ITエンジニアのキャリアプラン構築法!キャリアプランを立てて、自分のスキルアップやキャリアパスに生かそう

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突然ですが質問です!
「あなたはどんなITエンジニアになりたいと思っていますか?」

多くのITエンジニアは日々の業務に忙殺され、自分が思い描く将来像や今の業務のどんな点を掘り下げて自分のスキルアップやキャリアパスに生かしていくか、そんなことを考える余裕がないのが現実だと思います。
しかしながら、怒涛のように押し寄せる業務の波を受け続けることは他人にあなたのエンジニアとしての成長とその方向性を預けていることと同じですよね?

そんな状態を打破するためにはキャリアプランを立てることはとても大切です。この先どんなITエンジニアを目指すのか、そのためには今は何をするべきか、次の段階ではどんな仕事に注力していくべきかを考えて行動することがカギとなります。

この記事ではキャリアプランの組み立て方を紹介いたします。さらに現時点で将来の目標がはっきりしている方に向けて、目標から逆算してキャリアプランを組み立てる方法にも触れています。
この記事を参考にしてあなたのキャリアプランを明確にし、ITエンジニアとしてさらなる飛躍をしていただけると嬉しく思います!

参照:エンジニアのスキルアップ・リスキリングの重要性と取り組み方について解説した記事はこちら

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目次

キャリアプランを策定する上で重要なマイルストーンは年齢です

キャリアプランを考える場合、基本的には時間軸をもとにして考えることになります。例えば、現在25歳の方であれば、27歳までに達成すること・30歳までに達成すること・・・といった形で年齢や経験年数をベースとしてキャリアプランを組み立てていくとわかりやすいでしょう。

しかしながら、何年でどんな成果を出すのか、何歳までにどんな成果を出すのかという考え方はあくまでもあなたの基準であり、今所属している会社内の基準でしかありませんよね。ITエンジニアの活躍の場は日本中にありますから、「市場の基準」を把握する必要があることは言うまでもありません。

では、多くのITエンジニアは何歳くらいでどんなスキルを身につけているのでしょうか。ここではIPA情報処理推進機構の情報処理技術者試験より受験者の平均年齢データを見てみましょう。

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このデータからはおおよそ以下のような内容が読み取れます。

  • 基本情報技術者→ITスキルの基本を身につけている 26歳前後
  • 応用処理技術者→ITスキルを使いこなすことができる 29歳前後
  • 各種スペシャリスト→専門分野で活躍することができる 33歳前後
  • プロジェクトマネージャ→プロジェクトの推進ができる 38歳前後
  • システム監査技術者→システム監査の分野で活躍できる 41歳前後

おおよそこのような傾向にあることがわかり、キャリアプランを策定する上では、このように年齢をマイルストーンとして考えることが有効だと分かりますね。
さらに3〜4年ごとに次のステップの試験に進む方が多いですからこの年数を1ステップとしてキャリアを積み上げていくことを考えると良いでしょう。

参照:IPA情報処理推進機構「情報処理技術者試験統計情報」

時間軸でキャリアプランを積み上げて考える実例:システムエンジニアの場合

上のデータ分析を基に、例えば新卒22歳のシステムエンジニアがキャリアプランを策定する場合には次のような戦略が考えられます。

22歳〜24歳
(3年)
新米エンジニアとして業務を続けながら、自助努力でITエンジニアとしてどこでも通用する汎用的なスキルを身につける
25歳〜28歳
(4年)
システム設計からアルゴリズムまで幅広い知識を身につける
29歳〜32歳
(4年)
業務経験と勉強を続けて、自分の興味や仕事の方向性と相談しながら、データベースやネットワークなど自分の核となる強みを身につける
32歳〜35歳
(4年)
幅広い分野のITスキルと自分の核となるスキルをもとにして、プロジェクト推進に貢献する仕事に精通して、ITエンジニア経験を重ねる
36歳〜38歳
(3年)
システムの枠を超え、お客様の業務分析や問題範囲の策定、さらには担当外や他社のシステムについても助言を求められるようにスキルと人間性を高めていく。

