラミング言語を使っていますか?どのような言語を使っているにせよ、それぞれの言語に生みの親である「言語開発者」がいます。言語開発者たちは、言語のみならず、さまざまな「名言」を残しています。例えば、日本ではRubyの生みの親であるまつもとゆきひろ氏が有名ですね。

言語開発者が残した名言を知ることにより、あなたが使っている言語がどのような人物によって生み出されたのかが分かり、さらに親しみを持てることでしょう。

この記事では、心に響く名言を知りたいプログラマーの方のために、プログラミング言語開発者の名言を紹介していきます。合わせて、人物の紹介もしていますので、あなたが使っている言語、興味のある言語の名言をチェックしてみましょう。ぜひご一読して、言語に対する親しみを深めましょう。

目次

  • Ruby:まつもとゆきひろ
  • PHP:ラスマス・ラードフ
  • C:デニス・マカリスター・リッチー
  • Lisp:ジョン・マッカーシー
  • JavaScript:ブレンダン・アイク
  • C++:ビャーネ・ストロヴストルップ
  • Perl:ラリー・ウォール
  • Python:グイド・ヴァンロッサム
  • Haskell:サイモン・ペイトン・ジョーンズ
  • Visual Basic:アラン・クーパー

Ruby:まつもとゆきひろ

「これは私の個人的ポリシーなんですけど、いつもフェアでありたいんです。Rubyより優れた言語はたくさんあって、それは素直に認めたいと思っています。私はRubyの作者なので、Rubyが好きなのは確かだけれど、だからといって、アンフェアになるのは嫌だなあといつも思っています。」

Rubyは、プログラミング言語の人気ランキングであるTIOBE Indexにランクインしていて、日本のみならず世界的に人気のある言語です。しかし、Rubyより人気のある、優れた言語があることもまた事実です。Rubyを好きでありつつも、他の言語の優位性も認めている、中立的な立場で言語を評価していることが読み取れます。

どんな人?

まつもとゆきひろ氏は、世界的に使われている言語としては珍しく、日本人の言語開発者です。大阪府生まれ。島根県松江市に在住し、Ruby開発の功績が認められ、同市の名誉市民に選ばれました。よく講演会や勉強会に登場するので、興味のある方はイベントに参加してみましょう。

PHP:ラスマス・ラードフ

「今のPHPを開発したのは私ではなく、百人単位の開発者たちです。私は単に1人目の開発者だっただけです。」

PHPは、登場以降、ウェブサイトに広く普及し、全サイトの26%を占めるといわれるWordPressの開発言語として使用されていることでも有名です。他の言語同様、今のPHPは多数の開発者に支えられています。あくまで自分は始まりに過ぎない、という謙虚な姿勢は好感が持てますね。

どんな人?

ラスマス・ラードフ氏は、グリーンランド出身のカナダ人プログラマー。一時は、米ヤフーの技術者として働いていました。サッカーで膝を痛めて入院した際に、Timex Sinclair(小型コンピューター)に触れたことがきっかけでプログラミングをはじめました。ちょっとしたことがきっかけで、その後の人生を左右することになる、興味深いエピソードですね。

C:デニス・マカリスター・リッチー

「実のところ、すべてを備えていない言語のほうがプログラミングは簡単である。」

Cは、比較的シンプルな言語で、プログラミング入門者が最初に学ぶ言語として長く採用されています。現代のモダンな言語と比べると、決して高機能ではありませんが、そのシンプルさ故に学びやすい言語と言えます。逆に、言語仕様が肥大化してしまったC++は、習得が難しい言語です。オールインワンであることが、常によいとは限らないわけですね。

どんな人?

デニス・マカリスター・リッチー氏は、アメリカの計算機科学者です。C言語のほか、UNIXやMulticsなどのOSを開発したことでも有名。UNIX開発の功績が認められ、チューリング賞を受賞しています。すでに故人ではありますが、彼の偉業は歴史に名を残しています。

LISP:ジョン・マッカーシー

「自分で利用できる限られたコンピューティング環境の中でチューリング・マシンが欲しかったから、Lispを開発したのです。」

LISPは独特の文法を持つ言語で、一般的なC系の言語とは見た目が大きく異なります。関数型が中心で、オブジェクト指向とは考え方の面でも異なっています。この名言は、ないものなら自分で作ってしまえ、というプログラマー魂が表された一言ですね。

どんな人?

ジョン・マッカーシー氏は、アメリカの計算機科学者であり認知科学者です。今話題になっている、人工知能(AI)研究の第一人者でもあります。そのため、LISPも、人工知能研究分野で広く使われるようになりました。現在でも、LISPから派生した、Schemeなどの言語が使われ続けています。

JavaScript:ブレンダン・アイク

「私は年を取るにつれて疑い深くなり、うまくもなりましたが、それでも楽観的になっている場合があります。頭の中でピノキオに出てくるコオロギのように囁くのです。“何かを見落としていてバグをつくっているぞ。”」

プログラミングは難しい作業で、歴史に名を残す偉人であってもミスは避けられません。この名言は、ついつい楽観的になってしまうプログラマーに対しての警句として、常に注意深くプログラミングせよ、と言っているわけですね。

どんな人?

