フリーデザイナーで稼いでいる人の年収アップ術とは?[キャリア別・職業別年収額付き]

フリーデザイナーの年収アップ術
会社組織などに属し、給料制で仕事をしているデザイナーは、営業職や事務職等と同様の会社員であることが多いため、給与額も毎月一定であることがほとんどです。従って、所属する会社によって2倍も3倍も違うというようなことも起きにくいですし、年収額も導きやすいでしょう。しかし、フリーランスのデザイナーであれば状況は全く逆です。人によって能力や仕事の環境が大きく違いますので、年収金額はその方の年齢、職種、経験年数、人脈・顧客の数などによっても千差万別です。

従って、「フリーデザイナー」をひとくくりにして平均所得を考えるのは現実的ではありませんが、ある一定のレベルでまとめて比較することは可能です。筆者自身、フリーランスのデザイナーとして活動しており、仲間のデザイナーたちと年収額について話題にすることもよくあるため、フリーデザイナーとして数年目の駆け出しの方、顧客も増えて安定してきた中堅レベルの方、何十年とフリーで続けている大ベテランの方などで分類してみたいと思います。

ただしここで挙げる金額は、あくまでもおおまかなものです。フリーデザイナーは、個人の能力やセンスの違いによっても稼ぎに大きく差が出る職業ですので、ここに挙げた金額よりも多く稼いでいるフリーデザイナーもたくさんいますし、ワークライフバランスを重んじて仕事量をセーブしている方もいます。その年によって違うこともザラで、景気の影響も大きく受ける職業であることを念頭に置いた上で参考にして頂ければ幸いです。

それでは、それぞれのステージでの収入額や年収について、筆者と、筆者の周辺のフリーランスの方々の実績と経験から分析した上で、さらに高い年収を得るためにどうしたらよいか、職種別にまとめていきたいと思います。

フリーデザイナーの年収と稼ぎ方:Webデザイナーの場合

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Webデザイナーの年収

筆者の周囲で、年収300万円未満〜600万円前後のゾーンに多く存在するのがWebデザイナーです。その方の人脈やツテにもよりますが、経験年数が5年前後未満の若手の場合は300〜400万円、5年以上10年前後で400〜500万円ほどの方が多いです。

10年以上の経験を持つ方になると、年齢やライフステージによってはっきり分かれます。家庭の事情などで自由な時間を増やすため4〜500万円前後で仕事量を押さえている方、バリバリ稼いで1,000万以上いっている方など、考え方や環境によって様々です。

Webデザイナーで稼ぐには

Webデザイナーで高収入を狙うには、デザイン以外のスキルも積極的につけていくことです。企画能力やWebマーケティングの知識、SEO/SEMノウハウ、Googleアナリティクスの分析方法やアクセス解析、phpやRubyなどでのプログラミング能力など、Webデザインに関連するスキルは膨大です。デザイン+αの実力がないと、人より稼ぐことは難しいでしょう。

Webデザイナーで稼いでいる人は、毎日のように生まれる新しい技術やトレンドを常に追い続け、「新しもの好き」であることも多いです。新しいガジェットが発売されたら、それを使ってどんな仕掛けを作ろうかを考えたりと、自分の好奇心とビジネスを結びつけるのが上手に感じます。

また、収入を増やすために多数の仕事をこなすのであれば、慢性的な労働時間の長時間化や徹夜などで健康を害さないように、日頃から体調管理に気を遣って体を鍛えておくことも肝要です。

フリーデザイナーの年収と稼ぎ方:DTP・グラフィックデザイナーの場合

DTP・グラフィックデザイナーの年収

DTP・グラフィックデザイナーで多い収入ゾーンは300万円未満〜500万円前後ですが、若手の場合は300万円に満たないことも少なくありません。フリーランス経験が5〜10年ほどになってクライアントも増え、こなせる業務量も増える中堅クラスで頑張って400〜500万円前後、フリーデザイナー経験10年以上のベテランになってやっとそれ以上を目指せるというのが現実です。

DTP・グラフィックデザイナーで稼ぐには

DTPが行われるようになって写植屋が消えたように、今後もDTPデザインを取り巻く環境は変わっていくでしょう。素人でも簡単に制作物のデザインができるWebサービスやアプリも多数出て来ていますし、DTPデザインだけで高収入を目指すのはなかなかのいばらの道だと言えます。

それでも収入を増やすためのヒントとして挙げられるのが、「仕事を選ぶ」ということです。報酬額と労働時間があまりにも合わない仕事や、明らかに安すぎる仕事は勇気を持って断ることです。また、アプリ等で自動で作るデザインには無い、細やかな配慮のある制作物をつくるのもひとつの方法でしょう。かゆいところに手が届く、人間だからこそできるオリジナリティに富んだ訴求ができると、「多少高くともこの人に依頼したい」と思ってもらえるでしょう。