このような戦略を持って進めば、将来的には上級システムエンジニア、コンサルタントと呼ばれるような立場や職種を目指すことができます。

現時点で22歳でなくとも、現年齢と現在携わっている業務からキャリアプランをたてることもできますので、自分のスキルを洗い出してキャリアプランを積み上げてみてください。
フリーランスの場合も基本は企業内エンジニアと同じですが、キャリアプランを立てる手段として年齢や経験年数といった時間軸を意識して営業開拓分野を決めていく方法も考えられます。

キャリアプランを目標から逆算して考える実例:セキュリティエンジニアの場合

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すでに将来の目標がはっきりしているITエンジニアの場合、ゴールから次のように時間軸を逆転させて考えてみましょう。

例:

  • キャリアップランのゴール:セキュリティ分野のスペシャリストエンジニア
  • セキュリティ分野で素晴らしい実績を持つ企業への転職や社内での地位確立
  • 社会で求められているセキュリティ分野への要請を理解する
  • セキュリティ分野ではどんな顧客や企業に貢献できるかを考える(→今の業務や企業でその顧客にアプローチできるか、アプローチするにはどんな立場になる必要があるか)
  • 現時点で自分に足りないスキルを確認する(→自分がこれから身につけるべきスキルを洗い出す)
  • 現時点でセキュリティ分野で活躍できる業務などはないか確認する(→現時点でセキュリティ分野の経験ができるものはどんどん吸収する)

基本的にキャリアプランのゴールに近づくにつれて、ITエンジニアとしてのスキルを活かす場所は、会社内→顧客も含めたステークホルダー→社会というふうに範囲がどんどん広がっていくはずです。

そのため、逆算して考える場合は、

  • 目指す分野の社会的要請
  • 目指す分野の顧客へのアプローチは自社内?転職必要?
  • 現時点ではどんなスキルが自分には足りないのか、足りないものを手に入れるには部署移動?転職?
  • 現在の環境や業務でキャリアプランに活かせるものがあるか、あればどうやって活かせるか

このような順序で考えていけば、エンジニア人生を俯瞰的に見ながらキャリアパスを考えることができるでしょう。

フリーランスの場合はキャリアプランに合わせて営業を開拓していく

フリーランスエンジニアでもキャリアプランの立て方そのものは同じです。
多くの方は経営者としてフリーランスエンジニアとして活躍されているため、目指すフリーランス像が明確だと思われます。そのため理想像から逆算してキャリアパスを作ることが有用かもしれません。

  • フリーランスとして理想像を達成した場合はどんな社会的貢献ができるのかを考える
  • その貢献のためにはどんな分野で仕事を受注し活躍するのかを考える
  • その分野に進出するためにはどんな実績を作る必要かを考える
  • その実績を積むためにはどんな分野に営業をして案件を受注するかを考える

このように仕事の受注内容の方向性が自分が目指す理想像の方向性と合致するように考えていくことが有用なキャリアプラン構築法だと思われます。
つまり経営戦略を練ることがキャリアプラン策定の上では大切になるでしょう。

まとめ:キャリアプランの策定は年齢とゴールを意識しましょう

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ITエンジニアは年齢とともに職種の需要が異なってくることが多く、40歳のエンジニアであれば40歳に適した仕事、30歳には30歳らしい仕事と年齢による需要差が発生することが多いです。これは「このくらいの経験年数ならこのような仕事を任せられるだろう」という社会的なコンセンサスが背景にあります。

そのためキャリアプランを考える際はどの年齢でどんな業務を経験しておくか、その経験を通じて最終的なゴールをどこに設定してどのようなパスでたどり着くのかといったことを考えながらプラン策定していくことがポイントとなります。

ひょっとしたらキャリアプラン実現のためには転職や部署移動、フリーランスでは大きな契約変更も必要になるかもしれませんが、現時点ではまずは自分の方向性を明確にしておくことが大切ですね。
ぜひご自分の興味や得意分野は何でしょう?
ぜひこの記事を生かしてキャリアプランを立てて素晴らしいITエンジニア人生を歩んでください!!

参照:エンジニアのスキルアップ・リスキリングの重要性と取り組み方について解説した記事はこちら

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