ITエンジニアの転職 業界別の特徴と転職を有利に進める戦略

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転職を有利に

ITエンジニアが転職を考えるきっかけや動機にはさまざまなものがあります。給与、人間関係、スキルアップ、キャリアアップ、通勤事情、Uターン転職など多くのものが考えられるでしょう。ただどんな理由であれ、転職する以上は給与を高めたい、せめて現状維持をしたい、スキルアップにつなげたい、キャリアパスに有効なものにしたいといった形でできるだけ好条件の環境に移りたいと願うのは当然です。

この記事ではITエンジニアの転職先となる業界の分類や転職情報を得るための情報源、魅力的なPRのために行うべきことなど転職にまつわるさまざまな情報をお届けします。この記事を読んでいただければ転職に役立つ情報を得られることは間違いありません。ぜひ最後までお読みください。

ITエンジニアの転職先となる業界

さて、ITエンジニアの転職を考える際に知っておくべきことはどんな業界に身を置くことができるか、自分が持っているスキルや経験をどこで役立たせることができるかといったことです。ITエンジニアの需要はあらゆる業界に広がっていますが、おおよそ下のように分類できるでしょう。

  • IT業界
  • 金融業界
  • 物販業界
  • 公共サービス
  • その他サービス業

これらの業界はすべてITを駆使したビジネスを展開していますが、それぞれ特色があることに注意しなければなりません。例えばIT業界に身を置くことは受注するシステムの設計や製造などさまざまな業務をこなすことになります。しかしながら長時間の労働やエンジニアとしてのライバルが多いこと、年齢を重ねていくとキャリアの限界が見えることもあるといった特徴があります。

最先端の技術を追いかけ続けたいという方にはIT業界は向いていますが、同時に要件定義や問題策定といった上流工程、マネージメント業務のスキルアップや経験を積んでいかなければITエンジニアとして行き詰ってしまう可能性も否定できません。

金融業界や公共サービスのIT業は扱うデータが特徴的であり、さらに重要性が非常に高いことが特徴です。またレガシーな環境のマイグレーションといった若干特殊な業務もあります。その他、多くのメーカーや外注を束ねるといったマネージャー的な業務もあるでしょう。

この業界の大きな特徴はシステムが99.9999%以上の稼働率が求められ、とにかく落ちない止まらない設計と長い寿命が期待できるシステムを構築することにあります。そのため最先端の技術も採用されますが、何より堅牢性、可用性、信頼性が求められることになるでしょう。

さらに扱う業務の幅が非常に広いため、基幹システムの他、分析系のシステムなども活用されています。

システム自体が非常に大きい巨大なもののため、ソフトハウスや受託業務を中心としたITエンジニアが転職するとかなり戸惑うかもしれません。システムを設計、製造する業務よりもむしろSIerやメーカーに対する指示や要件定義、問題策定といった上流工程よりの業務がメインになることが考えられます。その他、運用業務もかなりシビアに対応する必要があるでしょう。

物販業界は在庫管理や売上管理、物流支援といったシステムが考えられます。こちらもSIerやメーカーに対する指示、社内調整といった業務が必要とされる可能性が大きいのも特徴です。当然運用業務は発生するため、運用やトラブルシューティングの経験が豊富なITエンジニアの転職先の候補としても考えられます。

上記の分け方の切り口を変えると、転職先の企業の特徴として独立系、ユーザー系に分けられます。独立系は上記のIT業界のような特徴を持つ企業であり、ユーザー系はその他の業界に多く見られます。独立系ではエンジニア然(ぜん)とした社員に囲まれた職場環境ですし、ユーザー系の場合はエンジニアのスキルを持ちながら営業のような仕事もこなせる必要があります。

ではこのようなさまざまな業界への転職に関する情報はどのようにして得れば良いでしょうか。次の節で解説します。

転職先の情報を得るための5つの方法

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転職先の情報を得るための方法としては以下のようなものが挙げられます。