フリーデザイナーの年収:イラストレーターの場合

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イラストレーターの年収

イラストレーターに多い年収ゾーンは300万円未満〜600万円前後ですが、人気作家になると、1,500万〜2,000万、さらにそれ以上稼ぐ方もいます。フリーデザイナーの中でも、人によって収入の差が非常に激しい職種で、他業種でバイトをするなど仕事を掛け持ちしないと生活出来ない方もいれば、版権収入などがあってとても生活が安定している方まで様々です。

活動を始めて数年ほどの方々は、基本的になんらかの仕事と掛け持ちをしている方が多いです。もちろん、会社員から独立したり、多くのツテから仕事を得られる方はこの限りではありませんし、個人によって生活水準も違いますので一概には言えません。しかし、多くの方の最初のうちの年収は、イラストで得られる報酬のみでの生活は難しいレベルだと考えてください。

筆者の知り合いのイラストレーターで、このような駆け出しの時期に、コンビニでバイトをしながらリアル・ネットを問わずたくさんの営業・創作活動を行い、クライアントを増やして技術を磨いた方がいます。収入も300万円〜500万円ほどに上昇し、中堅程度のイラストレーターとして比較的安定していると聞いています。
さらに上の何千万単位の年収を得ている方々は、自作の有名キャラクターを持っていたり、有名著作物のキャラクターデザインや挿絵を担当することで、LINEスタンプの売り上げや、書籍や絵本などの印税、版権収入を得ています。

イラストレーターで稼ぐには

イラストレーターとして平均以上に稼ぐためには、有名なゲーム作品のイラストレーターになったり、自身でキャラクターを生み出したりして露出を増やし、「名前を売ること」が重要でしょう。元々、単価の低くなりがちな業務ですが、アーティスト自身の実績やキャラクターのネームバリューによっては仕事の単価を大幅に上げることも可能です。
名前を売るには、仕事以外での作品作りも必要です。イラスト共有サイトなどで作品を定期的にアップすることでクライアントの目に留まり、仕事を得ている方も多数存在します。

さらに、絵本を描いたり、オリジナルのキャラクターを生み出してヒットさせることができれば、グッズ化やLINEスタンプ販売、版権収入などで大きな副収入を得ることも可能です。

フリーデザイナーの年収と稼ぎ方:3DCGデザイナーの場合

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3DCGデザイナーの年収

フリーデザイナーの中でも比較的単価が高く、年収も伸びやすいのが3DCGデザイナーです。大体、400万円〜800万円前後の方が多いようですが、こちらもアート要素が強い職種のため、実力のあるフリーデザイナーになると何千万単位の年収を得ている場合もあります。
駆け出しの場合でも、仕事の需要や単価は比較的多いため400万円前後は稼げているようで、中堅程度で600万円前後、それ以上になると7〜800万円稼ぐ方もいます。

年収は他のデザイナー職よりも比較的高いことが多いですが、基本的に制作に長い時間が掛かることが多いため、労働時間を考えると一概に高額とも言えず、注意が必要です。

3DCGデザイナーで稼ぐには

Webデザイナーの項目でも書きましたが、3DCG業界も新技術の生まれるサイクルがとても早い業界ですので、最先端で働く3DCGクリエイターは常に勉強を続け、新しい情報を追い続けています。技術的に成熟していて、そのクリエイターにとって作りやすい方法だったとしても、数年前から存在する技術やプラグインであると「古いね」と一蹴されてしまうこともあります。ソフトの更新や新しいプラグインの追加等の設備投資にはかなりのお金がかかりますが、稼いでいる方は投資も惜しみません。

また3DCGは、ゲームの他にもCMやPVなどの映像作品、パチンコ等の遊技機などに多くの需要がありますので、どの業界で仕事をするかによっても収入が大きく変わります。中でもパチンコ機用の3Dモデル、エフェクトやコンポジットなどの制作は常に需要があり、仕事も多いです。

多くの年収を稼ぐフリーランスのCGクリエイターは、一人でモデリングからマッピング、エフェクト・コンポジット制作、ゲーム内のムービー制作までこなせる方が多いです。

まとめ:フリーデザイナーは様々。職種によって収入を上げるポイントを押さえよう

以上、フリーデザイナーとして高い年収を得るためのヒントを、職種別・ステージ別にいくつか挙げてみましたが、いかがでしたでしょうか?

これからフリーのデザイナーとして活躍したい、年収をできるだけ上げたい、と考えている方の参考になれば幸いです。今のうちから上記の様なポイントを意識して頂き、今後の仕事がしやすくなることを祈っています。

また、先に挙げた様々なフリーデザイナーのおおまかな年収が、多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれです。「自分はもっと少ない」「私はもっと稼いでいる」という方もいらっしゃるでしょう。あなたはどう思うでしょうか?
年収を上げるための方法で、ここに挙げていないことを実践されている方も、ぜひ情報をお待ちしています。

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