ブレンダン・アイク氏は、黎明期のウェブブラウザであるNetscape Navigatorで、JavaScriptの開発に関わりました。Firefoxの開発元であるMozillaの創設にも関わっており、JavaScript同様、ブラウザと縁が深い人物です。

C++:ビャーネ・ストロヴストルップ

「プログラミング言語は世界のほんのちっぽけな一部分にすぎない。その程度のものだから、あまり真剣に取り過ぎるべきではない。バランス感覚を保つべきで、最も重要なことはユーモアのセンスを保つということである。C++はしゃれとジョークに富んでいる。」

世界的に有名なプログラミング言語の父とは思えない言葉ですね。彼にとっては、C++はユーモアのひとつなのでしょうか?たしかに、プログラミング言語は道具のひとつにすぎないので、あまり入れ込みすぎないほうがよいのかもしれませんね。バランスが重要です。

どんな人?

ビャーネ・ストロヴストルップ氏は、デンマーク生まれのコンピューター科学者です。AT&Tベル研究所に勤めていたこともあり、Cを拡張してC++を生み出しました。彼の執筆した、C++やプログラミングに関する著書は、どれも名著なので、ぜひ読んでみることをおすすめします。

Perl:ラリー・ウォール

「プログラミングとはシンフォニー(交響曲)を作曲するようなものだと思っています。プログラミングとは、同時に、さまざまなレベルで、物事が動かなくてはならないからです。」

プログラミングはある意味、芸術といえるかもしれません。この名言では、プログラミングは作曲のようなものだと言っています。さまざま音(処理)が、協調してハーモニーを奏でたときこそ、よい曲(プログラミング)ができたということなのでしょうか。

どんな人?

ラリー・ウォール氏は、プログラマーであり、言語学者、文筆家でもあります。有名なプログラマー三大美徳「怠慢(Laziness)・短気(Impatience)・傲慢(Hubris)」を提唱したのも彼です。冒頭で紹介した、まつもとゆきひろ氏が尊敬する人物でもあります。

Python:グイド・ヴァンロッサム

「困難のために会社を辞めたことはあっても、プロジェクトを止めたことはない。いつもPythonのプロジェクトは次の会社で続けていた。」

Pythonは、1991年に登場した歴史のある言語で、長きに渡って開発が続けられてきました。優秀なプログラマーは会社を渡り歩くことが多いですが、その際にもPythonの開発はずっと続けていたということですね。Pythonの父としての熱意が感じられます。

どんな人?

グイド・ヴァンロッサム氏は、オランダ人のプログラマー。Googleを経て、Dropboxに勤務しています。Pythonのコミュニティでは、慈悲深き終身独裁者(BDFL)として、Python開発の監督と意思決定を行っています。

Haskell:サイモン・ペイトン・ジョーンズ

「私は自分のプログラムをできるだけ美しいものにしようとはしますが、必ずしも一般的にしようとはしません。私はプログラムを、手にしているタスクを実行できる、可能な限り明快でわかりやすいものにしようと努めます。」

美しいプログラムを書くことはいいことですが、美しいプログラムが必ずしもわかりやすいとは限りません。余計な作り込みをせず、シンプルにコードを保つことで、最小限の機能を持ったわかりやすいプログラムを書きましょう、ということですね。

どんな人?

サイモン・ペイトン・ジョーンズ氏は、「Coders at Work」を始めとするいくつかの書籍に登場します。中でも「言語設計者たちが考えること/Federico Biancuzzi他/オライリージャパン」は、Haskell以外にも、C++、やPython、Javaなどの多くの言語開発者の考えを知ることができるので、必見です。

Visual Basic:アラン・クーパー

「ソフト製品の製作者が自分たちの手をかけた製品を見るときには、悪いところは目に入らない。機能や特徴がいかに豊富かは見える。それがとんでもなく使いにくいとか、使い方を覚えるのにうんざりするほど時間がかかるとか、あるいはそれを毎日の暮らしの中で使わなくてはならない人々を、軽んじてバカにするものだということについては、無視してしまうのだ。」

プログラマーは、自分の作ったプログラムに対して、盲目になりがちです。自分では良い出来だと思っても、ユーザーにとってみれば、ひどく使いにくいものだったりします。自分の製品を客観的に見て、ユーザーの立場に立ったプログラミングが必要だということを伝えたいのでしょう。

どんな人?

アラン・クーパー氏は、自身のことを「エレクトロニック製品開発の過程で忘れ去られた人々の中でのチャンピオン」と語っています。さまざまな経緯があり、あまり表舞台に名を残せなかったことから、こう語っているのでしょう。

まとめ

プログラミング言語開発者たちの名言はいかがでしたか?言語開発者たちが、さまざまな思いを込めて言語を設計したことがお分かりになるかと思います。言語が作られた背景を知ることもまた面白いものですね。ここで紹介した言語以外にも、たくさんの言語があります。興味を持った言語の成り立ちや開発者の人物像を調べてみましょう。それをきっかけに、さらにその言語に興味が持てるようになるかもしれませんよ。

あなたはどの名言がお気に入りですか?

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