  • 求人サイト
  • エージェント
  • SNS
  • ダイレクトリクルーティング

求人サイトは言うまでもありませんが、エージェントの利用も視野に入ります。エージェントの元には色々な業界が必要とするさまざまな職種のITエンジニアの求人情報が集まります。エージェントはITエンジニアのスキルや経験をもとに勧められる企業を紹介するという特徴があります。もちろん転職の成功報酬などを支払う必要がありますが、情報料と考えれば良いのではないでしょうか。

SNSの場合は、LinkedinといったSNSやエンジニアの交流会、ブログなどを通じてインターネット上やオフラインの会合で求人情報や転職のきっかけを得る方法です。このような手法はSNSなどを通じて他のエンジニアに有用な情報を発信していることや一緒に働きたいと思わせるだけのエンジニアスキル、コミュニケーションスキルが重要になります。普段から転職やキャリアアップを狙う、他のエンジニアとの交流が活発である、情報発信が楽しく感じられるといったITエンジニアに向いている転職の方法です。

ダイレクトリクルーティングはITエンジニアのデータベースに自ら登録し、経営者や人事役員、IT部門長などに自分を見つけてもらう方法です。そのためとがったプロフィールや経験、魅力的なPRを意識する必要があります。

これらの方法に共通していることはエンジニアとしてのITスキルの高さやコミュニケーション能力が転職情報の得やすさ、好条件の転職先の見つけやすさに結びついていることです。一定水準以上のスキルや自信を持っているのであれば、SNSやダイレクトリクルーティングにチャレンジする余地は十分にあると考えられます。

もし自信がないとしても自分では気付いていないだけであなたのスキルや経験は貴重なものである可能性は十分にあります。次の節ではそんな経験やスキルを持っていることを確認できるスキルの棚卸しや魅力的なPRの方法について解説します。

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自らを棚卸しして、魅力的なPRを作るポイント

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自分を売り込むことに抵抗を持ってはいけません。むしろ売り込みや棚卸しを行わず、あなたの経験やスキルが埋もれてしまってはあなたを必要とする企業にも損失です。これは積極的に行いましょう

スキルの棚卸しとしては、これまで携わったシステム、規模(PJ人数や予算、工数)、役割(マネージャ、プログラマ、設計担当など)、顧客の属性(業種、規模など)といった情報をすべて書き出します。そうすると頭の中だけで漠然と思い描いていた自分のスキルや経験が明確になります。ひょっとしたら自分はプログラマタイプだと思っていても単体テストを通じた品質管理や内部設計に関する助言ができるといったスキルを持ち合わせている可能性があります。もちろんそれらの業務をこなすだけの経験やスキルが身についている可能性もありますから、棚卸しは徹底的に行いましょう。

魅力的なPRは自分の強みや専門性を明確にすることです。これを考える際、特定の言語や技術といったものを考えがちですが、コーディングが早い、バグ出しに自信がある、納期に遅れたことがない、赤字を出したことがないなどのスキルや技術に依存しない特徴が出てくるはずです。これらも十分な強みとなります。

一番良くないのは「なんでもできます」「言われたことは勉強します」といった姿勢です。これは専門性や強みを明確にした他のエンジニアに負けるでしょう。飲食店に例えるなら、なんでも出す定食屋さんでパスタを頼むよりもイタリアンしか出さないレストランでパスタを食べたくなるのと同じです。

魅力的なPRは強みが明確になっていることが一つの条件です。

関連記事:ITエンジニア採用担当の目を引く志望動機の書き方

これらの情報を駆使して、最適な転職先を探して魅力的な自分をPRしましょう

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好条件な転職をするためのプロセスは以上に挙げたような、自分に合った方法で転職先の情報を得て、魅力的な自己PRで採用を勝ち取ることにあります。ぜひこの記事を参考にして、好条件でITエンジニアとしてのスキルを存分に活かせる転職を実現してくださいね。

さて、あなたの強みは何でしょう?

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