フリーランスが納める年金の額と将来もらえる金額はいくらなのか?

課題・悩み

フリーランスが収める年金

引用元:pixtabay

しっかり年金を納めていますか?サラリーマンの方は、給料から天引きされていますので、あまり納めている意識はないかもしれませんね。しかし、フリーランスの方は、年金を自分で納めなければいけません。加入する年金もサラリーマンと同じものではありません。そのため、毎月納める金額も将来もらえる金額もサラリーマンとは違ってきます。また、フリーランスの特権として、年金をお得に納める方法もあります。老後にお金に困ることがないように、いまから年金のことをよく考えておきましょう。

この記事では、

  • フリーランスとして働いているが、将来年金がいくらもらえるのか不安な方
  • これからフリーランスを始める、始めたばかりで、年金について知りたい方
  • フリーランスが納める年金の負担を軽くしたい方

のために、フリーランスが加入する年金や毎月の掛金、将来もらえる金額、任意加入の年金などについてお伝えしていきます。ぜひご一読して、老後の生活を豊かなものにしていきましょう。

フリーランスはサラリーマンと同じ年金には入れない?

サラリーマンの方は、「第2号被保険者」として、「国民年金」と「厚生年金」の両方に加入しています。これは会社が半額を負担して、給料から天引きされています。給与明細を見ると一目瞭然でしょう。

一方、フリーランスの方は、「第1号被保険者」として、「国民年金」に加入することになります。同じ国民年金ですが、第1号被保険者となるため、サラリーマンからフリーランスになるときに切り替えが必要です。役所に行って、自分で手続きを行わなければいけません。

フリーランスが加入しなければいけない年金

上述のとおり、フリーランス(個人事業主)は、国民年金に加入する義務があります。これは義務であり、”加入しない”という選択はできません。国民年金は、「1階部分」に相当する年金で、20歳以上60歳未満の方のすべてが加入するものです。毎月、一定額を年金として納めます。そうすると、65歳から毎月年金を受け取れるというわけです。

それでは、いったい毎月いくら納めなければいけないのでしょうか?

毎月いくら年金を納めなければいけないのか?

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実は、毎月納める金額は、年度によって変わってきます。平成28年度(2016年)の国民年金の月額保険料額は16,260円となっており、前年(平成27年度)と比べると、月額で670円、年額で8,040円の値上げがされています。毎年値上げされるのかというと、そういうわけでもなく、値下げされる年度もあります。これは、物価の上昇率や実質賃金額などが考慮されているためです。

計算のベースとなる金額は年々増額されてきましたが、平成29年度(2017年)には、月額16,900円に固定される予定です。平成29年度以降は、この金額をベースに毎月の保険料額が計算されることになります。そのため、増額のスピードがやや緩やかになっていくでしょう。

それでは、これほどの金額を納めて、いったい将来いくら年金がもらえるのでしょうか?

将来いくら年金がもらえるのか?

2016年現在では、年金を受け取るためには、最低でも25年間(300ヶ月)以上年金を納めている必要があります。最低でも25年以上となっていますが、40年に満たない場合は、年金の支給額が減ってしまいます。つまり、40年間(20歳~60歳まで)年金を納めなければ満額を支給してもらえないということです。

40年間年金を納めた場合の毎月の年金支給額は、約65,000円となっています。25年納めた場合は、約41,000円となり、かなり減額されてしまいます。結局のところ、納めた年数(金額)によって、支給される年金額は変わってくるのです。また、年金納付の免除制度を利用した場合も減額の対象となりますので注意しましょう。

なお、平成29年度(2017年)には、受給資格が25年から10年に短縮される予定になっています。これにより年金を受け取れる方が増えることになります。もしかすると、支給される年金の金額にも影響があるかもしれません。これからの制度の改正にも気を配っておきましょう。

年金をお得に納める方法とは?

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第1号被保険者として国民年金に加入すると、振り込み用紙が年金機構から送られてきます。これは1年分まとめて送られてきますので、1ヶ月分ごとに分けて振り込み用紙が入っています。よく見ると、1ヶ月分のもの以外にも「前納」用の振り込み用紙も入っています。

前納とは、毎月の年金保険料をまとめて前払いすることです。これには、前払いする期間に応じて年金保険料が減額される、というメリットがあります。「6ヶ月分」「1年分」「2年分」と3つの前納期間があり、期間が長いほど減額される金額も増えていきます。最大で15,000円ほど減額されるので、お金に余裕がある方は前納しておいたほうがお得ですよ。

なお、国民年金保険料の支払いは、振り込み用紙で支払う方法の他にも、口座引き落しやクレジットカードでの支払いにすることもできます。

国民年金以外にもフリーランスが加入できる年金がある

強制加入の国民年金以外にも、任意で加入できる年金制度がいくつかあります。将来受け取れる年金額に不安がある方は、”3階部分”として、任意加入の年金に加入しておきましょう。

付加年金制度

毎月の国民年金保険料に400円上乗せして納めることで、将来受け取る年金額を増やせる制度です。どれぐらい増えるかというと、「加入月数 × 200円」だけ年額の支給額が増えます。たとえば、25年(300ヶ月)加入していたとすると、

300ヶ月 × 200円 = 60,000円

が年額として支給されますので、月にして5,000円支給額が増えることになります。つまり、2年間で元が取れる計算になりますので、なかなかお得な制度ですね。なお、申し込みが必要なため、加入する方は早めに申し込んでおきましょう。

国民年金基金制度

国民年金基金は、国民年金に上乗せする年金制度で、フリーランスの方などの第1号被保険者のために創設されました。さまざまなプランが用意されており、支払う年金額も少額から始められるため、加入しやすい制度になっています。また、支払った掛け金は所得控除の対象となりますので、節税にもなってお得です。

確定拠出年金

確定拠出年金(かくていきょしゅつねんきん)は、支払った掛け金を運用することで将来受け取る年金額が変動する、ちょっと変わった制度です。毎月の掛け金を5,000円から68,000円の間(1,000円単位)で任意に設定できます。運用により、大きな利益が期待できる反面、元本割れしてしまうリスクもあります。株や投資信託など投資の知識がある方向けの年金制度といってもいいでしょう。なお、確定拠出年金には2種類あります。フリーランスの方の場合は、個人型になります。

扶養者や配偶者がいる場合には注意が必要

サラリーマン(第2号被保険者)の配偶者や扶養家族は、第3号被保険者となり保険料を負担する必要はありません。しかし、フリーランス(第1号被保険者)の配偶者や扶養家族には、これは適用されません。そのため、配偶者や扶養家族の方も、第1号被保険者となり、年金を納める必要があります。フリーランスの方と同じく、役所にて手続きが必要ですので、忘れずに行っておきましょう。そのままにしておくと、年金が未納になってしまう危険性があります。

まとめ

フリーランスが加入する年金のことがお分かりになりましたか?お財布と相談して、年金をまとめて納められないか考えてみましょう。また、任意で加入する年金についても、老後の生活費や貯金などを考慮して、加入するか考えてみてください。若い方は、あまり老後のイメージが湧かないかもしれません。しかし、平均寿命は伸びる一方なので、長い老後に備えて若いうちから準備しておく必要があります。しっかりと年金を納めていきましょう。あなたは任意の年金に加入しようと思いますか?

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